最近ふと便利なライフハックを思いついた。これはびっくりするほど単純で、月額課金サービスをやってるNetflixやらHuluやらの課金は全部AppStore経由でやるというものです。(AndroidユーザならPlayStoreでもよし)

というのも、最近は月額課金サービスに色々出てきて、それぞれ入るたびにクレカ情報を入れてたんだけど、数年に一回ぐらい、何らかの事情でクレカの番号をまた全部入れ直すという相当面倒な作業が発生してたんですね。

クレカ落として再発行したら番号が変わるし、海外旅行行って、不正利用されて自動的にカード会社がストップかけた時も再発行とかになる。また、ポイントとかマイル貯めるのに効率いいからこっちのカードに変更しようって時もまた番号が変わると。

その度に、元からあまり良くない記憶力をフル稼働させたり、メモを参考にしたりして、課金していたサービスのクレカ番号を一つひとつ更新して、2018年にもなってこれはなんの拷問だと思っておりました。

AppStore経由で課金しとけば一括にまとめられる

ところが、最近はNetflixもHuluも、いろんなサービスがAppStoreのアプリ内課金の定期購読にネイティブ対応してきている。こうなると、全部AppStore経由で購入した方が一限管理できて、何を契約しているかも管理しやすいし、カード番号変わった時も楽チンです。

これ、ユーザからすると、便利なことこの上ない。

だから、ユーザとしては、できる限りAppStore経由で契約することにした。AppStore経由で契約できないサブスクリプションサービスはクソだ!とまでは言わないけど、カード登録の面倒さと更新する時の面倒さが足かせになってだるいなあという印象が入ってしまうようになってしまった。

サービス側からすると、Appleへの手数料30%が痛い

しかし、僕はサービス側の立場として、AppStore経由で課金されたら毎回30%(2年目は15%)の手数料をアップルに取られてしまうということも、もちろん知っている個人アプリ開発者なので、サービス側の葛藤も良くわかっているつもりです。

Webページからクレカ登録してもらえたら、Appleに30%取られるより遥かに安い手数料になるし、最近はSquareとかも日本で使えるから、実装コストも昔に比べてはるかに楽になった。だから、僕がWeb版も作っているサービス提供者なら、できる限りWeb側から購入してもらうようになんとか施策を考えるのは当然のことだと思う。

ちなみに、Web経由とアプリ経由で値段を変えるのはApple側から明確に禁止している。
*update
これ、昔は確かこういう理由でリジェクトされてて、サービス側はWeb側から契約させる方法どうするか気を揉んでた記憶があるんだけど、最近のYoutubeプレミアムとか、Webと値段変えてきたりしてるの通っているので、今は緩くなってOKなのかもしれないです。ルールの記述も見つからないので僕の勘違いだったら申し訳ない。このへん、曖昧な部分は裁量持てるように、アップルはルールに書かずにリジェクトする場合がたくさんあったので分かりづらいのだけど。(Twitterで指摘してもらえた、ありがとうございます。)

*update2
Twitterで情報もらったところ、やっぱり昔はiOSもWebも価格を同じにしないといけないとAppleが言っていた文章を提供してもらった。こちらのリンクの4段落目。そして、今現在は緩くなってこれはみんなに適用されないのか、それともYoutubeだけ特例処置で別価格OK出しているのかは謎。前からAppleはこのへんのルール、一部の会社にはOK出すけど、他の会社にはNGっていうことはよくあった。(例えば、Evernoteはツール系なのにだいぶ前から自動継続課金使っていたけど、他のツール系アプリが申請したらリジェクトされるとかよく聞いてたし、僕もリジェクトされた。)ハッキリとわかる人いれば教えていただけると嬉しいです。

ビジネスの都合でユーザが不便に耐える構図はこれからも続きそう

例えば、Line漫画は漫画を購入する時に、すんなりとアプリ内課金経由で買わせてもらえない。ユーザがわざわざコインを購入して、そのコインを使って漫画を購入しないといけないので、コインが微妙に余ったりしてすごくストレスだ。

これは、コインという独自通貨をLine側が用意した方がキャンペーンとか、色々やりやすいとか、ビジネス上の都合だと思うんだけど、それ以上にLine漫画愛用者としては死ぬほどあの操作が面倒で、コイン購入する手順がだるいから、この漫画買うのはまた今度でいいやとなって諦めたことが何回もある。

人間誰しも、コイン購入画面まで行って、タッチしたりスクロールしたり、ぐるぐる回るの待って、コインの総量が足りているかを頭の中で計算したり、余らないように、今あるコインと購入コインを足し算して、どれだけのコインを購入すればいいか考えたり、購入したあと、漫画ページに行ってまた購入ボタンを押してといった重労働をこなすのは誰でも避けたいものである。

ちなみに、アマゾンなんかは、ずっと前からアプリからは漫画とか本を直接購入できないから、わざわざWebサイトに行って購入してから、アプリをまた開いて更新ボタン押してダウンロードするというデスロードを通らないといけない。

こっちも、これが理由で購入に至らなかった人達は世界中に数多くいるだろうけど、じゃあ、全てアプリ内課金対応して、Appleに手数料支払った上での、最終的な利益は、以前の仕様に比べてどれだけ変わるのかというのはそれぞれのサービスごとにやってみないとわからない。

そういうことは、ABテストも出来ない。世の中なんでも、すごく大事な部分はほとんどABテスト出来ない。トップの鶴の一声でやるぐらいしか出来ない。

うまくいくサービスもあるかもしれないし、ほとんどのサービスでは、ユーザは利便性は低いままでも、やっぱりアプリ内課金を回避してサービスを回し続けた方がビジネス上は正解なのかもしれない。

さて、これ、例えば、もしAppleがアプリの世界やWebの世界までも駆逐して、課金はApple経由でというのがスタンダードになったら解決するかもしれないけど、それはそれで一社がプラットフォームを独占するのであまりよろしくなさそうです。

通貨の世界では、ヨーロッパのどこでもユーロで支払えるというユーロ圏が誕生したけど、これはこれでギリシャの借金をドイツが背負うとか、歪みがどうしても生じたりする。

そうすると、ストアのアプリ内課金で素直に購入させてくれよ問題は、ユーザとしては諦めて、これからも解決することはなさそうだと達観するしかないんでしょうか。


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