2016年もあと数えるほどで終わってしまうのですが、特に書く事もないので、今年読んで面白かった本を紹介でもしてみようと思います。

一番面白かった本は一発でわかるんですが、記憶力がないので、その他にどんな本を読んだか忘れてしまいました。え、それじゃベスト10なんてできないじゃねえかと思われるかもしれません。でも、大丈夫です。最近は全部Amazonで買ってるので、Amazonの注文リスト見れば問題なし。

ということで、アマゾンの注文履歴をざっと一年分見てみたけど、半分近くの本はつまらなくて途中で読むのをやめてますね。なのでこういう本は当然除外。

最後まで読んだ記憶がある本は、まあそこそこ面白かったのは間違いないけど、これは面白かったよ!っていうほどでもないなあというのが多い。なので、こういう本も除外。

あと、ベスト10にいれるほどでもないけど、意外に面白かったなっていうのもあって、これは意外に面白かった枠として、後から付けたそうと思う。

ということで、メモ帳に並べてみたら、面白かった本が10冊に満たなかった。これだとベスト10ができない。しょうがないからベスト8から始めます。正直、ベスト3あたりからは順番の意味はあるんだけど、それ意外はもう適当です。

8位 ジブリの仲間たち

僕はジブリ関係の本とか、NHKのドキュメンタリーとか、Podcastのジブリ汗まみれとか、鈴木さんの本とか好きなんだけど、この本はジブリのプロデューサー鈴木さんが映画配給の仕組みや、どうやってヒットが生み出されていくかを解説した本です。

おもしろいポイントは、この本で書かれている旧来のヒット映画のからくりや仕掛けのやり方は、今年ヒットした映画、例えばシンゴジラ、君の名は、この世界の片隅でなどには当てはまらないというところ。

昔は映画を流す映画館の数を抑えられるかどうかで、先にヒットの限界値が決まっていたんだけど、最近は売れる映画ならミニシアターでどんどん上映数を増やすから口コミで一気に爆発する余地が多くなったらしい。

でも、逆にいえば、人気のない映画は本当に一瞬で上映期間が終わる。勝ち組と負け組がよりハッキリしているといったところでしょうか。

7位 ショッピングモールから考える

僕は東浩紀の「弱いつながり 検索ワードを探す旅」という本が好きなんですが、この本も読みやすくなおかつ面白かった。

日本でショッピングモールというと、都会ではあまり見ないし、田舎にあるものっていうイメージだけど、いろいろな国のショッピングモールの役割、未来都市に向けた重要性とか、同じものでも全然違う印象を語っている。

最近は、いろいろな国の情景とかが頭に浮かんでくるような本が楽しいと感じることが多いんだけど、この本も他の国に情景が浮かんできて面白い。

6位 国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動

海上自衛隊の特殊部隊を創設した元自衛官の本。どういう性格だと命をかける必要な任務に向いているかどうか、特殊部隊創設時に学んだ各国の部隊の実力など、男と生まれたからには痺れるエピソードがたくさん。

今年から読んでる本で、かわぐちかいじの「空母いぶき」という最高に面白い軍事漫画があるんだけど、それとセットで読むと楽しい。戦場で命をかける人たちは、多かれ少なかれ、みんな命をかける意味を自問自答してるのがよくわかる。

そらそうですよね、死ぬかもしれないことを仕事にしてたり、死ぬ可能性が非常に高い任務を命令される状況にあるなら、何度も考えることだと思う。

5位 プライベートバンカー カネ守りと新富裕層

最近、世間で話題のキュレーションメディアをDeNAに売却した村田マリ氏など、お金持ちになった日本人が税金の安いシンガポールに移住するのも珍しくない昨今、実際にシンガポールに移住した人達の生活が垣間見れるノンフィクション。

この本が凄いのは、フィクション小説ではなく、実在の人物が実名で出てくるというもの。ソシャゲーで一発あてたIT長者の人の話とかも出てくる。

同時並行で税金亡命っていう本も読んで、これもそこそこ面白かったけど、オススメは断然プライベートバンカーのほう。

今までは、お金持ちになったらシンガポールみたいな税金の安い国に移住するのが合理的なんだろうなぐらいのイメージだったけど、実際にお金のために日本を捨てるつらさ、せちがなさが書かれていて、ああ、やっぱ日本に定住できない世界はつらそうだわ。。と読んでて思う。

まあ、これがカナダとかヨーロッパの良さげな国とか、違う国だったらまだ話は違うんだろうけど、そういう国ってタックスヘブンにはならないだろうし。

この本では日本で住むことの素晴らしさを再認識できます。もう、ほんとそれが一番印象的。

4位 タキ井上が教えます! リアルな裏F1

みなさん、ほとんどのF1ドライバーって完全に実力のみで選ばれてはいなくて、F1ドライバー自身が持参金という億単位のお金をチームに払って運転させてもらっているという事実を知っているでしょうか?

え、じゃあ、F1ドライバーはそんなお金をどっから持ってくんの?大富豪なら誰でもなれるの?って思うかもしれないけど、もちろんF1マシンを乗りこなす実力に加えて、何億、何十億というお金をスポンサーから集める能力や時の運などが重要になってくるのです。

この本は、自身も頑張ってスポンサーからお金を集めてF1ドライバーになった、世間一般ではあまり知られていない元日本人F1ドライバー、タキ井上さんの初めての著作。

F1とお金、チーム事情や政治、どういう力学でドライバーが選ばれるのかなど、今まで書かれてこなかった内容がリアルで、めちゃくちゃ面白い。どんなスポーツでも、実力に加えていろいろな要素が必要なんだろうけど、モータースポーツは特に特殊ですわ。

3位 総理

安倍首相と非常に近い記者が書いた、安倍首相についての本。著者は安倍首相に近いどころか、政策や会見で読み上げるスピーチの内容を相談されたりするぐらいの親密さ。正直、一人の記者がここまで政治家と近い関係にあるもんだとは知らなかった。

安倍首相と麻生さんとの関係性やら、人事を決める時の生々しい相談話やら、普段は新聞やテレビでしか見てない公人としての政治家の内面が見える本でありまして、こういうものはなかなか読んだことがないので一種の衝撃を感じるすごい本。

著者は安倍首相よりの立場なので基本的に安倍さんよりの本なんだけど、それでも面白いのは、この本でしか読めない一次情報だらけであり、一国の総理の性格や、重要な政治判断の瞬間が垣間見れる本だからだと思う。

2位 不屈の棋士

AIの発達によって、自分たちのアイデンティティが危機にさらされている緊迫感がひしひしと伝わる将棋棋士へのインタビュー集。AIを使う派閥から、AI否定派の派閥、AIを使ってみて、逆に弱くなってしまうと感じた理屈まで、それぞれの棋士で意見がいろいろあるのが面白い。

数年後読むより、今、リアルタイムで読むことに価値がある本。羽生さんやら、元名人の森内さんやらトップ棋士達のAIに対する考えが読めるし、半端なく頭がよい人たちが職業上の危機にどう考えているかが面白い。

このへんになると、面白かったのでブログでも書いてる。
将棋ソフト不正使用疑惑で揺れてる今、不屈の棋士って本がオススメ

1位 サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福

この本おもしろすぎ。

人類誕生からサイボーグ化する未来まで ユヴァル・ハラリの「サピエンス全史」が最高に面白い


*確定申告のTaxnoteなど作ってます。自己紹介はこちら。エンジニアもゆる募