こんにちは。僕は自分で作ったアプリを宣伝するために、思いついたらだらだらとブログを書いているんですが、確定申告シーズンが近づいてきたのでTaxnoteの宣伝のためにまた書いてみようと思いました。

と思ったものの、特に書くことのネタがなくなってきたんで、よし、それなら英語圏でのダウンロードを増やしたいなと思い、日本語でバズった記事を英語化して、うまいことあっちで読んでもらえないかためしてみた。

といっても、実は、この試み、以前からちょくちょくやってみたことがあって、その時は、自力で翻訳して、Upworkでネイティブチェックだけやってもらってたんです。

しかし、英語に翻訳するのが面倒だしエネルギー使うし、長文だと少なくとも3時間ぐらいはかかってしまっていた。つまり、その日の開発するエナジーが残らず、その日は翻訳だけする日になってしまうのです。

ということで、実験的にGengoでお金払って翻訳するところからはじめてみた。今回はお金を使うので、ちゃんと費用対効果も検証してみることに。つまり、ダウンロード数がどの程度増えたかとか。ざっくりとだけど。

まず、日本語でバズって、なおかつ英語圏でも読まれそうな内容のこの記事を英語化してみることにした。

個人アプリ開発者だけど電話サポートを半年続けてわかったこと

Google翻訳を試しにつかってみる

最近は進化してるというし、後からネイティブに添削してもらう前のたたき台としてGoogle翻訳使えないかなーと思って試してみた。

結果としては、やはりブログの文章には全然ダメであった。これは操作方法のマニュアル翻訳とか、直訳で意味さえわかればよいという文章ならそこそこ使えるのかもしれないけど、僕のブログみたいな、口語っぽい内容だとてんでダメでした。

Google翻訳したものをたたき台として、そこから自分で英語を修正して、その後にネイティブ添削依頼しようかとも考えたけど、修正するところが多すぎてダメだった。ということで、Google翻訳は諦めた。

そこで、単純に翻訳家にお金を払ってやることに。

とにかく使いやすいGengoで依頼してみた

まず、英語に翻訳する方法ですが、クラウドワークスとかをまず思いついた。というわけで、クラウドワークス使ってみたんだけど、とにかくいろいろな手順が面倒。

まず、クラウドワークスのサイトが死ぬほど使いづらいデザインだし、依頼文を書くのも面倒だし、そのあと応募きた候補者からどの人選べばいいのかも面倒だし、そのあと時間とかギャラの払い方とかやりとりするのも面倒だった。

クラウドワークスの競合にもうひとつ似たようなサイトがあるけど、あれも死ぬほど使いづらいサイトだったのであまり体験は変わらないと思う。

そこで、まだ使いかってがましな英語圏最大大手のUpworkで調べてみたんだけど、やっぱりやりとりが面倒だと思ってやめた。もう、交渉とか面倒だから、これからのサービスはこのへんがどんどん自動化してほしい。

そこで、ちょっとぐらいプレミアム払ってもよいから、サクッと機械的に文章出したら勝手に翻訳が出来上がる便利サイト、Gengo.comを使うことに。

ちなみに、Gengoで翻訳する時、スタンダードとビジネスという二つの基準があって、ビジネスを選んだら翻訳単価が高くなる。多分、その分翻訳家の質も高くなるんだろう。しかし、僕は結局、自分で後から英語ネイティブの文章得意な人に添削してもらおうと思っていたので、ここはスタンダードの安い方で依頼した。

Gengoのよいところとして、サイトのUIがシンプルで使いやすい、決済もStripeでこれまた使いやすい、なにより納期が素早いという点があります。そもそも、こちらで翻訳者を選別する必要がなく、文章だけアップしたら勝手にサイトが翻訳家を割り振って、文章が出来上がる。

そこから、「ここはこうしてくれ」とか修正依頼もできるし、「ここの文章はこういう意味ですよ」とか先にメモを書いておくこともできる。

もちろん、気に入った翻訳家の人が見つかったら、その人に依頼するとかいう機能もあるんだけど、それを使うともちろん納期スピードは遅れるという仕組みになっています。

今回の記事は、文字数として3,400字ぐらい。Gengoの日英翻訳、スタンダードで依頼すると$123.52 でした。日本円で1万4,000円ぐらい。やっぱり翻訳依頼すると高くつく。これにネイティブ添削がこの後1000円はかかるから、1万5千円はかかってしまうということに。

これは、はたして広告効果としてペイするのだろうかと、厳しいんちゃういますかと思いつつも、これは実験だからと自分を納得させてお金を払うことに。

さて、出来上がった翻訳文は、さすがにGoogle翻訳よりはるかによいものでした。もちろん、プロの人がやってるので、英語表現も僕が自分でやるよりいいんじゃないかなとも思った。意味もちゃんと取れてる。

とはいえ、やはりそこは英語ネイティブの人が書いた文章じゃない雰囲気をかもしだしておりまして、なんかちょっと不自然な表現がちらほらとあるなあと思ってしまい、Upwork経由でいつもお願いしているロンドン在中のネイティブのおばちゃんに添削依頼をすることに。

この方は、仕事も丁寧だし、文章力もあるし、どこをどう直したかも細かくWordでアップしてくれるという最高のプロフェッショナルでして、お値段もリーズナブルにやってくれる。今回は1,000円ぐらいでやってもらったんだけど、やっぱりネイティブに書き直してもらったかいがあったわと思う出来の英語文が送られてきて、大満足でした。

そして、出来上がった文章をアップした記事がこれ。

As a solo developer, I decided to offer phone support, and this is what happened

Hacker Newsにポチッと投稿する

僕はTwitterも日本語でやってるし、英語ユーザのフォロワーなんてほとんどいない。なので、自分で宣伝しても誰も読んでくれないので、毎回Hacker NewsというYコンビネータがやっているあっちのはてブみたいなところに投稿しました。

英語ブログをアップしたら毎回HackerNewsに投稿してるんだけど、みんなが興味持ってくれたら結構バズるHackerNews経由でバズるんですよね。もちろん、見向きもされないケースも多々あるんだけど、以前書いた、「開発を短い時間で集中して毎日やる」という記事を英語化した時はここ経由でたくさん読んでもらえた。

なんか、Redditにもここ経由でリンク貼られてて、さらに拡散してた。面白いのは、なぜかロシア語に勝手に翻訳され、ロシアのサイトでも読まれてた。

あと、Hacker NewsではUpvoteという仕組みがあって、この点数が高いほど記事がみんなの目につく仕組みになってる。はてぶのはてブ数みたいなもん。そして、コメントもたくさんつくんだけど、このコメントの質が結構高い。

ハッカーニュースという名前のサイトだけあって、起業家とかテクノロジーに興味のある人が参加しているので、アプリの話とかしたら、結構興味深い意見とか、いろいろな知見をコメントに書かれてそこがまたレベル高くて面白い。

というわけで、今回の記事は読んでもらえるかな、結構いけんじゃないかな、ここまでお金かけたのはじめてだからまったくバズらなければ大赤字だわと思いながらHackerNewsに投稿しといたわけです。

数時間後にGmail開いたら、なんか「記事読んだよ!面白かったよ!」みたいな英語メールが届いてた。お、まだアップして数時間なのに、これはもしかしていけるんじゃないかと思ったのがこの時です。

というのも、以前の記事で英語圏でバズった時も、なんかいろいろなファンレターというか、質問というか、メールがよく届いんたですよね。「この記事面白かったんだけど、質問していい?俺は今こういう状況なんだけど、アドバイス欲しいんだ。」みたいなメールとか。

ここは日本との文化が大きく違うとこなのかもしれないけど、英語圏でバズるとなぜかメールがよく届く。だから、これはいい感じなんじゃないかと思ってHackerNewsにいくと、うまいことUpvoteがたくさんついててコメントもついてた。

もうちょっと時間たつと、さらにコメントもついてた。その後、HackerNewsのトップになってたよと、iOSTokyoMeetupで知り合ったクリスやマットからメッセージで教えてもらった。

今見ると、563ポイントついて、137コメントついてる。
https://news.ycombinator.com/item?id=15813107

このコメントがいろいろと興味深い内容が多くて、「俺も同じようにテクサポート自分でやった経験あるんだが、めちゃくちゃUXの知見が増えるのは本当だぜ」とか、「俺はキャリアのスタートをAppleのサポートから始めたんだが、今プログラマーとして製品作る時に死ぬほどあの時の経験が役立ってるんだよね。みんなが想像してる以上にユーザは製品の使い方で詰まってるんだよ」とか。

「俺はサポートにこういうツールとこういうツールを使って対応してるんだぜ。参考にしてくれ。」とかそういうのもあって、これまた知らない情報が多くて参考になった。

しかし、結構労力もお金もかけたのでいろんな人にひとまず読まれて本当によかった。日本語にバズった記事を頑張って英語化しても閑古鳥だったことも何回もあるんですよね。例えば、この記事とかはてぶ800ついてたからいけるかなと思って翻訳してもさっぱりだったし。

iPhoneアプリ開発・運用でかかせない、吟味して選んだ便利サービスTOP10

ノウハウ系は英語でたくさん情報があるから競争激しいのかな。かなりオリジナルな内容だったらいけるかも。

さて、肝心のPVのほうは、日本語でバズった時に比べてどれぐらいだったのかも比較してみる。

日本語版のPV数と英語版のPV数

WordPressに標準でPV数を表示するアナリティクスがついているので、それを参考にしてみる。

ざっくりとこんな感じ。

日本語版: 累計 約3万PV (11月4日投稿)
英語版: 累計 約6万PV(11月30日投稿)

で、肝心のアプリの宣伝になっているかというと、一応Wordpressには貼っているリンクをクリックした数値も出るのでそれを参考。日本語版は記事がいっぱいあるので、誤差がなさそうな英語版だけ。

こんな感じでした。

Taxnoteのページが、30日間で4600クリック。
Voicepaperのページが30日間で730クリック。
ListTimerのページが30日間で580クリック。

ただ、クリックしただけでアプリをダウンロードしてるとは限らないんですね。英語版の記事が出てPV数が一気に上がったのはせいぜい二日間のみでした。そして、その二日間にアプリのダウンロード数が上がったかというそうでもなかったんですよ、これが。

ここ、今のiTunesの仕組みなら厳密にリンクからどれだけダウンロード数増えたかとか計測できるんだけど、そこまで時間をかけるほどでもないなーと思ってたので、ここはだいたい覚えている数字を適当に書くとこんな感じ。

Taxnote: いつもより50DLぐらい増えてた。
Voicepaper: いつもより20DLぐらい増えてたと思う。
ListTimer: いつもより増えてたかも。

明らかに増えてたのはAndoroid版のDL数でした。ただ、最終的にDL数に繋がったかというと、結構しょっぱい結果ですね。。まあ、広告うったら1DLにつき300円ぐらいかかったりするらしいんで、そう考えると翻訳量と労力考えても元は取れているんだろうか。

でも、SearchAds経由でダウンロードされたユーザと、ブログ読んでとりあえずDLしたユーザなら、本当にアプリ使いたいかっていう温度のレベルが違うから一概に比較できないところがある。

しかし、今回はたまたまかなりバズったのにこんなもんだから、日本語の記事をお金使っていろいろ英語化しても今後は赤字続きになるとは思う。いくらブログ記事がロングテールに読まれるとはいえ、なかなか厳しいですね。広告宣伝としてだけ考えるならば。

英語化してよかった部分

さて、日本語のブログは趣味とか自己満足半分で書いてたり、そこからいろんな知り合いが増えたり、ある意味自己紹介として機能するよさがあります。

*ブログを書いていると、たまに突発的ないいことが起こる

英語でもこれは似たようなことがあって、英語しか読めない人相手に、一応こんなブログもありますよって紹介したらある程度は僕のやってることとか、考え方とかの紹介になったりするのでいいかなと。

あと、ブログ読んでくれた人がメールくれて、その中の一人が、Indiehackersというコミュニティサイトのメンバーかなにかで、このサイトに今回の記事を寄稿してくれないかという内容でした。

もちろんOKしたんだけど、インディー系の開発者の情報共有系サイトらしい。英語でインディデベロッパというのは、日本でいうと個人開発者とか、ようは資金調達してない独立系のプログラマ起業的な意味。

というわけで、今回はエモい内容の記事で英語圏でも上手いことウケたのでよかったけど、僕の今まで書いた記事で今回のように読まれそうなものはもうなかった。今後、またいけそうかなと思ったものがあれば英語化するかもしれないけど、やっぱりお金も時間もかかるので、次またやるのはまだまだ先になりそうです。


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