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競合の開発者が動画作ってくれた

この世の中にはイケメンがいるもんです。

先日、Lisgoの競合であるReedeoというアプリの開発者から一通のメールが届きました。

:Reedeoにタオル投入

兄弟でLisgoと似たコンセプトのアプリを作る会社を作ったんだけど、残念ながら人気が出なかった。

Lisgoを使ってみたけど、すごくよくできてる。

Reedeoの紹介ビデオをすこし編集したらLisgo用として有益かもしれない。

もし興味があればLisgo用に作り直すから教えてくれ。

グッドラック

David

ちなみに、Reedeoの紹介ビデオはこちら。後で読むサービスであるPocketを耳で聞くアプリというコンセプトを上手く伝えていて、ユーザの問題を提示してから解決方法を示している。

正直このアプリの事は初めてしったんだけど、メールを読んだ時は、「マジか、なんて太っ腹な人なんだ。確かにコンセプトは一緒だけど動画編集は面倒な作業なのに。」とびっくりした。

もちろん、感謝の気持ちを伝えて、可能ならぜひお願いしますという旨の返信を送信した。

Lisgoを作った後にこういうビデオを作りたかったけど、面倒だから結局作らなかったのを思い出しました。

そうしたら、しばらく立って、

やあ、出来たよ。気に入ってくれたらいいね。これがリンクで、こっちが元ファイルのダウンロードリンクだよ。

Best of Luck with Lisgo

という返信メールが届いた。

これがLisgo用に作ってもらった動画。

写真とかを変えるだけとか説明してたんだけど、動画を見てみるとかなりカスタマイズされている。。。

ナレーションも新しく喋ってくれてるし、Lisgo特有の機能である読み上げ箇所のハイライト、自動で次の記事に進むとかもわざわざ説明してくれているではないですか。

ここまでのものをわざわざ作ってくれるとは感動しました。

という事で、これに答えるにはランディングページもリニューアルせねばならんと思い、ビデオが映えるように僕も作り直して感謝のメールを送りました。Voicepaperを流用したから結構楽にはできたんだけど。

これが昔のランディングページ。

スクリーンショット 2013-12-16 18.25.23

こっちが新しいランディングページ。http://lisgo.org/
(Lisgoは日本語含め10カ国語の音声にも対応してます)

スクリーンショット 2013-12-17 21.00.05

競合同士ってどうしても、潰すぞオラ、こっちが先に新機能出すぞコラ、みたいになるもんだと思うんですが、開発終了後とはいえここまでGiveの精神の人と出会い、イケメンとはなにかを教えて頂きました。


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iOSの自動継続課金での注意事項

Marco.orgで非常に興味深い記事が書かれていたので紹介してみる。これは自動継続課金をiOSアプリで検討している開発者は必見の記事だと思う。

Why I Don’t Recommend Auto-Renewable Subscriptions, Even If Apple Lets Your App Use Them

結論からいうと、Appleの自動継続課金システムの問題でユーザを混乱させてしまう状況が発生するから、許可されたとしてもマニュアルの継続課金を使ったほうがよいという内容。

このMarcoさんの記事によると、最近はサービス系のアプリにも少しずつAppleが自動継続課金を許可し始めている動きがあると書いている。

※SaaS系のアプリは自動継続課金を使おうとすると大抵リジェクトされる。

僕としては、自動継続課金がSaaS系でも使えるようになったら嬉しい事ですよねと思ってたんだけど、この記事では、問題がたくさん発生するからやめた方がいいというスタンスです。

説得力あって興味深い情報だと思うのでポイントを紹介したい。原文はもっと詳しいので、興味があれば原文を。

前提知識として、MarcoさんのInstapaperではマニュアルの継続課金、ニューススタンドの雑誌系アプリThe Magazineでは自動継続課金が使われてます。

解約ボタンをアプリ側で作れない

開発者が自動継続課金を解約する機能をアプリ内で作れない。ユーザはiOSの設定画面の分かりにくい部分にあるところまで行ってキャンセルしないといけない。

簡単に解約できない事から、混乱したユーザから怒りの星1レビューやサポートメールに苦労することになる。

購入時のUX問題

ユーザが自動継続課金を購入した時、”share your information with the publisher”のメッセージが出てきて、サービス系のアプリで購入するユーザを混乱させる。

これは雑誌系アプリ用に作られたからの仕様なんですが、サービス系のアプリで情報を取得したくなくてもこのポップが出る事を避けられないんですよね。。

アプリ内課金系の細かなUXは、ダイアログが少しでも変だとユーザが不安になるので凄く気を使うのだが、ここはサポートメールで質問いっぱいきそう。

また、ユーザが購入をリストアする時、リストアボタンを押さずに購入ボタンを押すと「もうすでに購入してます」メッセージが出る。

しかし、それがアプリ側ではエラー通知となり、すでに購入済みかエラーかの確認ができない。

(ここはかなりクリティカルだと思ったけど、僕は実際にテストしてないので詳しくは分からない。)

自動継続課金がいつ終わるか分からない

ユーザが自動継続設定でオフにした場合、それを知らせるAPIがない。購読は現在の期間中は続くけど、実際に終了するまでいつ終わるかが分からず、マニュアルで終わらせる事もできない。

無料ボーナスとかはできない

レビューアなどにプロモコード渡すように、課金部分を無料で提供できない。なにかバグがあった時に、お詫びにユーザに無料で数ヶ月分使ってもらうなどができない。

これはアプリ内課金でもそうなので、いつも困りますね。マニュアルの継続課金を使うと自由に開発者側が操作できるので本当に便利です。

自動継続課金のメリット

自動継続を忘れたユーザからお金が入り続ける。しかし、ユーザとの長期的な関係を考えるとよろしいモデルではない。むしろ、解約がシンプルにできないで混乱させる事のデメリットが大きい。

ちなみに、ずっと使ってないのに月額課金を払い続けるユーザにはサービス側が警告して解約させようという意見もあります。

というのも、たまたま忘れててお金を自動で払い続けてしまった場合、サービス側に落ち度がなくユーザの責任だったとしても、「くそう忘れてた!解約だ!」となり、サービス側への印象が悪くなってる事が多々あると思う。

逆に、サービス側が親切に知らせてくれてた場合、ユーザから感謝されて、印象はよくなるという話です。

これは利益が下がる可能性が多いにあるため、勇気ある決断が必要ですが、ユーザ目線でいいと思った。

詳しくはこの記事。
Do the Right Thing (and fight the Zombies)

あとは、Webでの継続課金にはPaypalではなくStripeを使えと書いているけど、Stripeってまだ日本では使えないと聞いた。はやく使えるようになってほしい。。

さて、ここまでがブログ記事の紹介で、最後に自分が最近思っている事を書いてみる。

モバイル・タブレット時代のSaaS系課金問題

最近Uberとかイーコマース系のアプリで、アプリ内でクレジットカードを登録して、そこを介して購入するというアプリが増えている。

でも、これは物質的なものを提供している性質だからOKのようです。デジタルやSaaS系のようなタイプだと、Appleのアプリ内課金を使わないとリジェクトされるのがルールだと僕は認識している。

このへんの解釈が変化している可能性もあるので、詳しい人がいれば指摘してもらいたい。

で、これからはPCからモバイルやタブレットにどんどん移行していくので、従来のSaaS系のWebアプリを提供している人達にとって、iOSの課金システムの不便さは大きな問題なんですね。

PCで完結するならStripeとかPaypalとかクレジットカードを使えばいいけど、そもそもPCは使わずにアプリのみで入ってくる人がどんどん増えている。

この時、iOSアプリで継続課金の仕組みを導入しようとすると今回のMarcoさんのブログで書かれているような不便があり、ここはiOS7でも特に変更はされなかった。

Appleのビジネスモデルはデバイスからの収益が大きい。アプリ側の料金は低くてシンプルなほうが都合がよく、アップデート課金やSaaS系アプリへの課金システムに力をいれる動機が低いのが問題を複雑にしているなと思う。

圧倒的ユーザがAndroidに移行したら誰も気にしなくなるかもしれないけど、僕はiOSが好きなのでいい方向にいかないかなと。

参考

SaaS系サービスがiPhoneアプリで月額課金を実装する時に直面する、アップルのマニュアルに書いてないルール

上記は2013年1月の記事ですが、申し訳ないことに、この当時の内容が今でも同じかは分からないです。というのも、Marcoさんの記事にもあるように、継続課金系のルールはドキュメントに明記されてない部分も多く、曖昧で流動的だからです。

Instapaper作者が立ち上げたメディア、The Magazineというニューススタンドアプリの収益が公開された


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ソフトウェアが世界を変えている

BALAJI SRINIVASANのSoftware Is Reorganizing the Worldという記事が面白すぎた。

ソフトウェアやクラウドの普及により、コミュニティ、国のありかた、人々の移動、移民、新しいサービスや生活スタイルが、現在進行形でどのように変わっているかという内容。

もう、最近読んだ記事のなかでピカイチの面白さ。素晴らしい。新規事業のアイデアを考えている人にもオススメ。

全部紹介していたら長過ぎて疲れてしまうので、クラウドとスマートフォンの普及により、物理的なサービスがどうデジタル化されていっているかの話に絞ってみる。

ソフトウェアが世界を飲み込む

Software is eathing the worldという話は、ネットスケープを作ったマークアンドリーセンが話して、とても話題になった言葉。今回のBalajiさんの話は、このアイデアを掘り下げつつ、実際に起こっている事例の紹介やリンクがたくさん紹介されてる。

僕が最初にこのアイデアを聞いた時は、そうか、確かにいろんな事がソフトウェアでデジタル化されてるもんな。会計とか財務処理とか、昔は紙や人力でやってたものがどんどんデジタルサービス化されていくのか。と単純なイメージを持っていた。

なので、「でも、物理的にデジタル化できないものはそうはいかないよな。。」と最初は思ったのです。

しかし、最近は、自分の家を他人の宿泊場所として貸し出すAirbnb、タクシーを楽チンに呼べるUberなど、物理的な商品だと思われていたものにどんどんソフトウェアによるサービスが進出している。

こういう事例を見ていると、「あれ、待てよ。ソフトウェアが世界を支配するとはこういう事なのか。あれれ。」と考え直した。

この時、確かにソフトウェアが物理的なものやサービスにどんどん進出して、モバイルの普及と共にイノベーションが起きているというのはなんとなく理解できたんだけど、物理的なものとデジタル化できるもの、この二つの組み合わせがはっきりと分かっていなかった。

でも、今回のBalajiさんの記事でスッキリしました。

物理的な商品がデジタル化できない時、インターフェイスがデジタル化する

テクノロジーの未来はロケーションベースのアプリではなく、地理的状況を重要ではなくすることらしい。

しかし、すべてがモバイルになり、ポータブルになる事はできない。移動、インフラ、食事、衣服などはどうなんだろうという疑問に対して、「インターフェイスがデジタル化する」という分かりやすい説明をしている。

例えば、アメリカでは車を所有する割合が減っていて、タクシー配送サービスのUberや、相乗りサービスのLyft以外にも、車のシェアサービスがどんどん増えているようです。

車をオンデマンドでレンタルできるサービスがどんどん増えていっている事によって、物理的なものを所有することから、オンデマンドな世界にどんどん世界が移り変わっている。

この記事の面白いところは、物理的な商品やサービスが、どんどんデジタル化されたり、オンデマンド化されてる事例がたくさん乗っているところ。

Food as a Serviceとかファッションをレンタルするサービス、自転車のシェアの移動系など様々なサービスのインターフェイスがデジタル化されてる。

財布のインターフェイスもデジタル化されてきてる。

ドアの鍵も。

新しいアイデアは無数にありそう

クラウドとスマートフォンの普及により、様々な物理サービスのインターフェイスをデジタル化するトレンドが世界的に起こっているようだ。

物理的な所有をなくし、シェアするというアイデア自体は以前からあったと思うけど、その体験をスマートフォンやクラウドを使ってデジタル化する事のメリットは凄く大きい。

日本でも、いろいろなサービスのインターフェイスをデジタル化すると利便性が高まるものがたくさんあると思う。特に、東京という世界でも人口が密集していて、なおかつインターネットの速度が高速な都市でこそ可能なアイデアとか。

プログラミングしてると、すべてテクノロジーだけで解決できるアイデアを考えて、無意識に物理的な要素が侵入してくるサービスを却下しちゃいがちなんだけど、これはいかんなと思いました。

まあ、リアルな部分が絡んでくると、デジタルだけの時に比べて初期コストもかかるしスケールも簡単ではないのだけど、デジタルオンリーの分野はあらかたやりつくされていて競争も激しく、物理的な部分を組み合わせた分野のほうが開拓地が広がってそうです。

逆にいうと、今までデジタル化とは関係ないと思っていた分野でも、デジタル化に適応できないサービスは衰退してしまう可能性が。

インターネットの普及はほんの始まりにすぎず、スマートフォンとクラウドが普及してきた今からが、ソフトウェア革命の本番なのかもしれません。

関連記事

M・アンドリーセン氏が考える2012年–「ソフトウェアが世界を飲み込む」

Yコンビネーター主催のイベントに参加してから、「たたかう」と「にげる」について考えるようになったという話 (Balajiの講演”Silicon Valley’s Ultimate Exit”が訳されてる面白い記事)


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KindleのVoiceOverでながら聞き

KindleのVoiceOverが今年の5月にiOSアプリで使用できるようになった。これは僕のiPhoneでのながら聞き読書生活に衝撃を与える出来事で、素晴らしいアップデートだった。

そして、iOS7から、iOSのVoiceOver設定で高品質版というものが使えるようになり、これで音質がよくなった。だいぶ前から開発者だから知ってたけど、iOS7が正式リリースするまで守秘義務で言えなかったのです。

もう使いまくっているんだけど、KindleのVoiceOverの素晴らしさについて書きたい。

家事作業の時間が退屈で死ぬ、ジョギングも続かん

まず、なんで、ながら聞きに興味をもったかというとこれ。

一人暮らししてるんだけど、毎日、食器洗い、洗濯物を干す、洗濯物をたたむ、掃除機をかける、など、退屈なルーチンワークがエンドレスにやってくる。

さらに、毎日のジョギングや筋トレも同じように退屈である。どこかへの移動中も退屈だ。

この時、同じ音楽を聞いてもすぐ飽きるし、Podcastやラジオも面白いのは限られてるしタマがたりない。大きな問題だった。

しかし、ソファーに座った時は、インターネットしたり、いろいろやりたい事とバッティングするので、結構、本を読むだけの時間はちゃんと作らないと厳しい。

というわけで、退屈な家事作業やジョギングや筋トレを退屈だと思わないようにしたいなと思ってVoicepaperというアプリを作った。

簡単に説明すると、中古で買った本を自炊して、OCRでテキスト化して、それをVoicepaperで、家事作業したり、運動したり、歩いている時に聞いていたのです。

自炊作業がくそめんどい

しかし、大きな問題がありまして、それは当然ながら、本を自炊して、そっからテキスト化するのがくそめんどいということ。

さらに、Amazonで中古本を買って読んだら売るということができないため、ばかすか本を買ってたら結構お金かかってしまう。

LisgoでWeb記事聞いても、たいして面白い記事は多くないからすぐ終わっちゃう。TweetMashつくって、かなり面白いWeb記事をほいほい見つける事ができるようになったけど、それでも限界はある。

そもそも、やっぱりWeb記事と面白い本を比べると、本の内容のほうが聞いてて面白いし、すぐに終わったりしない。

でも、自炊作業がめんどい。

そこで、KindleのVoiceoverです。すでに電子書籍化してるし、Kindle版だと値段も若干安い。

たまに対応してないのもあるので、Kindleの無料サンプル版をiPhoneに送信して試すのがおすすめ。

Kindleの本がながら聞きできて、目でも読める

重要なのは、目で読みたい時は目で読めて、ルーチンワークしてて退屈だけど、目で読めないって時は耳でながら聞きできるということです。

これが、Kindleのボイスオーバーならできる!

さらに、Kindleの電子書籍本は世界でも一番タマがそろっていると思うし、英語の本だとほとんど読みたい新刊が全部Kindle化されて発売されてる!

やり方の説明としては、まず、iOSのアクセシビリティの設定に行き、ボイスオーバーのショートカットをトリプルタップにするのがおすすめ。

そして、Kindleを開いてボイスオーバーを使いたい時に、トリプルタップで切り替えて、そこから、二本指で上に画面をスワイプすると、ずっと止まらずに全ての文字を読み上げ続けてくれる。ページも自動で変わる。

二本指で画面をタップすると、一時停止、再生ができる。

さて、ここで大問題なのが、ボイスオーバーはiOSのオーディオプレイヤーを使っているわけじゃないので、ヘッドフォンでコントロールできないということ。

Voicepaperだと長押しで早送りできたり、イヤフォンで操作できたりできるんだが、できない。。

まあ、しょうがない。この不便さも、Kindleの書籍がさくっと買えて、すぐに読み始められる利便性があるので我慢して使っている。

ちなみに、AccSellの中根さんに教えてもらったんだけど、カバーケースをiPhoneの画面をふたする形式のものを使うと、ポケットにいれながらボイスオーバー再生し続けると聞いて、さっそくそういう形式の買ったらいい感じになりました!

日本語のデモ動画はこちら。

音質は慣れた

肝心のテキストスピーチの音質に関してなんだけど、最初聞いた時は、「いやあ、これはダメっすわ。僕は使わないっすわ。」と思ってた。

ところが、毎日のルーチンワーク時に退屈すぎるのと、その時に面白い本が聞けたら逆に楽しくなるので、続けていると、慣れてくるんですね。これが。

まあ、これはLisgoやVoicepaperの時の音質も、最初はダメだなこれと思ってたけど、しばらくすると全然慣れていったのに似てる。

方言みたいなもんで、聞きづらかったものが、ずっと聞いていると慣れてくる感じ。

ちなみに、iOS7の設定で高音質版を使うと品質がよくなります。
iOSの 設定 => 一般 => アクセシビリティ => VoiceOver => 言語と方言 => 日本語 => 高品質を230MB程度でダウンロード

自動音声の質に関して、個人的な感想は日本語だとこんな順位。
EvernoteのClearlyの音質 (Web経由) >> LisgoやVoicepaper >= iOS7のボイスオーバー(高品質版)

英語だとこんな感じ。
EvernoteのClearlyの音質 (Web経由) >> LisgoやVoicepaper >> iOS7のボイスオーバー(高品質版)

しかし、最初に慣れた音質によって個人差があるので、好みもあると思う。

Kindle WhisperSync for Voiceに関して

実は、KindleはAudibleというオーディオブック会社を以前に買収していて、Kindleで読んでいるページと、Audibleで聞いているページを、クラウド経由で同期してくれるというサービスをやってる。

これは僕も、なんども使ってみたんですが、どうも同期が速攻でサクサクされないからダメだった。

特に、オーディオブックで音声を聞いていて、わからない単語が出たらすぐにテキストを読みたいっていうことしたいのだけど、これがなかなか同期してくれなかったり不安定で使えなかった。

やっぱ、同時にハイライトするとか、常に画面上で朗読中の部分をテキスト表示してくれないと困る。

その点、KindleをVoiceOverで聞くと、ハイライトはないものの、同じページは表示されているので、わからない単語があれば、使いやすいKindleの英和辞典がすぐに使える。

まあ、Audibleで購入したオーディオブックは人間が朗読しているから完璧ではあるんだけど、目で読みたい時にすぐに移行しにくい、WhisperSync for Voiceも同期がうまくいかなかったというので続かなかった。

あと、Audibleも買うと高いし。(KindleとAudibleどちらも買うと割引してくれる場合もあるが)

これがWhispersync for Voiceの動画。

関連記事

自炊本をオーディオブック化する過程で作ったアプリ、Voicepaperが出来るまで
目の見えないユーザはiPhoneをどのように操作するか
KindleのWhisperSync for voiceは読書体験を変える


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Maker Faire Tokyo 2013

昨日はお台場で開催されたMaker Faire Tokyo 2013に行ってきた。

自分は普段アプリ作ってるだけで、DIYとかの知識もMAKERSって本を読んだぐらい。予備知識はさっぱりだけど、非常に楽しめた。

まず、お台場近くの駅につくと、派手なトラックが集合してた。なんか、トラック野郎のイベントが近くであったようだ。

しばらく歩くと科学未来館が見えてきた。

中に入ると人がたくさんいて、活気に満ちておった。とりあえずどんなもんかと一階の展示をながめてまわる。

すると、早くも未来的なロボコップの手みたいなものを発見。今までは400万ぐらいしてたものが、3Dプリンタのおかげで、数万ぐらいのコストで作れるようになったとか。

こういう話はMAKERSにも書いてたけど、個人にカスタマイズされたものが安価に作れるようになるらしい。

こちらが初めて動くところを生で見れた3Dプリンタ。

こちらはカメラをつけた小型ラジコンみたいものを自作していた親子らしき方達の作品。ラズベリーPIを基盤にして、ジョイスティックで通信されてきている画面を見ながら操作できる凄いもの。

これで人間がなかなか入りにくい場所に画面見ながら探索するとかできそう。お父さんらしき人が説明してくれて、小さなお子さんがパソコンの操作をしてくれてた。いいですな。こちらが、制作していた方のブログ

七階に行くと、一気に女子力の高い一室の部屋があり、手芸っぽいものや、レーザーカッターで作ったかわいいハンコが置いてあった。

なんとこの階では、先日カヤックの横浜支社でハッカソンをした時に知り合った松田さんの奥さんがブースを出していた!iPhoneやiPadに使う革製のケースやアクセサリーの展示してた!声かけてもらって気づいた。

COLOOというハンドメイドのブランドで、最近話題のBaseを使ってオンラインショップをやっていると教えてもらったので、紹介してみる。すごく本格的。
http://collo.thebase.in/

ちなみに、この女子力高い部屋でなぜか、右手に装着して攻撃力を高めるというガジェットの展示があったらしい。らしいというのは、後から一緒に行ったお友達に写真をもらって、あのブースでこんなの展示してたよと教えてもらったからだ。

なんでも、近接攻撃が今回のMakersフェアで最強だという触れ込みらしい。バネを使っていて、実演してもらおうとしたら今回は故障してて上手く動かなかったとか。僕はなんでこんな面白い展示に気づかなかったのだろうか。

この一室の後に回ったのが、視線を感知するモーションセンサーのブース。

視線を感知する部分のプログラムがオープンソースで出ているとか、これ系の勉強会で、すごい人達に生で教えてもらえて嬉しいとか、リアルな話をいろいろしてくれて、やばいな、DIYいろいろと熱いなと興奮してしまいました。

自分もやりたくなってきた

さて、しばらくいろいろ見ていると、なんか自分もDIYで作りたくなってきた。でも、自分はプログラミングはしたことがあっても半田とか、工作系はさっぱりやったことがない。

そもそも、なにが作れて何ができるかっていうのがさっぱりよくわからない。RaspberryPiなどの小さな基盤が安価に買えて、それにキットを組み合わせていくといろいろな可能性があるというのはだいたい聞いててわかったのではあるが。

こういう時は、なにか作りたいものをまず考えないといけないなと思い、いろいろ思索にふけっていると、小型の肩たたき戦車みたいなガジェットが欲しい事を思い出した。

電気屋さんで売っている50万ぐらいのマッサージチェアは場所も取るし、高い。そこで、うつぶせに寝転がった時に、背中にちょこんと乗って、ゆっくり上下に動きながら肩たたきしてくれる小さなラジコンみたいなものがずっと欲しかった。

これ作れたら毎日寝る前に使いまくって最高だなあと思ったので、「こういうの作りたいんですけど、可能ですかね」とかRaspeberryPiのブースの人とかに聞いてみると、それは電源が足りないから、モーターが必要だとか、ヒントとしてはRaspeberryPiを使って工作機械を作っているブースがあるから参考になるかもとか、ものすごく的確なアドバイスがもらえた。

うーむ、こんなちょっと思いついた事を聞けて、専門家がいっぱい集まっているので、素晴らしいなと感謝。なんといっても、RaspeberryPiで始めるDIY入門みたいな本が紹介してあって、それを書いた人達がブースにいるわけです。

しかし、いろいろ考えていると、ちょっと初めての自分にはレベルが高いかもと思ってきた。なんか、プログラミング初心者なのにそこそこ学習コストが多岐にわたるものを考えちゃう昔のパターンだなと。

ということで、ここは、さらにもっと簡単なものを考えようと思って、ブースを回っていると、なんと、iOSアプリと連携するDIYですみたいなものを発見。Konashiというツールらしい。これなら普段IOSアプリ作っている人がDIYに手を出す導入にぴったりじゃないかと説明をうんうんと聞いてた。

なんと、Konashiを使ったガジェットの展示品を見ていると、AppSociallyの堤さんが作成に参加しているものを発見。先日会った時に、「最近デバイス系のハッカソン行ってきたんですよー」って言ってたから、これか!!!と思った。

ここで、肩たたき戦車より、もっと簡単なものを考えようと思い、家にある壁スイッチの横に、吸盤みたいなものでくっつけて、単純にiPhoneを操作すると、バネみたいなものでボタンを押してくれるというガジェットを考えた。

これは、夜寝る時とか、いちいち立ち上がって部屋の電気を消すのがめんどいからです。あとは、朝起きた時とか、すぐに寝ながら部屋の電気をガッとiPhoneから操作してスイッチをつけたい。

これなら電源もそこまで必要ないから簡単じゃないかと。Konashiのブースで聞いてみると、横にあったFab x Fabといういろんなパーツを売っているブースを紹介してくれた。

すると、このブースの人達がまた凄く親切で、アイデアを話すと、それならBluetooth LDEでアプリ側から送信さえすれば、このパーツでオンオフを受信できるから、後はサーボモーターをつけてバネを動かすといいと思います。みたいな的確な説明をもらえた。素晴らしい。パーツを買う時は、Fab x Fabでみんな買おう。

こういうパーツってどこで売っているんですかと聞いたら、秋葉原にはあるけど、やっぱりオンラインが一番品揃えいいとか。
http://www.fabxfab.com/

まとめ

普段アイデアを考える時はアプリ側で実現できる壁があるけど、ガジェットのレベルまで脳みそを拡張すると、本当にいろいろな事が実現できるなあとワクワクした。

アプリだけで生活をがらっと変えるものを作るっていうのはある程度の限界があるんだけど、DIYキットみたいなものでちょこっとしたものでも作れるようになると、一気に幅が広がって、もの凄く便利なものが作れるかもしれない。

というわけで、大満足なお台場遠征でした。

※参考リンク
MAKERS―21世紀の産業革命が始まる
誰でもできる! Raspberry Piで楽しもう (日経BPパソコンベストムック)

※追記
Konashiを詳しく紹介した連載を発見。
konashiとiOSアプリを連携させる

Twitterで壁スイッチを作っているブログを教えてもらえた!
【Arduino】照明のスイッチをブラウザから操作してみる


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経験と記憶 どちらを優先するか

またまたファスト&スローについて書いてみる。この本は凄く面白いからしょうがない。

行動経済学とか、プロスペクト理論とかの部分は定番すぎるのであえてスルーして、今、カーネマンが一番力を入れてるらしい、人間の幸福に関する研究の部分について書いてみる。

それは、経験による幸福と記憶による幸福の概念。

カーネマンはここで、幸福になるためにはこうしましょうとか言ってるのではなく、ある意味、より幸福だと感じていることが、脳みそによる錯誤なんじゃないかという面白い見方をしてる。

終わりよければそれでよしについて

簡単にいうと、人間は途中までの経験が辛くても、終わりがよければ幸福だと感じるけど、 その人による記憶と、客観的な部分を重視するかで見方をが変わってくる。

例えば、温水に二分間手を入れた後、一分間だけ氷水に手を入れる場合。氷水に二分間だけ手を入れて、最後の一分間に温水に手を入れた場合。この二つを比べると、最後に温水に手を入れた後者のほうが人間はましだと感じるのが実験でわかっている。

これは、終わりよければすべてよしの精神に通じるけど、最後がよければ、人間はそっちのほうが幸福だと感じるように脳みそができてるかららしい。

でも、客観的に考えると、全体的につらいのは氷水に二分間も手を入れたほうだから、これは人間の記憶による幸福と実際に起こった事で違いがあることになる。

悪代官と苦労人の助平

この経験と記憶の話を読んでいると、よくある話を思い出した。物語であるのが、すごい贅沢な暮らしをしている悪代官にたいして、「お前!ろくな死に方しないぞ!」とののしる場面。

実際、物語では悪代官が最後は悲惨な死に方をしてしまって、ずっと苦労をしていた貧乏人の助平さんが最後は幸せに暮らしましたとさ、みたいな話。

これ、普通に考えると、人間は最後の死に方というものを凄く重視する。

でも、客観的に考えると、悪代官も助平も50年生きたとして、極端な話、悪代官が49年間贅沢三昧の好き放題で楽しくくらして、最後の一年間だけつらい形で死ぬのと、助平が49年つらい思いをして、最後の一年かんだけ幸せに暮らして死にましたというのは、どちらがよいのだろうかという難しい話になる。

経験と記憶どちらを重視するか

経験による幸福と、記憶による幸福、どちらが大事なのかという難しい問題については、哲学者が何年も前からずっと考えてきた命題であるとカーネマンは本の中で語っていた。

そういや、物理学者のファインマンの本とか読むと、哲学者なんていうものは、ひたすら揚げ足とりの理屈ばっかり物理学者に投げかけてきて、なんか世の中の発展に役立ってるのか、とかひたすら愚痴ってたけど、カーネマンは心理学者だから哲学者にたいしての見方が違うんだなと面白かった。

人間の記憶に残るのは最後の部分なので、こういうどうでもいい事を最後に書くのはよくないなと思い、TEDのカーネマンの講演を見つけてきました。


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UXのバグと治し方

最近よく考えていることに、UXのバグというものがあります。名前は勝手につけてみた。

ようは、アプリを使っていて、ユーザが混乱したり、分からない部分が発見されたら、UXのバグが発見されたと考えてる。

このUXのバグとフィードバックループは密接に関わっていて、Aという機能がすでにあるのに、ユーザから「Aという機能をつけてください!」とか問い合わせがあると、UXのバグがあるとなります。

問い合わせ以外に、データ分析で使われていない機能を計る事でも分かる。

このバグの治し方として一番いいのが、UIをパッと見て分かりやすくする、ボタンの名前を変える、メッセージやイラストで分かりやすくする形だと思う。

そして、ヘルプページのFAQに書くという最終手段もあります。

この最終手段は、多くの事をUI上のメッセージで書くと、情報過多でノイズが増えすぎてどうしようもないとか、ごくまれなケースとかに使います。

ヘルプやFAQも長くなりすぎると、FAQが読みにくくなるから、何でも放り込むわけにもいかないし、使いたいという強い思いがあるユーザ以外は読まない。

このUXのバグはある程度は経験から想定できる場合があるけど、リリースして初めて分かる部分も多い。

そして、UXのバグの重要度も、問い合わせメッセージの頻度から計りやすい。

課金部分でのUXバグ

例えば、今までの経験だと、”アプリの復元”というアプリ内課金を無料で復元できるというボタンに対する問い合わせが多かった。

「iPhone4sから、iPhone5sに変更したのですが、以前の機種でアップグレードしても、再度購入する必要があるんですか?」という質問。

僕は、復元という名称は分かりにくいと思って、ボタン幅が長くならない程度に「購入の復元」という名前で設定画面の右上に設置していたんだけど、分かりにくいので問い合わせがきてるんだと思う。復元は開発者向けの用語だし。

音声文庫の設定画面。

考えられるやり方として、アップグレードボタンのすぐ下に、「以前アップグレードした方はこちら」というボタンを置くとか、位置や表記を工夫できないかなと考えてます。

「復元は知っているけど、パスワードを要求される時点でもう一度お金払っちゃわないかと不安になるので念のため質問しました」という問い合わせもあった。

これを聞いた後は、まだバグがあるなと思い、最初のメッセージをもっと工夫して、不安を取り除かないといけないなと思った。

購入部分のUXのバグはすごくセンシティブだし、自分もWebサービスにお金を払う時は、たぶんこういう動きするだろうけど、大丈夫かな?と不安になる事が多いです。

TweetMashの購入画面はこんな感じでテスト中

2種類のフィードバック

ユーザからのフィードバックがあるというのは、そのアプリを気にかけてくれる人がいる証拠なので、基本的によいことだけど、それにも大きく2種類ある。

機能リクエストや、こうしてほしいというリクエスト型の問い合わせと、「これはどうするの?」とか、「ここが動かない」という技術やUXのバグに対する問い合わせ。

後者の問い合わせが何度も来るということは、バグが治っていないという意味で、それを治さないと、何度も同じ内容の返信を繰り返したり、ヘルプページに誘導しないといけない。

一人が問い合わせしてる時点で、その裏では50人以上の人が経験していてるんじゃないかと思ってます。ほとんどの人は問い合わせするのはめんどくさいと思うだろうし。

大多数のユーザは、アプリの説明文も読まないし、スクショも見ないし、ヘルプページも見たくないので、使っていく過程で、自然と、ストレスなく適切なタイミングで疑問点が解消されるよう、UXのバグをプチプチ潰して行くしかないと思う。

UXの作り込みと優先度

そして、技術的なバグとUXのバグの大きな違いに、最小限の機能でリリースする初期バージョンでは、すべてのUXに対応する事が難しいのも悩む。

機能が少ない段階で技術的なバグは出にくいけど、初期起動時の分かりやすいUXの作り込みなどは、それ事態が手の込んだ機能の一つなので、どういう優先度でそれに取りかかるべきかのトレードオフが難しい。

やったほうがいい事は無限にあって、どの順番で、どれからやるかが難しいところです。

一番コストパフォーマンスがいいのは、名前とメッセージをよく考える事だと思う。コーディングの時間もかからないし、バグも発生しないし。


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認知リソースを削ると離脱率が高まる

以前、カーネマン先生のファスト&スローを読んだのですが、この本は素晴らしいので、アプリのUI設計やマーケティングに関わる人にぜひオススメです。

本で学んだ事は多岐にわたるけど、とりあえずUI設計に役立つ事を書いてみたい。

認知リソースのHP

以前から気にしてたけど、この本を読んでさらに気をつけるようにしているのが、アプリのUIを考える時の、認知リソースです。

僕は認知リソースのHP(ヒットポイント)と勝手に呼んでる。

ようは、認知リソースのHPが100あるとしたら、アプリを操作する時にだんだんと無意識にそのHPゲージが削られていくことを意識してます。

例えば、モバイルアプリ使っている時は、ノートパソコンを使っている時と違い、外出中で周りに騒音があったり、近くに魅力的な姉ちゃんのポスターが貼ってあったりと、認知HPがどんどん削られる機会が多い。

アプリをダウンロードするまでの、スクショでも削られる。ストアのスクショの中で説明する文字が多すぎると、インストールする前にユーザの認知HPが削られていく。

アプリを開いて、チュートリアルが長いと、いらいらして認知HPが削られる。

ボタンやメッセージの長さが長いと読むたびに認知HPが削られる。

ローディングに1秒かかるごとにHPが減っていく。

この認知HPが0になったら、めんどくせえとなって、ユーザはアプリを閉じてしまう。なので、離脱率と認知HPゲージは密接に関わってくる。

操作を学習しても削られるHP

自分のアプリの操作方法をユーザが学習してくれた後も削られる。

以前の僕は、少し学習コストが高い操作だけど、一度覚えてしまえばこっちのほうがはるかに使いやすいとか、一般的なUIと少し違うけど慣れると価値があるとか、そういう時の敷居を低く見積もってました。

いったん学習すればOKだろうと思うことも、ファスト&スロー読んだ後に、もう少し慎重になりました。絶対やらないというわけでなく、かなり慎重になった。

つまり、ユーザが学習してくれたUIでも、その他のアプリを使った後、自分のアプリに戻ってきた時に認知HPが削られる。

「あれ、そうそう、このアプリの操作はこうだったよな」とユーザは無意識に頭のスイッチを切り替えたとしても、二つの異なるUI操作をアプリによって頻繁に頭で切り替えるのは認知リソースを食うので、離脱率が高まる。

ファスト&スローでは、人間が無意識に行動できる直感的な動きと、論理的に考えないといけない動きをする時の仕組みを詳しく書いてる。

直感的な動きから外れると論理的に考えないといけないシステム2が動きだし、これにはとてもエネルギーが必要で、人間は出来る限り節約しようとする。

この認知リソースを出来るだけ節約してくれるアプリじゃないと、すぐに閉じられて、二度と開いてくれないかもしれない。

ということで、本を読んでからは、一般的な動き、メッセージ、名称、それらをいっそう意識するようになってきて、少し変化を加える時は流れの中での認知HPの推定ゲージを考えるようになってきた。

新しいUIや操作方法にチャレンジする時は、この事を十分考えて、それでもやる価値があるのかどうかを何度も考えるとか。


*家計簿読み上げのアプリ作ってます。自己紹介と過去ログはこちら

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