うめのんブログ

Author: umemoto (page 1 of 25)

「Fake it till you make it 」と詐欺の境界線

最近、セラノスやら、Netflixで話題のFyre Festivalなどのドキュメンタリーがすごく面白いんだけど、スタートアップ文化の悪い面が行き過ぎて大きな詐欺に発展する暗黒面を見せつけられております。

まず、セラノスの説明をすると、血液検査を指から簡単に出来る技術をビジネス化するというベンチャーだったんだけど、そんな技術は本当はなくて、ジョブスの再来と言われていたけど、今では有罪判決を受けた創業者の若手起業家の女性の名前です。

まだ日本ではそこまで有名にはなってないけど、今後、映画化されたり、ドラマ化されたりするので、みんなが知っている名前になるとは思う。

そして、NetflixのドキュメンタリーFyreの方は、カリスマ性のある創業者が豪華な音楽フェスを南の島で開催するという企画を立てて実行してみたけど、宣伝だけは豪華で、実際に開催されたものは悲惨で質素なイベントにしかならず、これまた詐欺で有罪判決受けたっていう概要です。

この2つとも、話としては非常に面白くて、いろんな教訓があるんだけど、シリコンバレー発祥の「Fake it until you make it」、実現するまではフェイクでごまかせという精神が物凄く色濃いんですね。

この用語って、ITスタートアップ文化では肯定的な感じで使われることが多くて、アップルだって最初はユメみたいな妄想をぶちまけて金を集めて、そっから猛烈精神で現実になるように頑張って上手くいったから参考にしようみたいに使われてきたと思う。

セラノスとかFyreの創業者の映像見てると、最初は「Fake it till you make it」精神でプレゼンして、金を集めたものの、だんだん実現可能性が低いってのが自分でもわかってきつつも、ここまで来たら引き返せねえ!っていう状況になり、だんだん自分自身を自分が騙し初めて、最後は帳尻合わせるんだからOKだみたいな精神になり、本人は真実を言っているかのように詐欺が進行していくんだろうなっていう印象だった。

なんか、嘘発見器でも、その人が正しい事をしていると信じ始めると、本人が嘘だと考えなくなり、検査機で反応しなくなると聞いたことがある。

創業者が半ばサイコパス的に自分の脳みそも騙し初めて、なおかつカリスマ性があったら、周りの人も雰囲気の飲まれて、「なんかこの人がこう言ってるからイケるんちゃうかな」っていうノリになっていくのが想像できてしまう。

しかしですね、ほとんどのスタートアップって失敗するし、創業者はクレイジーなこと言ってて、本人も狂人じみた人こそ投資家に好まれる昨今、VCの人達はどうやって本物か詐欺かを見極めるんだろうか。

しっかりとデューデリジェンスして、自分の目で確かめたらいいというのは間違い無いんだけど、それでも判断つかないケースは多々あるだろうし。

もちろん、ポンジスキームで捕まったマドフの例みたいに、わかりやすい詐欺行為なら最初から明らかなんだけど、スタートアップの創業者だったら、結構本気で善意から世界を良くしたい!っていう気持ちで金を集めているケースが多い。それが実現不可能なのに突っ走って詐欺となるっていう場合は、結果的に失敗した事を応援したのか、詐欺に引っかかっただけなのかは初期段階では判定が非常に難しいんじゃないだろうかと。

派手にずっこけた場合は司法の介入が入って、今回みたいに有罪判決が下るけど、それ以外はいろんなところで発生する、他人資本でビジネスする時の構造的な問題なんだろうか。

基本的な解決策は、Skin in the Gameの精神で、創業者自身が失敗した時のリスクをダイレクトに被るようにすることだろうけど、これはこれで、起業家がリスクを恐れずチャレンジするというベンチャー投資のエコシステムとの弊害がありそうだし。

色々考えた結果、あんまり簡単な解決策はなくて、倫理面で哲学を持つ空気自体が自然とあればいいんだろなと。セラノス事件がドキュメンタリー化されたり、ドラマ化されたりすることで、同じ事が繰り返される抑止には間違いなくなるはずなので、エンターテイメントの力も強い。

参考リンク


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ディズニーの制服禁止ルールを読んで、国ごとのローカライズの重要さがしっくりきた話

最近、なんかサクッと雑学を暇つぶしに読みたいなと思って池上彰の「そうだったのか」シリーズを色々読んでたんんですよ。「そうだったのか中東」とか、中国とか、EUとか、ロシアとか。結構知らなかったことがちらほら出てきて読み物として面白い。

そこで、そうだったのかシリーズをあらかた全部読んでしまって、似たようなものないかなと買った「世界の見方」っていう新しい本をポチッと買ってみた。

まあ、そうだったのかシリーズに書かれている話が結構重複しているんだけど、その中に出てきた、国ごとに色々なビジネスをローカライズすることの大切さを具体的な事例で色々紹介する話があって、これがすごく面白かった。

ネット系のサービスって文化的なローカライズを軽視しがちに

僕はTaxnoteとか、Voicepaperとか作ってるんですが、ぶっちゃけ、アプリとか、Web系のサービスって、そのまま海外の言語に翻訳したらある程度そのまま使ってもらえるんじゃねえか?って思っちゃうんですね。

これって、実際そういう場合もあるので、判断が結構難しいのです。

例えば、Facebookとかは、海外からやってきて、Facebookなんて海外かぶれの奴らが日本にいながら外国の友達と連絡するだけで、伸びしろないっすよ。みたいな意見は、だいぶ前にはよくあったと思う。

で、そんなに日本向けにカスタマイズされてると思われないけど、今では結構普及している。

Twitterなんかは、日本語の圧縮率の高い言語性と相性も良くて、これまた特に日本向けに特別なローカライズがされているとも思われないけど、普通に流行った。

こういう、アメリカのサービスが結構そのまま言語だけ翻訳されて日本である程度はやっちゃう現象をちらほら見ているので、なんか、Web系のサービスは言葉だけ翻訳しとけば、あとは上手くいくかみとけばいいかなっていう考えが僕の中ではあったりします。

実際、ListTimerなんかは単純すぎるタイマーアプリなので、なんか知らないけど韓国ですごくダウンロードされたりもしてるし。

ただですね、これって、上手くいった場合はたまたまラッキーで上手くいくけど、ダメだった場合、やっぱりその土地の文化をしっかりと知っていないと、なぜダメだったかはわかりにくい。

なので、その文化に合わせる方法が頭の中で思いつきもしないので、対策さえ取れれば結構上手くいくかもしれないのに、それに気づかず諦めてしまっているパターンって多そうだなあと今回の本を読んで思った。

で、その事例ってどんな話かっていうと、こんな話です。

ディズニーランドは夢の国だから制服禁止

僕も、飲食業などのサービスがそれぞれの国ごとにローカライズされる必要があるっていうのは頭ではわかってたわけです。

例えば、インドでは牛はヒンズー教の神様が乗る聖なる動物だから食べてはいけない。なので、マクドナルドが進出する時はビーフバーガーは売れない。イスラム教徒が多い国なら、豚肉食べられないから、豚肉は使えないからメニューからなくなるとか。

こういうのは、頭の中では、まあ確かに海外ではいろんな宗教あるからそうなんでしょうねえ、っていう理屈的な納得だけで、直感的な納得というのは、そこに住んでないからあんまりビビビとはきてなかったのです。

それが、今回の本では、海外から来たサービスが日本向けにどうローカライズされて上手くいったかという事例があり、これが本当に、自分が日本人で日本の文化で育っているだけに直感的に「ああ、なるほど!これはローカライズ重要だわ!」ってなったのです。

印象的だったのがディズニーランドの話。

なんでも、アメリカ発祥のディズニーランドでは、いろんな曲げてはいけないポリシーみたいなものがあり、その一つに、「ディズニーは夢の世界だから制服は禁止」っていうのがあったらしいんですね。

どうも、制服OKにすると、軍人さんとかがそのまま入ってきて、夢の世界の雰囲気がぶち壊されるからだとか。まあ、わからんでもない。

そこで、東京ディズニーランド作る時も、「制服では入場禁止」という通達がアメリカ本国からあったらしいんだけど、これ、日本側は激しく抵抗したらしい。

なんでかというと、制服禁止にすると修学旅行生がディズニーに来れなくなる。これはでかい。

アメリカの学校には制服なんてないし、修学旅行という制度もないから日本側の主張は「なんでこんなことに反対すんの?意味わからねえ」という感じだったらしいけど、話し合いを重ねて、結果的に日本側の主張が通ったということです。

これ、ポイントとしては、日本文化を知っている人だから気づく部分であって、知らなかったら全く気づかない、まさに、データアナリティクスで言うところの無知の無知ってやつ。

英語を日本語に変更する言語的なローカライズの必要性はわかっても、文化的なローカライズは気づくことができないので、そもそも必要があるというところまで辿り着けない。

実は、文化的なローカライズの必要性は、日本の車メーカーがアメリカしばらく住んで徹底的に必要とされるニーズを探った話やら、リーンスタートアップの初歩なので、理屈ではいろんな文献でわかってはいた。

ただ、直感的に、「おおー、確かにそうだなあ、それは当然そうしたほうがいいわなあ。」というしっくり感が来るのは、海外のサービスを、自分の知っている日本文化に合わせる必要性があったという事例をされた時なんだ、そうかあー、と一人で納得してしまったという話です。

でも、アメリカ進出するからって、無理にアメリカ向けにテイストを変えて作ることによって、逆にそのアーティストの良さが消えてしまうとかもあるので難しいですよね。

日本でやってきたテイストをあまり変えずにやったほうが世界で上手くいったっていうケースは音楽業界とかで多々あるだろうし、いやいやそう見えて、あれは見えないところで世界でも受けるように絶妙なカスタマイズがされてんだよっていう話もあるのかもしれない。

ローカライズは言語だけではないので、奥が深く、やりすぎると逆に良さが消えることもあるので、深いどころじゃない、答えのない沼みたいなもんでしょうか。

@関係のある記事

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個人事業主・フリーランス向けに、確定申告の流れを世界一ざっくりと説明してみる

僕が確定申告の何もかも初めてだった時、いろいろと読んだ書籍はどれも情報量が多過ぎて混乱してました。

そこで、とにかくシンプルにざっくりと確定申告の流れを書き、どのポイントでアプリや会計ソフトを使うとよいか書いてみます。

フリーライターを例にした場合、大きな流れはこんな感じ。

  1. 申告の種類を選ぶ
  2. 経費や売上を記録して集計を出す
  3. 申告書作成して提出

全体像をつかんだ後に、事業ごとに異なる部分や疑問点を無料電話相談で聞こう。

1. 申告の種類を選ぶ

まず、確定申告の種類を以下の3つから選びます。

  • 白色申告
    とにかく簡単にしたい人、青色事業届け出してない人はこれ。赤字を次年度に持ち越せないのがデメリット。利益が少ない時はこれでもOK。
  • 青色申告10万控除
    青色は前年に届け出が必要だけど、赤字を次年度に持ち越せる。10万控除は帳簿入力と書類作成が白色とほぼ同じ簡単さ。オススメ。
  • 青色申告65万控除
    帳簿入力が面倒な複式簿記で書類作成も大変。利益(売上-経費)が300万以上ぐらいから意味が出てくる。節税のために勉強する人、税理士に頼める人向け。

2. 経費や売上を記録して集計を出す

確定申告の面倒さは99%がこの帳簿入力作業から出来ています。

「9月12日 旅費交通費/現金 3000円」とか記録して帳簿を作ります。作成した帳簿や、経費書類(レシートやカード明細)の保存義務はありますが、申告時に提出はしません。

1月~12月までの一年分、日々の経費や売上を入力し、年間の集計を出します。Excelで管理したりPCの会計ソフト使ったりと、色々な方法があります。

Taxnoteだとこんな感じで入力します。

帳簿記録した後に、売上や経費の年間集計を出します。申告書に書くこの数字が重要。

この作業を楽にするツールとして、カード明細を読み込むクラウド会計や、パソコンで有名な弥生会計などがあります。

3. 申告書作成して提出

売上と経費の集計を元に申告書類を作成し、3月15日までに提出します。

税務署でもらえる書類に手書きしてもいいですが、オススメは確定申告書作成コーナーで入力し、出来た申告書類を印刷して郵送です。e-Taxは事前準備が面倒でオススメできない。

始めに決算書・収支内訳書を作成し、次に所得税の申告書を作成します。

今回は青色10万控除の例として青色申告を選択します。白色の方は白色を選択。

決算書に年間の売上と経費を書き写します。白色だと収支内訳書という名前になりますが、やることはほぼ同じです。

そのまま進み、青色10万控除を選びます。青色65万控除は損益計算書と貸借対照表の添付が必要で少し大変になります。白色だとこの画面はありません。

そのまま進み、個人情報を入力すると決算書の出来上がり。この決算書を印刷して「提出用」を税務署に郵送する封筒に入れます。

作成される決算書はこんな感じ。

あとは入力したデータを引き継いで確定申告書作成するだけです。

個人情報などを入力していくと確定申告書が作成されるので、印刷して「提出用」を税務署に郵送する封筒に入れます。ここで、本人確認書類などを貼り付ける用紙も印刷できます。

これで、決算書と確定申告書という、個人事業主が最低限提出する必要のある書類ができました。

医療費控除や源泉徴収票などケースごとに必要な部分は変わりますが、大きな流れはこんな感じです。

まとめ

白色と青色10万控除であれば、Taxnoteと確定申告書作成コーナーで十分だと思います。

青色65万控除に挑戦したい人は損益計算書と貸借対照表の作成が必要です。この2つは会計ソフトで作成するのが楽なので、Taxnoteで入力した帳簿をやよいなどの会計ソフトに取り込んで申告書作成がオススメ。

カード決済が多くてPCに自信がある人は、freeeやMFクラウドなどのクラウド会計を使うのもオススメです。(個人と事業の支出を同じカードで決済してると、振り分ける面倒さはあり。)

細かい疑問点があれば、無料電話相談センターを使い倒しましょう。

*参考リンク
初めて確定申告する時のよくある疑問とその答え
確定申告を楽にする合理的な方法のまとめ

*会計アプリ爆速タイマーを作ってます。人気記事はこちら



AppStoreの定期購読を提供する時に詐欺扱いされないよう工夫できること

最近になって、AppStoreの自動継続課金の利用ルールがかなり柔軟になり、今までは問答無用で却下されてきた普通のツール系アプリでもiOSで自動継続課金が使えるようになりました。

さて、これはアプリでビジネスをしている人達にとっては有難いことであり、このブログでも度々取り上げてきたんですが、いろんなアプリが自動継続課金に移行しやすくなると共に、このシステムを悪用した詐欺アプリが出てくるなど、色々と問題も出てきたりしてます。

僕の作っている会計アプリTaxnoteや読み上げアプリVoicepaperでも、自動継続課金を一年以上提供してきたので、このへん、デリケートな課金部分をどう実装していくかの難しさも色々経験してきた。今日はそれについて書いてみたい。

まず初めに、AppStoreの自動継続課金のシステム上、どういう時に問題が起こるかって話から。

AppStoreの自動継続課金で問題が起こりやすい2つの理由

AppStoreの自動継続課金はその仕組み上、ユーザが知らないうちに課金の更新がされてしまいがちになってる。そもそも、自動継続課金という名前であることから、ユーザが課金を開始した後、自動継続のボタンをオフにしないと、次の更新時期になると自動で課金を継続することになる。

まあ、このへんまでは普通のWebサービスでもよくある仕組みです。解約するの忘れていて、使っていないサービスに課金し続けてしまった!くそ!ってやつです。

ただ、AppStoreの自動継続課金では、以下の2つの理由からこの問題が起こりやすい。(2018年11月12日時点で)

  • 1.自動継続課金をオフにする方法が分かりにくい
  • 2.アプリを削除したら解約されると勘違いしてしまう

1.自動継続課金をオフにする方法が分かりにくい
これは本当に分かりにくい。Appleのヘルプはこちらなんだけど、やってみるとわかるけど、この設定行くまでに慣れてないと時間がかかる。

「設定」>「[ユーザ名]」>「iTunes と App Store」の順に選択します。
画面の上部に表示されている Apple ID をタップし、「Apple ID を表示」をタップします。場合によって、Apple ID でサインインする必要があります。

アプリ開発者は自動継続課金をこっちから解約することはできないので、「解約してください。」っていう問い合わせが来たら、この解約方法を説明するという面倒な流れになります。

まあ、アプリ開発者自身が解約機能を作らなくて良いというのは開発コストが大幅に下がるし、デリケートな課金部分をAppleに任せられるから素晴らしいことなんだけど、この管理システムがユーザにとって使いにくいのが問題だったりします。

僕のアプリでは、アップグレードの画面で、ユーザが一発でAppStoreの有料版の確認・解約画面に飛べるようなボタンを作ったり、ヘルプへのリンクをつけて、そこからワンタッチで飛べるようにしたりしてます。これだけでもだいぶ違う。

2.アプリを削除したら解約されると勘違いしてしまう
アプリをインストールして、自動継続課金に加入して、使わなくなったらアプリを削除するという流れの時、自動継続課金はアプリを削除しても解約されない。ユーザは1で紹介した方法でちゃんと自動継続をオフにしないといけない。

アプリを削除したら自動的に解約されていると思ってしまうユーザは多いと思うので、ここも混乱しやすいポイントです。

例えば、一年単位の自動継続課金があるアプリをインストールして、継続課金を購入。使わなくなってアプリ削除。一年後の課金更新時期に、アップルから更新時期で課金されましたというメールが来て初めて気づくというパターンです。

僕のアプリTaxnoteでも、上記2点に付随した問い合わせは初期から多かったので、それに伴ってチビチビとアプリの課金部分にヘルプを分かりやすく置いたり、メッセージを工夫したり、色々試行錯誤してきて、今でもあれこれ悩んでます。

解約のしやすいアプリ設計をする意味

僕個人の考え方として、購入する前から、どうやったら解約できるかをハッキリと説明しておいたほうが良いと思う。なぜなら、僕が何かの定期購読サービスを始める時に、どうやって解約できるか、解約は面倒ではないか?ということをすごく気にするからです。

これは、昔PHPで作ったアラートポンという無料サービスでも、デカデカとアカウント解約のボタンをわかりやすいところに置いて、友達に「解約して欲しいのかよ!」って突っ込まれたぐらい気にしている部分なのです。

というわけで、Taxnoteでは、有料版の画面に解約方法というボタンをわかりやすい位置につけたんですが、もうちょいわかりやすくできる工夫は頭の中であるので、もっと良くできるとは思う。

ちなみに、上の考えは若干思想じみていてビジネス的に正しいかどうかはわからない。だけど、解約しやすい設計にする具体的なメリットとして、ユーザからの解約したいというサポートメールが減るということがあります。

有料課金のあるサービスを提供している人なら分かると思うけど、ユーザからの問い合わせのほとんどが課金方法、解約方法、課金でどういったことができるかなど、課金周りのことが多いんですよ。

これは当然のことで、とにかくお金を払うことになると、人間誰しも、「待てよ、これは多分こういうことなんだろうけど、ちょっと不安だから一応聞いておこう。」という気分になるもんです。

これは、ちょっとでも疑問に思ったらとりあえず確認してから購入しようかとなるんです。なので、課金部分は、死ぬほど詳しく説明するぐらいでちょうど良かったりする。

ただ、ユーザがさあ、課金しようかと思っている直前に色々な説明文をこれでもかと表示して、「購入する前にちゃんとこれ全部読んでくださいね!」っていう姿勢で設計すると、ユーザの認知リソースが一気に枯渇して疲れちゃって、「疲れたから、もういいや。めんどくさ。」ともなるので、バランスがとても難しいのです。

 買う気満々の時に言われた定員さんの言葉

ただですね、商売している人なら誰にでもあることだと思うんだけど、「これを話すと、今買う気になっているこの人は買うことを辞めちゃうかもしれない。」っていう瞬間がよくあると思うんですよ。

例えば、僕は最近都内をひたすら散歩して、正月で太ったこの4キロの贅肉が落ちないかなと淡い期待を持っているのもあり、Macbookを持ち歩けるバッグやリュックを探してたんです。

そこで、ふらりと入った服屋さんで、めちゃくちゃかっこいいショルダーバッグが置いてあったんですね。Macbookもぴったり入る、よし、これは買おうかなと思って、実際に試着して店舗内を歩き回ってたんですよ。

そうすると、やっぱり自分が使っているリュックに比べて、どうしても疲れやすいかなあと悩み始めたのです。なんかちょっと肩が疲れそうと。

その時、定員さんが正直に、「疲れないのはやっぱりリュックの方で、がっつり締めつけてフィットさせるほど楽にはなるんですよ。ショルダーバッグだとどうしてもその辺限界ありますね。」というアドバイスをくれたわけです。

ぶっちゃけ、その時の僕の気分としては、このショルダーバッグもう買っちゃおうっていう勢いだったんだけど、そのアドバイスはすごく参考になって、結果的にその一言で買わずに店を出たんですね。

この時の僕は、あんなにゆっくり見てたのにちょっと悪いなあと思いつつ、すごく正直にアドバイスしてもらったおかげで、この定員さんへの信頼度はマックスになったわけです。

短期的に売り上げを上げたい焼畑農業みたいなビジネスならともかく、長期的にやる商売ならこういう信頼感って後々ボディブローのように効いてくるんじゃないかなと。そして、明日交通事故で突然死ぬかもしれない人生、どういうビジネスをやって時間を過ごしたいかと言うと後者だと思うわけですよ。

そんなわけで、僕の帳簿入力アプリTaxnoteでは、TaxnoteプラスとTaxnoteクラウドという有料機能が二つあるんですが、後者のクラウドの方は、本当に必要な人以外はあまり入らないと思うので、悩んでいる人には「本当に必要かなと思ってから入った方が良いかもです。」というようなテンションで説明しております。

まあ、僕のアプリも色々失敗を繰り返してきたし、事業ごとの事情、それを実現するためのコストと理想のバランスが常にあると思うのですが、理想はこんな感じというイメージを持つのは良いことかなと。


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スマホ×確定申告のスマート申告は手続きが面倒なので、初心者はネットの確定申告書等作成コーナーで作成して郵送がオススメ

僕はTaxnoteという帳簿入力アプリを作っているので、確定申告関連の新しい制度にアンテナを立てているのですが、2019年から始まった「スマホ×確定申告 スマート申告始まります!」というキャッチーなものがあります。

これ、「スマホで申告できるようになるの?」ってすごい便利でステキなものを単純な僕は想像してしまうんですが、自分で試してみようとしたら、「これは、普通に郵送の方が楽だな。。」という結論になりました。

ネットで申告できるe-Taxを使うための手続きが面倒すぎる

まず、確定申告のe-Taxという電子申告は従来からありました。ただ、それに必要なのが、マイナンバーカードと電子証明書を読み込むためのICカードリーダライタというとてつもなく高いハードルです。

僕が青色申告会で初めて確定申告の手続きを教えてもらった数年前にも、「これは面倒すぎるから郵送の方がはるかに楽ですよ。」と言われてました。

僕なんて、いまだにマイナンバーカードは通知カードしかもってないし、さらにICカードリーダライタ買って色々しないといけないのです。税務署行ってカード発行して、ビックカメラ行ってカードライタ買って、その使い方覚えてと、想像しただけで気が狂いそうです。

スマホでスマート申告始まりますとか言ってるから、あの面倒な仕組みが変わったのかなと期待しながら、説明ページを読んでみたところ、「ID・パスワード方式」という仕組みが新しく追加されておりました。

「お!これはついに簡単に使えるのかな?」と思って税務署に電話で聞いてみたところ、マイナンバーカードを持ってなくても使えるらしい。ただ、マイナンバー通知カードと免許証などの本人確認書類を持って、税務署まで、専用のIDとパスワードを発行してもらいに出向かないといけないのです。

この時点で面倒だし、忙しい会社員は平日オンリーで5時に閉まる税務署にわざわざ出向くことも大変なんじゃないでしょうか。ちなみに、自分が税金納める地域じゃない税務署でもID・パスワードは発行してもらえるらしいので、そこは救いです。

お世話になっている会計士さんに僕の感想を話してみたところ、電子申告は最初の手続きが凄い面倒なので、税理士事務所とかには便利だけど、個人が初めてやるって場合なんかは普通に郵送が良いらしいです。

PCから確定申告書等作成コーナーで作成して印刷がオススメ

とはいえ、確定申告書作成コーナーは若干デザインが見やすくなった感じがします。スマホにも最適化されていると書いているので、早速スマホで申告書を作ろうとしてみました。

しかし、ここでトラップがありました。

給与以外の事業所得があると選ぶと、PC版をお使いください。と出てきた。

給与のみの所得でも、源泉徴収票が一枚のみでなければPC版をお使いくださいと出た。源泉徴収票が一枚のみでも、勤務先で年末調整が住んでいなければ、PC版をお使いくださいと出た。ほとんどの場合はスマホ対応してないようだ。なんということだ。

というわけで、PCのでっかい画面を使って申告書作成がオススメです。PCない人は、近くのネットカフェとかで申告書作成して、そこで出来た書類を印刷させてもらうのがイージーモードなんではないでしょうか?

PCで使ってみたところ、数年前に使ってみた時よりデザインはわかりやすくて、ぽちぽちを比較的簡単に申告書作成出来た気がします。まあ、大昔よりちょっと知識がついたので、簡単に感じただけかもしれません。

Taxnoteで日々の帳簿記録はしておいて、一年の売り上げや経費などの数字を申告書コーナーで書き写して、プリントアウトして税務署に郵送と行った流れです。この流れが一番わからないんだよ!と最初思ったので、今度、一連の流れの体験談をまた書いてみたい。

確定申告は早めに出した方が良い

今回、税務署の無料電話相談センターという非常に便利な制度で色々質問してみたんですが、郵送での確定申告も早めに出しても全然良いらしいです。

確定申告の期間は2月18日(月)〜3月15日で、その時期のちょっと前ぐらいに事業届け出している人には確定申告の書類が届く。普通はその紙が来てからちょっと気にし始めて、申告期限ギリギリになって焦って突然やる気になるというのが人間というものです。

ただ、申告書類はPCの確定申告コーナーから作った方が圧倒的に楽だしわかりやすい。そして、届く書類に書かれている整理番号がなくても提出は可能なので、この期間を待つ必要は特にないのです。

むしろ、2月に入る前ぐらいから確定申告コーナーで書類作って、さっさと郵送で提出した方が、税務署の人も間違った箇所とかがあった時に先に電話などで伝えてくれるからいいですよと言われた。

申告書類と一緒に提出するもの

確定申告書類をPCで作成して、印刷して郵送っていうのはわかったんですが、それと一緒に郵送しないといけないものの代表的なものを聞いてみた。

@一緒に提出するもの
・給与所得がある場合は源泉徴収票

@提出しなくてよいもの(保管しとけばよい)
・日々の帳簿記録
・経費記録としての領収書やレシート
・医療費の領収書 (明細書提出することにより提出不要に

個別事情によって、これ以外にもあったりすると思うけど、ポイントはこんなところらしい。僕が自分で申告していた時は、AppStoreでアプリ売ってるだけで給与所得などないので一緒に提出するものはありませんでした。

こちらの記事も参考に

初めて確定申告する時のよくある疑問とその答え
電子帳簿保存法改正で領収書をスマホ撮影可能になるけど、撮影後すぐに領収書を破棄できない
個人事業主として独立するなら、将来、結果的に儲からなくて就職したとしても、帳簿つけて赤字の確定申告しないと損する

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「エンジニアと人生」という名前のお友達が始めたVoicyってラジオに出て思ったこと

先日、iOSエンジニア仲間の堤さんに神楽坂まで会いに行ったら、いつのまにかポッドキャストみたいなものを収録することになった。

https://voicy.jp/channel/781/33035

Voicyというサービスを使って撮ったんだけど、これはポッドキャスト気軽にやりたい人のための無料ブログサービスみたいなものらしい。

そう言えば、前からちょいちょいポッドキャストやってみたいという話を聞いていて、そういや俺もやってみたいけどなんか面倒そうですよねと話していたのを覚えている。最近はこんなサービスもあるのか!審査あるらしいけど。

録音も、スマホ前に置いて雑談するだけというやり方だけど、そこまで音質も悪くなくて全然問題ないやないかと。いつも聞いてるRebuildfmは、ゲストにマイクわざわざ送ってやってるとか言ってたけど、あれ、ネット経由で録音してるから音質管理大変なのかも。

喋るのは楽しくてブログ書くより楽

やってみての感想だけど、これ、普通に仲の良い人と雑談するだけだったので、えらい楽しいし、ブログ書くよりはるかに楽であった。

もちろん、Voicyの管理とか登録など全部を堤さんがやってくれてるので、僕の負担なんて全くないのがでかいんだが。これ、タイトルとか考えるのかなりエネルギーいるし。

そういうことを、散歩しながら二人で話していて、有名人とかはこんなふうにだべってるだけでお金をもらえたりするのは、あれいいよなあと有名人の苦労もあまり考えずに話してました。

でも、実際、遊んでたら仕事になったっていうのはこういう感覚なのかと、新しい感覚を少しだけ感じられたので、なんでも軽い気持ちで試してみると想像以上の収穫があるもんだなと。

僕もブログで書いてる内容を詳しくダベるポッドキャストを前からやってみたいと言いつつ何もしてないので、今度作ってみたい。

と考えたけど、なんかポッドキャストって自分でサーバー用意したりする必要があって面倒らしいんですね。すごく。

昔のブログもこんな感じで、自分でWordPress設置してとか苦痛だったのを、Twitter創業者のエバンウイリアムズがBloggerっていう誰でも無理で始められるサービス作ったんですよね。

そういう意味で、このVoicyというサービスはまさに必要とされてるサービスだと思う。アップルがAppstoreみたいに全部用意して、課金とか広告システムもやってくれたら一番いいんだろうなあ。

ちなみに、客観的に聞いてみると、堤さんの方は論理的に前提とか色々組み立てて質問をしてきているけど、僕自身の方は適当に好きなように話していて、これ直接の質問にすぐ答えるまで長いなとか、話流れとるなとか、そういうことがわかって面白かった。

聞かれたことに、論理的にこういう理由があって、なぜこうなったかとか、上手いこと答えられる人がいるけど、あれは意識して訓練しないとなかなか難しいですね。僕には到達できそうにないかもしれません。

ちなみに、このラジオで話した内容に関係する過去記事はこちら。
使いやすいアプリを作る簡単な方法
初心者からサービスを作るまで
開発を短い時間で集中して毎日やる

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個人事業主として独立するなら、将来、結果的に儲からなくて就職したとしても、帳簿つけて赤字の確定申告しないと損する

個人事業主として独立するなら、儲かってから確定申告のことを考えるのはとてもとても損である。事業が黒字化せずにあとあと就職したとしても、経費を合算できずにとても損する可能性があるので、そう言うことを書いてみる。

儲かってから確定申告のことを考える?

僕が個人事業主として確定申告のことを勉強する前は、

「確定申告のことは面倒だから儲かってから考えよう。そもそも赤字のまま独立失敗して就職するかもしれないし。」

と思ってました。多分、独立が初めての人、ほとんどは同じように考えているんじゃないだろうか。

なぜかというと、フリーランスやら起業やらでも、最初から株式会社としてやるぜっていう本気モードの人以外は、ちょっとやってみて、うまく行かなかったらまた就職しよかって考えの人が多いからだと思う。

そして、赤字の時は税金も発生しないから申告の義務はない。

「じゃあ、どうせ税金発生するかどうかわからない、そもそも黒字になる可能性の方が低いと思ってるから、確定申告のことなんて儲かってから考えた方が合理的じゃないか。そもそも面倒でストレス溜まりそうだから、仕事にまずは集中したいんだよ。」

と思うのはもっともなことだと思う。実際僕も、こういう考え方だったし。

ただ、こう考えて、仕事に必要だった経費を記録してなかったら、あとあと凄くもったいない。事業が最後まで赤字で就職することになった時にも凄く損する。

なぜもったいないか

まず、赤字の時から経費を記録しておかないと、数年後に事業が黒字になった時に経費を合算できないからメチャクチャもったいないです。これは誰でもわかると思う。

意外と盲点なのが、ずっと赤字で事業を諦めて就職した時にも凄くもったいないという事。

なぜかというと、就職したら会社から税金が自動的に引かれちゃうんだけど、事業をやってた時の赤字分をちゃんと申告すれば、その年の給料と事業してた時の赤字ががっちゃんこされて、税金が安くなるか0円になったりします。

となると、確定申告の時期の後、税務署から、「税金取りすぎてたから返しますね。」って通知がきて、就職した後の給料から天引きされてたお金が帰ってきます。

ざっくり簡単に説明すると、

個人事業主の1年目。 => 売り上げ3万円。経費153万円。(約150万の赤字)
個人事業主の2年目。 => 売り上げ2万円。経費152万円。(約150万の赤字)

となって、2年頑張ったけど、トータル赤字300万で生活できませんわ、もう無理。となって就職したとする。

そして、なんとか年収300万円の職に就いたとします。

年収300万円だと、ざっくり50万が税金で取られるので、手取りは250万ぐらいです。

この時、儲からなかった個人事業主時代の赤字をちゃんと申告していれば、年収300万円と以前の赤字300万円が合体されるので、税金が0円になります。つまり、その年の税金50万円が後から帰ってくるのです。

税務署から、「会社が源泉徴収していた金額をお返ししますよー」って通知がきて、後から銀行に50万円振り込まれます。これはでかい。めっちゃでかい。

確定申告を簡単にする方法

そうは言っても確定申告とか帳簿つけるのめんどいってなるとは思う。

でも、ここを超絶簡単にする方法がある。そして、赤字時代ならこの簡単な方法でデメリットゼロ。

それは、青色申告の10万控除で申告するというやり方。これなら、日々の帳簿付けも、申告時もメチャクチャ簡単。本屋に売っている申告の本に書かれているのは、65万控除の難しい方の青色申告です。

詳しくは、こちら。
確定申告を楽にする合理的な方法のまとめ

後、重要なポイントとしては、白色ではなく、青色の場合は、事業開始時、もしくは税金払う年の前年3月15日までに青色でやりますと税務署に申請しとかないといけない。

例えば、今年から事業始めました!って人なら、とりあえず「この日から事業開始です!」って言って申請しに行けばいい。

悲惨なのは、セコセコちゃんと経費の記録をつけてたのに、青色申請してなかったケース。今年は白色しかできませんねって確定申告になった時に言われる。白色だと赤字を繰越できないので、帳簿つけた意味ないやん!となり、その日の夜は枕を涙で濡らすことになる。

最後に宣伝しておくけど、こういった理由なので、Taxnoteで経費だけでも記録しとこう。事業開始前でも、事業はじめる時に開業費として経費記録できるから、事業やるか迷ってる段階でも記録しておこう。

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ネットが普及しても都市部集中が加速するのはこんな理由ではないかと

少し前に落合陽一先生の最新作を読んだんだけど、その中で一番面白かったのが、「最近はネットの人格がみんな聖人君主にならざるを得なくなってしまい、ネットの人格は本当の自分からかけ離れてしまいがち。」という言説であった。

これ、本当にそう思うんですよね。つまり、どういうことかというと、最近はTwitterでちょっとでも不適切な事を呟いたら、なんかのきっかけで炎上してしまい、社会的に抹殺されたり、罵倒されたり、色々と面倒なことが起こりやすい世の中です。

さらに恐ろしいことに、これは有名人じゃないごく一般人でも、なんかのきっかけで炎上したら、いろいろ晒されて、世にも恐ろしい体験をすることになる。もっと恐ろしいことに、ネットの世界ではログというものが残るので、数年前に適当に呟いた言葉が、なんかのきっかけで掘り起こされて叩かれるとかもある。

なんと恐ろしい監視社会であろうか。

という訳で、ちょっとでもリテラシーある人なら、リアルでは普通に話していることも、ネット上で書き込むときはそれが例え、Facebookとかクローズドな時でも慎重に慎重に書き込むようになる。

最近では、あとあと、なんかのきっかけでスクショを晒されるかもしれないから、Lineでトークしてる時もいろいろ気をつけるって人もいるんじゃなかろうか。いやあ、デジタルの書き込みというのはスノーデンじゃなくても最新の注意を払って書き込むというのが最近の流れではあると思う。

という訳で、リアルで会ってみるとすごく毒を吐くのが絶妙に面白いという毒吐き芸人みたいな友達も、ネットではできるだけ叩かれないようにそういうダークなネタは自主規制するというのは当たり前のように起こるはず。

ちなみに、俺はネットでも普段からオラオラするぜ。というキャラの人もいるんだけど、そういう人は限られた才能と性格とブランディングを持っているゆえにできる芸当であって、ごく一般ピーポーが、そうなんだ、俺もそうしよって真似したら火傷するだけだと思う。

こうなると、電話とか、実際に会って話すという事の価値が上がる。

ネット社会になれば、世界中のどこでも仕事ができるようになるから都市部の土地代なんて下がっていくだろって少し前は予測されたりもしたけど、全く逆のことが起こって、サンフランシスコの住宅費もバカみたいに高騰して、日本は東京一極集中が止まらないのはそういうことなんじゃないだろうか。

ちょっと前に地元の大阪に戻った時、テック系の勉強会やら集まりにいくつか参加してみたけど、東京に比べて、十分の1ぐらいの数しかなかった気がする。僕は大阪出身なんですが、大阪出身の人って東京に引っ越すまでは、大阪は日本の二番目ぐらいで、東京に比べてもちょっと負けるぐらいなんちゃいますのっていう変な意識があるんですよね。東京に来ると愕然としちゃうんだが。

話を戻すと、人間って、メールやチャットでは絶対言わないことでも、直接会って話すとポロリと話すなんてことは往々にしてあります。こういうことから、いわゆる、井戸端会議で何の気なしに聞いた情報がすごく重要だったりするビジネスでは都市部に住むというメリットが計り知れないんだろうなと。

そういう突発的な井戸端会議やら勉強会やら集まりやら、飲み会やら、麻雀のメンツやらに参加したり呼ばれたりするためには、近くに住んでいないといけないわけです。

ついでに言うと、最近はお一人様社会で、ネットでなんでも仕事が完結しちゃうフリーランスが増えてきているけど、家族がいないと結構孤独に押しつぶされてウサギのように死んじゃうから人と会う機会が増えやすい都市部に住むって言う人も多そうだ。

僕の適当な観測結果でいうと、都市部から離れたところでネットを使って働いている人は家族持ちが多い気がする。家族とか子供がいれば、ウサギ状態にはならないし、飲み会とかも行く暇なかったりするからだろうと思う。

つう訳で、ネット社会になれば都市部への一極集中はなくなると言われていたけど、反対のことが起こってるのは井戸端会議の重要性がネット時代で逆に高まったからなんじゃないかというのがこの前お風呂で考えてたことです。

それじゃ、この都市部集中が緩和するテクノロジーの進化ってなんだろなって考えると、最近言われているのが自動運転です。

つまり、自動運転が発達すると、車の中がとっても快適なスペースになって、それはもう、車の中が家みたいになる。つまり、移動時間に寝ることもできるし、Netflixでナルコスみてたらつきましたわってなるし、もちろんiMac置いて大画面で仕事することもできる。

移動のストレスって、移動中のストレスがあるかないかで決まるところって多いんですよね。例えば、飛行機乗ってるときでも、両隣つめつめの状態で我慢するのと、ガラガラの飛行機で、なんなら横になって寝れますわっていう状況で4時間のフライトを過ごすというのは大きくストレスが違う。

東京の電車だって、すごく混んでいる状況で座れず30分通勤するのと、ガラガラの長野ローカル線を新聞大きく広げて足伸ばして通勤するのでは大きく違ってくる。

自動運転が広まって、渋滞もなくなって、スピードも早くなって、移動中のストレスが激減する社会では、「ちょっとチミ、麻雀のメンツ足りないから今から来ない?」って誘う方も誘いやすいだろうし、誘われた方も、「わかった、30分ぐらいで着くと思うわ。(移動中はポテチ食いながら漫画読むか)」みたいな世界になるかもしれない。

こうなると、郊外に住んでいてもそこまでデメリットなくなるし、むしろ、幹線道路や高速道路の近くが人気スポットになりそう。

その他には、ARやらVRやらのバーチャル技術でその場にいるかのような状態を作り出せるようになるとまた革新が起こるかもしれんけど、これはちょっとまだまだ先すぎてよくわからん。

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