先日、「ウンログ」という、うんちを記録していくアプリを教えてもらったんだけど、このアプリに出てくるテキストライティングのレベルが死ぬほど高くて、めちゃくちゃ勉強になりました。
以前から、テキストライティングこそ最も重要なUIであると考えてたんだけど、ここまで出来のいいアプリには出会ったことがなかった。出来のよいアプリを触ってみるのは、どんな参考書を読むよりも短時間でたくさんのことが学べる。
以前、愛着のわくプロダクトを作るにはという記事を書いたけど、その当時は特にアプリで例になるものがなかった。でも、今なら、迷わずウンログを紹介すると思う。
ウンログってどんなアプリ?
ウンログは自分のうんちの記録をつけていくアプリです。え、うんちの写真とか記録すんの?イヤすぎると思ったかたが間違いなくいると思うけど、ここはよく考えられていて、かわいいうんちのイラストを選んでタップするだけで記録できるように作られている。
うんちの形は、かちかち、ぶりぶり、ほそほそなどから選べて、色も、カレー色、かつおぶし色、チョコレート色などから選択、大きさは、並盛り、大盛り、チョモランマなどを選択する。
この選択画面を選ぶ時に、自動的にかわいいうんちのキャラの形や色が変わるわけです。このネーミングセンスが抜群にいいし、イラストもかわいい!うんちを記録するアプリなのに、かわいいというアンビバレントな体験!
そして、記録した後は、その大きさとか、調子によってポイントがもらえる。このポイントの単位はボトンです。今日は70ボトン!とか。ここでも、ネーミングセンスが光る。
しばらくうんちの記録つけてなかったら、「大丈夫?溜め込んでない?(スライドでうん!)」とか通知が届くんだけど、この時のメッセージも、ウンログが私のこと心配してくれてる!と胸きゅんらしいです。
使ってて楽しいアプリのお手本
実際、前回のうんちから何時間出てないとか、タイムラインでうんちが出た時間を時系列で表示してくれたりと実用的で素晴らしいアプリではあるんですが、この使ってて楽しい、気持ちいい、かわいいという要素がここまで洗練されているアプリは本当に見たことがない。
とにかく、このアプリは全てのテキストライティングにおいてセンスが光りまくっている。うんちの記録をつけた後は、「すっきり〜」というメッセージとともに、すっきりした顔のうんちのイラストが出てくるし、しばらく記録してないでアプリを開くと、「そろそろ出る?」というドヤ顔のうんちのイラストが出てくる。
TapbotというTweetBotとか作っている有名なアプリ制作会社も、使ってて楽しいフィーリングを追求するアプリ制作で有名なんだけど、正直ウンログは今まで見てきたアプリの中でもダントツで衝撃を受けた。
あまりに感動したので、ウンログの公式サイトに飛んだのだけど、公式サイトで書かれているテキストライティングもいちいちセンスが光って面白い。ミッションは「いいうんちを増やす」。ランディングページのキャッチコピーは「いいうんち、いい人生。」です。秀逸すぎる。
今までアプリ作る時は、ビジュアルデザイン、UIデザイン、テキストライティング、と3つのインターフェイスの要素を意識してはいたんだけど、まだまだ修行が足りませんでした。これ作ってる人たちはタダモノじゃないと思う。
ビジネスモデルは腸内フローラ検査との提携とか、ビッグデータを集計しての関連商品レコメンド、健康関連の研究データに活用など、いろいろあるみたいだけど、めちゃくちゃ応援したい。
ウンログのイラストがかわいすぎるのでLineスタンプも購入させていただきました。
ウンログのホームページはこちら。
*参考記事
「リジェクトしないでくれ!」Apple米国本社に乗り込んだ。うんちに人生をかけた男が挑戦するアプリ「ウンログ」
*家計簿と読み上げのアプリ作ってます。自己紹介と過去ログはこちら。