こんにちは。僕はずっと前からVoicepaperという読み上げアプリを作っております。それはもう、自分が使いまくるアプリなので、当然のように魂を込めまくって開発してます。

この音声読み上げアプリ、ほとんどの人には、「ちょっと自動音声は聞くに耐えないわー」と言われてスルーされる悲しい運命なんですが、ごく一部の人にはめちゃくちゃハマるアプリでして、昔から熱狂的に使ってくれるごく少数の方に支えられています。

例えば、通勤中にブログ記事やニュース記事を耳で聞くビジネスマンとか、運動中に自炊した小説やらビジネス書をながら聞きする人。

それ以外に多いのは、試験勉強で暗記したいテキストを何度も聞いてる学生さんとか、自分で誤字チェックしたい物書きの人とか、弱視で長時間スマホを見ることができない人なんかも使ってくれてます。

実はもともと、こういう読み上げアプリを自分で使いたいがために、5年ほど前にiPhoneアプリを作り始めたんですよ。最初は、PocketというWebページをあとで読むサービス専用のアプリ、Lisgoというものを作りました。

そのあと、いろんな自炊した本を耳で聞きたいなと思ってVoicepaperを作りました。それから、青空文庫専用の読み上げアプリ作って欲しいと要望が多かったので、音声文庫というものも作りました。

これらの昔のアプリは、iOS7のテキスト関係の仕様から開発が続けるのが困難になって、そのまま開発が止まってたんだけど、一年ほど前に完全に0から新しく「Voicepaper 2」を作りまして、現在AppStoreで落とせるのがそれです。

これは、Pocketにも対応してて、Dropbox、Evernote、あとはSafariにも対応しているという、今までのアプリにいいとこ取りアプリなんだけど、青空文庫だけは対応してなかったんですね。

というわけでここ二週間ほどせっせと開発に励み、やっと対応しました。

読みたい本の検索機能とか、ランキングから選択してサクッと取り込めるとか、使い勝手はこだわっているので、たぶん使いやすいはず。

どんなアプリかねと思った方向けにデモ動画を作ってみました。20秒あたりから読み上げ音声が始まります。

青空文庫とは著作権の切れた小説が聞けるサイトです

ここで、青空文庫とはなんぞやという方のために紹介しておくと、著作権の切れた小説が読み放題のサイトです。太宰治、夏目漱石、宮沢賢治なども読めるし、最近だと、吉川英治も読めるようになりました。カラマーゾフの兄弟も読めたりする。

https://www.aozora.gr.jp/

これ、青空文庫を目で読むアプリは、無料で出来の良いアプリがAppStoreにあるんですね。そして、主要な作品を人間が朗読したアプリとかもあったりします。ただ、人間が朗読しているやつはやっぱり主要作品しか聞けない限界があったり、作品ごとに購入するといった必要があったりします。

Voicepaperも完全無料ってわけではなく、月400円の有料版にアップグレードしないと毎日15分までしか再生できないっていう制限はあるんですが、一応、青空文庫で公開されている本なら全てアプリに取り込めて、全部、読み上げで聞くことができるという良さがあったりします。

まあ、人間が朗読してないんで、自動音声の読み上げなんですが、ずっと聞いていると方言みたいに慣れたりします。慣れなかったら申し訳ない。

まあ、とにかく、青空文庫というのは素晴らしいサイトでして、それを目で読む素晴らしいアプリもAppStoreにはあるんだけど、それを自動音声で読み上げるアプリってなるとVoicepaperをオススメしたいわけです。すごくシンプルに操作できるよう気を使ってるので。

再生箇所をハイライトしたり、指定位置から読み上げも出来る

もともと、僕が読み上げアプリを作るときに目指していたものは、目で読みたい時は目で読んで、耳で聞きたい時は途中から耳で聞くというスムーズなつながりだったんです。

なので、読み上げ中のテキストはハイライトするし、文字をダブルダップすると、指定した位置から読み上げが開始されます。

あとは、もちろん再生速度はワンタップで切り替えできたり、寝落ちしたい人のためにスリープタイマーもあります。青空文庫は基本日本語のみだから関係ないけど、海外のブログとか語学学習に使いたい人向けに25ヶ国語に対応してます。

とはいえ、いろんな機能がたくさんありすぎても使いづらいので、本当に重要な機能だけつけておいて、基本的にはシンプルな操作性というものを一番重視して開発してきました。

Voicepaperには弱点もたくさんある

自分が作っているからよくわかっている部分なんですが、Voicepaperには弱点もたくさんあります。

まず第一に、読み上げが機械音声なので、どうしても人間の朗読のようなナチュラルさがないんですよね。これ、特に一番最初に聞いた人は抵抗感あると思います。多分、ほとんどの人は自動音声の音を聞いた瞬間にアプリをそっと削除しているんじゃないだろうか。悲しい。

ここは、iOSの設定から高音質版の音声をダウンロードすることによってだいぶマシにはなるんだけど、このアプリを使い続けるまでの大きなハードルです。僕も最初は抵抗あったんだけど、なんか30分ぐらいしたらびっくりするほど慣れてしまって、いまでは全く気にならなくなってしまった。

でも、やっぱり気になる人もいるかと思う。

次に大きな弱点として、漢字の読み方とか結構間違うんですよね。これも、iOSの設定で修正できたりもするけど、そんなことやるのは面倒だし、僕は放置です。なんとなく自分の脳内で補完しているけど、やっぱり気になるところはある。

例えば、僕はAmazonで購入した司馬遼太郎の坂の上の雲をBookScanというサービスに直接送って、テキスト化してDropbox経由でVoicepaperに取り込み、車を運転中に聞いているんですよ。

旅順の戦いとか、「たびじゅん」と読み上げてます。秋山好古は、「あきやまこうこ」とか読み上げてる。しょうがないから脳内補完してます。

その他には、Kindleで購入した本とかは著作権ガードがかかっているので取り込めないし、PDFの文章も取り込めないです。

ついでに言うと、Pocketでブログ記事とかを保存して、それを取り込んで耳で聞けるんだけど、一部のサイトはうまく取り込めないです。僕のブログはちゃんと取り込めるけど、最近良質な記事が多いnoteとかは仕様的に取り込めない。

さらに言うと、会員制有料サイトの記事もPocketで取り込めないからそのままだとVoicepaperでは聞けません。例えば、僕はNewsPicksとクーリエジャポンの有料ユーザだけど、この二つのサイトは、Webでログインしたあと、EvernoteのWebクリップで保存したあと、Voicepaperに取り込んでます。

本当は、NewsPicksとかクーリエジャポンの有料会員が使いやすいように、ログイン対応とかして、サクサク耳で読み上げできるようにしたいなあと思っているんですが、どちらもAPIとかはないんで、自主的に営業かけないと厳しそう。お願いしに行っても、あちらもこんな小さなアプリ一つにエンジニアのリソースかけてくれなさそうだし。

今回の青空文庫対応で、ググッと一気にユーザが増えてくれないかなと期待しております。ちなみに、現在iPhoneXでちょっと画面がズレたりするので、なるはやで修正したい。興味持った方は、とりあえず無料で試せるので落としてみてください。

Voicepaperのダウンロードはこちら。


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