2012年にiPhoneアプリを開発していて、一番感動したサービスがParse.comだった。
※写真はとても分りやすい、Parseのクレジットカード入力画面。
簡単に言うと、iOSプログラマがアプリのサーバーサイドをお任せできて、分りやすいobj-Cのコードでお手軽にクラウド対応のアプリを開発できるサービス。
アイデアだけならいろんな人が考えつくだろうけど、このサービスは本当に細かい部分までよく出来ている。
サービスのUI、マニュアルのわかりやすさ、ユーザのフィードバックをくみ取るためのサポートメールの書き方、開発者コミュニティとオフラインで交流するなど、サービスを使いながら動向を観察してるだけで様々なことが勉強になった。
例えば、初めての使う人が一直線で迷うことなくセットアップする道筋を作るクイックスタートアップガイド。
見やすく、ポインタのハイライトが出るなど、細かい部分まで使いやすいSDKのマニュアルページ。
初めて使った時に、その導入のわかりやすさ、サイトの出来に、これは相当優秀なUXデザイナーがいるんだな、こりゃ凄いわ。と感動したもんです。実際に形にできるエンジニアも凄いけど。
しばらく使ってると、突然、”やあ、ParseチームのScottです。なにか困った事あったらメールや電話でいつでも相談してくれ!”というような、ナイスなメールも一度来た事がある。
こういうきっかけがあると、ちょっとフィードバックしようかなって思ったりするもんですよね。
Lisgoでも、このParseがあったからこそ簡単にNon-Renewing Subscriptionsの実装が出来たわけだし、お金払いたくなるほど素晴らしいサービスとはこういうのを言うのだなと思ったわけです。
というわけで、iOS開発者として2012年に一番感動したサービスはParse.com、2013年も期待。
※Parse以外にも、海外のスタートアップが作っているサービスってやっぱり競争が激しいだけあって、凄くレベルが高いものが多い。お手本に出来る部分がたくさんある。
*家計簿と読み上げのアプリ作ってます。自己紹介と過去ログはこちら。