先日、会計アプリTaxnoteにこんな質問がきました。

Taxnoteとクラウド会計の併用は面倒ですか?
どちらかだけを使うか、併用するかどちらがオススメですか?

これは、個人事業主として確定申告する僕自身も試行錯誤した部分で、同じような疑問を持つ人が多いと思う。なので、自分の経験からこの質問に対する答えを書いてみる。

クラウド会計の利点と面倒な部分

言うまでもなく、freeeやMFクラウドなどのクラウド会計の利点はクレジットカードの明細を自動仕分けしてくれる機能です。

カード払いはクラウド会計で処理して、帳簿入力が素早くできるTaxnoteで現金の帳簿をつけ、後からTaxnoteのデータ出力でクラウド会計に現金部分を取り込むという人は多い。

ただ、僕の場合、事業専用と個人利用のカードを分けてないので、クラウド会計のカード明細には、仕事用の経費として処理する部分と個人用の支出が同時に出てくる。この場合、わざわざWeb上で、これは経費、これは個人用と、手動で修正しないといけないんです。

もちろん、ある程度クラウド会計にパターンを学習させることはできるんだけど、このカスタマイズも面倒だし、新しいタイプの支出が出現するごとに修正しないといけない。

というわけで、カードが個人用・仕事用でわけているか、わけていないかでオススメの方法が変わってきます。

僕の場合はカードのポイントを貯めたいとか、仕事用と個人用で分けるのが面倒だったのもありますが、カード明細を元にした複式簿記の記帳を楽チンにする方法を教えてもらったのが決めてでした。

個人と仕事どちらも同じカードを使うケース

この場合、上記で説明した理由などから、僕としては、Taxnoteで全部付けちゃうのが楽なんじゃないかなと思っています。もちろん、カード払いの支出が完全に固定化されている場合、クラウド会計で自動取り込みしたほうが楽かもしれないので、一概には言えないのですが。

迷ったら、どちらの方法も試してみて楽なほうを選べばよいかと。

カード明細を見ながら複式簿記で記帳する時、カードの引き落とし日の日付をTaxnoteで日付固定し、カードの明細を見ながら一気に記帳していくとかなり楽になります。

例えば、以下の場合。
カードの引き落とし日が12月25日。
電車賃が12月2日に500円。
本の代金が12月5日に1,500円。
ネットの代金が12月15日に5,500円。

この場合の仕分け入力は、日付をすべて引き落とし日に固定して、カードは銀行引き落としなので、支払い方法は普通預金にする。

12月25日 交通費 / 普通預金 500円
12月25日 新聞図書費 / 普通預金 1,500円
12月25日 通信費 / 普通預金 5,500円

日付と支払い方法は固定なので楽チン。月に一回、明細を見ながら一気に記帳してる。

クレジットカードの仕分け方法を調べてた時、事業主借とか発生主義とか、厳密にやると死ぬほど面倒で実質不可能じゃないかと最初思ったんだけど、税務署の人に聞いたら実はこの楽なやり方でも別にいいらしい。詳しくは下記の記事を。

フリーランスの確定申告をぶっちゃける2 – 青色申告の鬼門、クレジットカードの仕分け

個人用と仕事用のカードをわけるケース

この場合、単純に仕事用のカードは完全にクラウド会計に任せてしまい、現金入力の部分だけTaxnoteで入力するのがオススメです。

Taxnoteで入力した仕訳帳はデータ出力機能を使って、確定申告の時期にfreeeやMFクラウドに取り込むとOK。

Taxnoteは最近のアップデートで、補助科目や税区分を入力して、freeeやMFクラウドに取り込むことができるようになりました。科目名を “消耗品@PCパーツ” とすると、PCパーツが補助科目になります。

青色申告(複式簿記)の決算書作成する時

白色申告・青色申告(簡易簿記)の場合、損益計算書や貸借対照表などの決算書作成が必要ないので、Taxnoteの損益表タブを確定申告の紙に書き写すだけなので楽チンでオススメです。

個人的にも青色申告(簡易簿記)が時間対効果が高いので手間と効率考えると一番オススメなのですが、青色申告(複式簿記)で決算書作成となると、会計ソフトを使うのが合理的となってきます。

つまり、確定申告の時期がきたら、Taxnoteで入力したデータをWindowsの弥生会計、Webのやよいの青色申告オンライン、freee、MFクラウドなど、決算書作成ができる会計ソフトに取り込み、決算書作成部分だけ会計ソフトでやってもらうということです。

入力作業を全部Taxnoteでやっている場合、ぶっちゃけどの会計ソフトでもよいのですが、一番安い方法を選べばよいかと。freeeやMFクラウドで一ヶ月だけ使用することができれば一番安いかも。

まあ、僕のオススメは圧倒的に楽チンで決算書作成もいらない、白色と実質手間が一緒の青色申告(簡易簿記)なんですが。

特に、赤字の年とか、売上が400万あっても経費が360万かかって、年間利益が48万(基礎控除38万 + 青色(簡易)の控除10万)にも満たない時などは、控除する利益分が少なく、手間のかかる青色申告(複式簿記)でやってもメリットないです。楽チンな方を選ぼう。

*関連記事
確定申告を楽にする合理的な方法のまとめ
フリーランスの確定申告をぶっちゃける 1 – 青色申告と白色申告、手間も考慮した本当の費用対効果
フリーランスの確定申告をぶっちゃける 2 – 青色申告/複式簿記の鬼門、クレジットカードの仕分け問題
フリーランスの確定申告をぶっちゃける 3 – 青色申告/複式簿記の鬼門、個人用と事業用のクレジットカードが同じ場合
フリーランスの確定申告をぶっちゃける 4 – 青色申告/複式簿記に苦労したところで、白色申告や青色申告/簡易簿記に比べていくらお得になるの?


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