先ほどa16zのPodcastを聞いていたら、ネットスケープ作ったマークアンドリーセンがながら聞きについて語ってた。こんな感じだ。

「普段、外にいる時はAudiobookでノンフィクション作品をノンストップで聞いてる。友達から教えてもらったテクニックなんだけど、iOSのスピーチ機能が最近はよくなってるから、Wikipediaを読み上げでも聞いてるよ。最高だね。」

https://soundcloud.com/a16z/breakline-veterans#t=26:00

なるほど、マークもやっと時代に追いついてきたか。

耳での読書体験についての情熱ランキングについては、僕は日本ランクトップ10には入ると思う。

1万以上もするクソでかい裁断機買って本を裁断し、テキスト認識ソフトでtxt化し、それから音声合成ソフトでmp3にして、iPodで聞いてたのが5年以上前。

こんなの面倒だと思い、Macbook買って、LisgoVoicepaperというiPhoneアプリを独学で作り初めてしまったぐらい、この分野への思いは強いからである。

ちなみに、当時はいろんな人にアイデアやデモを見せても、「本は読んだほうが早いから。」と理解されなかったけど、気にせず作り続けたら結構ヒットして今でも売れ続けてるので、自分が欲しいものはめげずに作るのもありだと思います。

そして、Kindleの本もiOSのスピーチ機能でノンストップで聴けるんだけど、iOS9.2でぶっ壊れてしまってたんですよ。でも、iOS9.3になって治った!この記事で一番言いたいことは、iOS9.3でiOSのスピーチ機能治ったよってことなので、それ以外はおまけです。

やり方はこちら参考に。
iPhoneのVoiceOver + Kindleで快適オーディオブック


上の動画で重要なポイントは、二本指のスワイプを使うと簡単にスピーチが発動し、なおかつポケットに入れても大丈夫。Kindle本で次のページに自動的に進むということである。

iOS9.2で使えなくなってからKindle買うのが減ったけど、また購入が増えそう。。

ちなみに、耳での読書への情熱ランクで、この人には負けると思っているのが、オーディオブックの会社Febeを作った上田さんである。

オトバンク上田渉氏が作る、オーディオブックによる「究極のバリアフリー」な世界

「もともと学者で、本を読んだり論文を書いたりすることが仕事だった祖父にとって、目が見えなくなったことは大きなショックだったようです。大学入学前に祖父は亡くなったのですが、これを自分の中での節目と考え、祖父のような人を助けたいと考えるようになりました」

素晴らしいですね。

僕は自分がランニングとか皿洗いしてる時に、途中で止まった読書の続きを耳で聞きたいっていう情熱で作っただけなんで、志からして違いますね。

ただ、LisgoVoicepaperや音声文庫も、目の見えない人や、老眼で目が弱くなってる人に好評なので、もっとこの分野盛り上がってくれないかな。

最近Googleが音声認識と音声合成のAPI公開を発表してたから、これを機に一気にイノベーションが加速して欲しい限りです。


*家計簿読み上げのアプリ作ってます。自己紹介と過去ログはこちら