以前からいろいろ試している英語ブログについての悪戦苦闘を書いてみる。うまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともあり、途中経過のまとめみたいな話である。

英語ブログを書きたかった理由

ひとつの理由は、ブログ経由でTaxnoteとかListTimerなど、自分のアプリの宣伝になるかなというのであった。

僕は以前から37Signalsの本を参考にしてるんだけど、自分の試行錯誤をブログで書くのが一番いい宣伝方法だと彼らは言っていて、僕も「ああ、そうだな。そうしよう」と思って日本語で気がむいた時に書き続けていると、それなりにブログ経由で自分が作ったアプリを使ってくれる人が増えたというのがあります。

文章を書くのがそこそこ楽しかったというのもあり、このやり方は自分に向いていた。多分、ブログ書いてなかったら、AppStoreという広大な海原の中で僕のアプリは見事に埋もれていたんじゃないでしょうか。まあ、宣伝しても埋もれちゃったJetDoみたいなアプリもあるけど。

あと、ブログを書いていろいろ交友関係が広がったり、予想もしてなかったよい出来事がたくさん起こるので、英語圏でもなにかそういう事が起こると楽しそうだなというのも大きな理由。

じゃあ、英語でもブログ書くかって単純に思ったんだけど、ネイティブじゃないから英語で書くのは本当に疲れる。。日本語のようにささっと文章ができない。

でも、ブログ書く以外で海外でアプリをうまく宣伝する方法はあまり思いつかないし、どうすれば面倒さを軽減しつつ、効果を最大化できるかなあと試行錯誤してるのが最近。

まず、最初に考えたのが、日本語でバズった記事を順番に英語化していくといいんじゃないかということだった。

日本語で人気でた記事を英語化してみた

ブログで書く記事って、どういうのが人気出るかって本当に予測できないので、予測なんてせずに、適当に書きたい事を書いてあとは運に任せてるんだけど、英語で書くのは骨が折れすぎるのでこれだとちょっとつらい。

というわけで、日本語ですでに書いた記事の中から、ある程度人気が出たやつで、なおかつ英語圏でも受けるかもしれないというのから翻訳してみることにした。

ちなみに、Gengoとかで翻訳依頼すると、そんなに長くない記事でも8000円とかかかっちゃうので、そんなお金はないから自分でまずは英語化してみた。

まずはこの記事。
要望にNOと言う時の伝え方が難しい

これを自分でこつこつ英語化してみて、ネイティブのお友達にそのあと添削してもらったのがこれ。

How do you say No to users without annoying them?

これはたいしてバズりはしなかったけど、刺さる人には刺さったようで、UXのお仕事してる人から「この記事よかったよ!」というメールをもらった。これで気をよくした僕は、また英訳するかと思ったけど、元来面倒なことが嫌いなのでそのあと時間が空く。

その後、いくつか翻訳してみたんだけど、なんというか、一度日本語で書いた記事を英語に翻訳する作業はすごく退屈で辛くてつまらない。やってられない。まだ、適当な英語で一から書き始めたほうが楽な気もする。

ただ、英語人口は日本語人口の10倍以上。もし何かの運で記事がバズったら、10倍以上の効果があるので、そこが魅力的だなというのがモチベーションだったんだけど、やっぱネイティブじゃないからしんどい。英語ネイティブの人が羨ましい。もちろん日本に比べて競争率は高いんだけど。

英語圏でちょっとだけ読まれる

少し前、ちょっとこれは英語にしたら面白いかもというネタがあった。

競合の開発者が動画作ってくれたという、自分でもびっくりした出来ごとである。

これはなかなかない話なので、その時に勢いで英語にオラオラと翻訳してみて、ネイティブの添削もしてもらわず適当にHackerNewsにポストしておいたら、ちょっとだけ読まれた。

My competitor made my app promo video for free

HackewNewsで48pointとか表示されて、コメントが4つ付いた程度なんで、はてぶが8ぐらいついた程度だろうか。しかし、こんなちょこっとHackewNewsでポイントついただけなのに、瞬間的なPVがぐいっと上がってて、まさに日本語ブログで経験したトラフィックの10倍ぐらいであった。

やっぱ読者人口が10倍以上いると、予想通り、ちょこっとバズるだけでこんな結果になるのかと思い、またブログを英訳しようかなというモチベーションが湧いたのだが、やっぱり面倒なので英語ブログはそのまま放置というサイクルに。

英語記事がもうちょいバズった

さて、しばらく期間が空いてから、またちょこちょこ3つぐらい英語で記事書いたり、翻訳したりしてみたけどウンともすんとも読まれなかったので、やる気をなくしていた。しかし、定期的に英語マーケットへの熱が高まる時期があるのか、暇だしちょっと翻訳してみるかとなる時期がくる。

そこで、今まではなんとなく題材を選んでいたけど、このさいだから、日本語ブログで一番読まれた記事を上から順に翻訳していくかと。で、日本語でそこそこ読まれて評判よかった記事がこれ。

開発を短い時間で集中して毎日やる

もう、自分で翻訳するのは面倒だから、AppStoreのローカライズでも使ってるgengoというサービスで見積もりしてみたら平気で100ドル近くいったので、そっとページを閉じた。

しょうがないので、まず自分で英語に翻訳してみて、Upworkでネイティブに添削してもらうことに。日本語から英語への翻訳は100ドルぐらいでも、英語の添削なら10ドルぐらいで済む。

添削頼むのも面倒だなあと思ってたんだけど、以前ネイティブの友達に僕の英語記事を読んでもらったら、「うん、何を言いたいかはわかるけど、小学生が書いた作文みたいだね。ノンネイティブが書いたんだなというのはすぐわかるよ。」と言われたのを思い出したので、添削してもらうことに。

一応、Gingerっていう素晴らしいスペルや文法まで訂正してくれるツールは使うんだけど、そういう小手先の技術ではいかんせん限界があるんですよね。

で、添削してもらったのをぽちっとHackerNewsに投稿しておいたら、これが結構読まれた。そっからRedditにも誰かが投稿して、さらに読まれた。

3年前ぐらいに書いた一つの記事が、はてぶ500ぐらいついて3万viewぐらいだったんだけど、この記事は半日で一気に5万viewぐらいいってた。HackewNewsでちょっとの期間だけ上位に表示された程度なので、日本のはてぶだと60ぐらいのイメージなのかな。やっぱり英語圏は桁が違うんだなと再認識。

なんか論争を呼ぶ内容だったのだろうか。これは俺には無理だ、いや俺はこういうやり方でやってるよとか、いろいろ議論があってなかなか興味深かったのを覚えている。あと、一週間の間に15通ぐらい「これ面白かったよ」とか、「これ質問があるんだけど」というメールが届いた。あんまりそういうことは日本語ではなかったので、文化が違うのかなと。

ちなみに、HackewBitsとかいうオンラインキュレーション雑誌とかにも選別されたり、ロシア語に勝手に翻訳されたりもしてたんだけど、アプリのダウンロードにはほとんど繋がらず、ああ、ちゃんと記事の中で強引にアプリ名を書いておくべきだったなと思ったのは後の祭りです。

他言語に翻訳されたり、どっかのサイトに転載された時、自分のブログで記事の下につけてるような自動リンクはなくなるので。

というわけで、もっと翻訳していこうかなと思ったものの、英訳するのは面倒だし楽しくもないしという根本的な問題が解決されてないので、なんかいい方法ないかなあと考えてみた。

Upwork使って安く英訳できないかな

そこで、Upworkでネイティブじゃなくてもいいので、安くやってくれる人にまず「日本語=>英語」の翻訳をお願いして、その英語を今度はネイティブにまた添削してもらったら、結果的に安くできるのでは?ということを思いついた。

というわけで、まず、日本語の記事を一つピックアップして、Upworkで募集。「そこまでクオリティーは求めないので、ネイティブではない人でも大丈夫です。」と書いておいて、価格重視で募集してみた。

すると、1日程度で、時給6ドルのフィリピンの方から、25ドルのネイティブの方から、いろいろと12人ぐらい応募がどしどしきた。相変わらずUpworkは流れが早くて便利だ。なんだろう、この素晴らしいサービスは。

今回はいかにコストカットできるかの実験だったので、時給6ドルと時給8ドルの人、二人に別々の記事をお願いしてみた。とりあえず一人だけで判断するより、違う人に頼んでみたほうがよいだろうと思ったんだけど、これが大正解でした。

まず、時給6ドルの人は1時間で終わって、ものすごい安くついたんだけど、これがもう機械翻訳かねこの英語はといった具合で、「うーん、これだと、ネイティブに添削してもらおうとしても、元の記事自体が何言ってるか理解できないだろうな。。」という具合でした。これは厳しい。。

次に、時給8ドルの人が頑張って5時間かけて、もう少し長めの記事をやってもらったんだけど、こっちは普通にちゃんと読めた。確かプロフィール欄では、私は英語はネイティブですと書いてたので、たぶんは英語はペラペラな人なんだと思う。

でも、やっぱり、日本語に引っ張られているというか、一部何を言っているのかわからないようになっているというか、これをネイティブにさらに添削してもらっても、あまり関係ないだろうな、、という悩む結果に。

僕も以前は翻訳業界にいたこともあったんだけど、翻訳は本当に難しい。。これはネイティブだとかそういう問題ではなく、一つの言語からもう一つの言語に、引っ張られずに自然な文章にするという特殊能力で、なおかつ元の文章の意図や背景知識も理解しておかないといけないから、お手軽にできるものではないのかと思いました。

うーん、お金もかかるし、お金かけたからといって、いい具合のものができるとは限らないし、自分でやるのをネイティブに添削してもらうのが結局落としどころなのかな。でも、英訳するのは疲れるし、もう無理だな。諦めが肝心だわ、別に無理して英語ブログを書かなくても日本語でいいや。となりました。またモチベーションが到来するのを待つとします。

ちなみに、iAWriterってのが書いてて気持ちよくて、オススメです。


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