先日、爆速タイマーアプリのListTimerというシンプルなアプリをリリースした。
※標準アプリが不便なので、爆速セットできるタイマーアプリ作った
これはiOSの標準タイマーがセットしにくいから個人的に作ったんだけど、リリースしてみたら予想以上に人気が支持されて嬉しい驚きでした。
さらに、とりあえずリリースしてみるという重要さをこれほど感じた事はなかった出来事が起こった。
終了時刻を表示するアイデア
というのも、ListTimerをリリースすると、デザインとかUXを専門にする知り合いの方、二人から、「いやあ、これはいいですね。終了時刻も表示するようにしたらいいんじゃないすか。」というアドバイスをもらったのである。
こんな感じのUIのデザイン案までpdfでくれたりして感動した。
自分は当初そんな事は一切考えてなかったんだけど、よく考えてみると、タイマーの時間を並べるのと、終了時刻を同時に表示するとタイマーのセットとアラームのセットを両立するナイスなアプリになる。
でも、さすがにごちゃごちゃするんじゃないかな、そう上手くいくのかなと思って実装してみて使ってたら、びっくりするほど便利なものになった。
例えば、夕方5時30分頃にアラームをセットしたいって時にも、標準のアラームをセットするよりささっと簡単にセットできて嬉しい。
なおかつ、今から2時間ぐらい集中して作業するぞって時に、タイマーセットしたら終了する時刻も同時に表示すると、「この時間に作業が終わるんだな」と分かりやすくて最高でした。
アプリをリリースしてみると、自分では想像もしてなかったナイスなフィードバックをもらえて、それが大きく進化するきっかけになることはよくある。
それにしても、今回ほど大きく前進するアイデアをもらった事はなかったので、とりあえずリリースしてみて本当によかった。
10秒、1分、10分刻みに対応
ListTimerの初期バージョンは1分刻みで90分までしかセットできなかった。
となると当然ながら、30秒刻みでもやりたいとか、カスタマイズできるようにしてほしいとか、そういう要望がきた。
でも、このカスタマイズをするとか、いろいろな用途に対応すればするほど当初のシンプルさが失われて、使いにくいものに段々となっていってしまう。
そこでああでもないこうでもないと悩んだ結果、10秒刻みと10分刻みのリストを追加することにしました。
アプリの方向性から、カスタマイズとか、ユーザが自分で時間をセットするという面倒な動作だけはどうしても取り入れたくなくて、あくまでスクロールでさっと選んでタップするだけのままのアプリにしたかった。
これなら面倒な設定もカスタマイズもいらずにさくっとほとんどの時間に対応できるので、最終的に使いやすいUIに落ち着いたと思う。
ご意見ボックスでもよいアイデアがもらえた
僕は新しく出すアプリにはHelpshiftというご意見ボックスを簡単にセットできるサービスを利用しているけど、ここからもよいアイデアがよくもらえる。
一昨日ぐらいは、「タイマー画面では設定でスリープ画面にいかないようにしてほしい」という要望をもらった。
これはすっかり見落としていた部分なんだけど、確かにタイマー画面をずっと表示しておきたいニーズは多いし、自分も作業中に減っていくタイマー画面を横に置きながらやると集中できた。
ということで、次のアップデートではタイマー画面を表示している時は自動的にスリープ画面にはならない仕様にしてみる。
というわけで、こんなの人気でないだろうなあと思っていても、コアな機能だけのシンプルなものをとりあえず出すと、予想外の出来事が発生する可能性があるのでよいと思う。
ListTimerのダウンロードはこちらから。
*家計簿と読み上げのアプリ作ってます。自己紹介と過去ログはこちら。