面白い記事ばっかり書いてくれるよっぴーさんの本がかなり面白い。これ、フリーランスとか個人で仕事していこうと思ってる人、もしくはすでにやっている人たちはいろいろヒントが詰まってると思う。

僕は個人アプリ開発者としてアプリを企画して、開発して、ストアで売って生活しとるわけなんだけど、いろいろ共感できるところがありすぎるし、ライターとしてそうやって戦略考えているのかーとか職業が違うからタメになるところがたくさんあってヤバいです。

個人的に、そうそうって思ったところとか、ほほーなるほどなーとか思ったところを書いてみる。

フリーランスになると風邪を引かなくなる

これは本当にそう。風邪をひくのはたいてい睡眠不足が原因で、フリーになると基本的に好きな時に好きなだけ寝れる生活になるから一年で風邪をひく確率がめっちゃ下がる。

もちろん無理して睡眠不足になるということもあるにはあるだろうけど、自分の時間をコントロールできるっていうのはでかい。やっぱ約束とか自分で決められない時間の幅が全然違う職業だと無理して起きる割合が全然違うし。

まあ、そのぶん自己管理の必要性がめっちゃ出るんだけど。下手すりゃ毎日寝ちゃって一瞬で昼夜逆転、夜行性になります。今の僕ですね。

フリーランスは下手すると孤独死する

僕はここが一番フリーランスに向いているかどうかポイントだと思う。とにかくフリーランスというのは個人で仕事をするわけだから同僚と毎日顔を合わすという習慣がなくなる。

いろんな仲間と仕事をするよっぴーさんでさえ、こういう辛さがたまにあるみたいなことを書いているぐらいだから、元来寂しがり屋の人には致命傷です。そして、世の中にはこの耐性がありそうでない人もあるので注意が必要である。

俺は人嫌いだから個人で仕事できるなんて全然いけるぜ!と思ってても、フリーで仕事するようになったら、もう忙しい会社員時代だったら速攻で断ってた飲み会とかもホイホイ積極的に参加したり、スクリーニングしなさすぎて、いってみたらネットワークビジネスの会合だったとかなるかもしれない。

しかし、これからはフリーランス的な働き方がガンガン増えていくだろうから、そういう人向けのコミュニティやサービスも増えて改善されていくとは思うが、自己管理と孤独死リスクは性格に起因するので向き不向きに直結します。

フリーランスは会社員の三倍稼がないとダメは嘘

これが世間の常識と実態が違うところだなーといつも思ってるところ。アプリ開発者でもiPhoneとかMac買ったら経費にできるし、自宅で作業してたら何割かを経費にできる。

つまり、サラリーマンより経費にできる部分が多い場。よっぴー本だと、フリーライターだと企画で旅行とか行ったら取材費になるから、いろんな楽しい現場の仕事で使ったお金がたくさん経費になるらしい。そういう意味ではフリーライターのほうがエンジニアより全然経費の幅広いな。

つまり、実際の年収が同じでも、いろいろ経費にして、自分で確定申告するから実質所得というか生活のゆとりがだいぶ違ってくる。もちろん、健康保険とか自分で払うわけだけど、それは給料もらってる時も自動で天引きされているわけで。

ポイントは会社員時代より収入が不安定になるってところなんだけど、僕の周りでフリーで食えてる人は引く手数多というか、困ったらいつでも就職できるしっていうスタンスの人が多くて、結局そこはスキルがあるかどうかに一番起因するので本質的な部分ではないかなあと。人によって差がありすぎるというか。

確定申告は確かに最初戸惑うけど、実は全然難しくないやり方があるので、これを参考にしてください。

確定申告を楽にする合理的な方法のまとめ

タイアップ記事とかのギャラの話が面白い

よっぴーさんは読者が読みたいのはお金の話だってわかってるから、このへんちゃんと書いててポイントがすげえ高い。僕もこの本に期待していたのはこのへんの詳細だ!

なんかタイアップ記事はもうアドセンス貼るより何百倍、何千倍と儲かるらしくて、その理屈もティッシュ配りにコストかけるならネットで読んでもらったほうがパフォーマンスいいからっていう例えがわかりやすかった。

そして、広告記事で儲かったぶん、そのお金を面白い記事を作るでっかい予算に回していって、広告記事だけど読者が楽しめる力の入った記事を作るというよい循環を作るのだと書いているところが「なるほど!!!」と一番うなったところ。

ここはアマゾンのジェフベゾスに似てる。なんか、僕ってどうしてもケチくさい根性というか、お金を再投資するっていうのに躊躇しちゃうタイプなんで、ここが個人的に見習わないといけないなーと思っているところです。読んでて自分の弱点があらわになりました。

仕事を企画、プロデュースまで広げていく

よっぴーさんはライターなんだけど、企画もできるし、業者の手配までやって、実際はプロデューサー的なことまでやる。こうやって、自分のやりたいこと、仕事の規模をでかくしていった過程で自分の付加価値が高まり、そのおかげでギャラもどんどん上がっていったらしい。

こういう、自分の好きなことで、やれる範囲を広げていって結果的に他の人と差別化する範囲を広げていくという戦略は個人事業主にとってめちゃくちゃ重要な部分だと思う。

というか、これからフリーランス的な働き方がますます増えるなかで、こういう戦略があるかないかで全然違う。

そういえば、成功しているフリーのiOSエンジニアである@shu223さんも、クライアントにiOSでの開発のノウハウというか、開発だけじゃなくてコンサル的な話もすることあるって言ってたから、エンジニアも自分の強みをどんどん提供していくと、「ああ、あの人はプログラミングだけじゃなくて、こういうところもいいんだよなあ」って思われて付加価値がつくんだと思う。

僕も、今年はTaxnoteのAndroid版をフリーのエンジニアの人に手伝ってもらったんだけど、「こういうやり方のほうがいいですよ」とか、「こうするのはどうですか」とか提案してくれる人って本当に助かるんですよね。

よっぴーはめちゃ優秀だからこれができるんだ!について

この本を読むまでもなく、よっぴーさんがアホのふりしてめちゃくちゃ頭よくて、戦略的に動いていて、普通の人が真似しようとしてもこういうライターにはなれないという意見があると思う。

これはほんとその通りなんだけど、重要なのは、真似しようとしてはいけないところであって、よっぴー的なポジションは今までなかったからこそ第一人者的なポジションになれたんだと思う。そういうことも本の中では書いてる。

つまり、真似しようとしてはダメで、誰しも自分にしかできない、そこまで言わなくても自分に向いてそうなニッチを見つけて、なおかつそこで稼げるポジションを探し続けるという戦略が一番大事なことなんだと思う。

この、自分に向いているニッチを見つける、それを確率する作業をコツコツ戦略的に続けていく、結果的にそれが積もって他の人に真似できないポジションにいつの間にかなっていくというのが、情報発信や実績が蓄積しやすいWebと相性がよい。

そういえば、最近、落合陽一先生の本が結構面白くて3冊ぐらい読んだんだけど、似たようなこと書いてて、そうだよなあと思った。魔法の世紀って本が一番面白いけど、生存戦略の話はこの本にそういうこと書いてる。


*読み上げアプリVoicepaperなど作ってます。自己紹介はこちら。プログラマもゆる募