今日、テククランチでSlackの紹介動画を見たんだけど、ハッと気付いたことがありました。というか、思い出したことでした。

これはめちゃくちゃ良くできてて素晴らしい。カワイイ動物使ってるから、テク系以外の人にも見やすいし、それでいてSlackがどう便利かの世界観がわかりやすい。

でも、決して、自分はここでSlackの動画すげえってことを言いたいために筆をとったわけではないのですよ。

これは、普段から考えている、「誰かに紹介する時のコンテンツ」の重要さをハッと思い出させてくれので、これをブログネタにしようと思ったわけです。

言い換えれば、SNS共有ボタンとか、判りやすい口コミを加速させる仕組みではなく、ネットで計測しにくい口コミを加速させるコンテンツの大切さを思い出した。

誰かに紹介する時のコンテンツとは

サービスとかが広まる時に、一番強力なのは口コミの力で、それは誰もが納得することだと思う。

でも、ほとんどの人はSNSで共有された数字や、サービスがどこから流入してきたか、キーワードなど、目に見える効果測定に目が行きがちで、それは自分も含めてそうなんです。

これは人間の脳みその仕組みからして、効果が見えにくいものには時間を使いたくないから。

でも、自分が何か良いサービスやアプリを見つけて、誰かに紹介したいとする。ブログ書くのは少数派だから置いておいて、まずは、そのアプリの良さなり、便利さなりをわかってもらうように話すと思う。

しかしですね、これ、普通の人が全く興味を持ってない人にオススメのサービス、アプリを上手く紹介できる割合は1割に満たないんじゃないだろうか。

「これめっちゃ便利!最高!」

せいぜいこんなもんです。情熱を伝えるぐらい。

だから、そんな時、このページ読めばよさわかるよ!もっと言えば、この1分の動画を見ればわかるよ!というような、紹介する側にも、紹介される側にもコストの低いコンテンツがめちゃ重要になってくるわけです。

○○○ってめちゃいいよと聞く
=> そうか、○○○で検索してみる
=> 公式サイトで動画発見
=> なるほど、この動画で良さがわかった!

この流れが理想的なんだけど、普通はなかなかそうならない。

○○○ってめちゃいいよと聞く
=> そうか、○○○で検索してみる
=> 公式サイト発見
=> もひとつよく分からない
=> 紹介記事を探す
=> あまりない。。
=> 疲れた。。

と、こんな感じが多いと思う。

で、これ、確かにそうだよね、わかりやすい動画って大事だよねって誰もが否定しないとは思うんだけど、効果測定がしにくいから、実際にそれにコストかけるまでいく人って少ないと思うんです。

こんなことを書いている自分自身も、自分のアプリの動画に力入れたのはVoicepaperの時ぐらいで、今は一番人気あるTaxnoteでもまだやってません。

多分、これ、人間は効果が数字として分からないものにはコストをかけたくないように脳みそがプログラムされているんだと思う。

例えば、これからスタートアップやるぞという段階で、「誰かいいエンジニアいませんかね?」って相談された時に、僕は真剣に考えた結果、結局思いつくのがこれです。

誰かいいエンジニアいませんかね

スタートアップ誰かいいエンジニアいませんかね?
=>
うーん、応援したいけど、イケてるエンジニアの人達は興味持たないとまず行かないだろうなあ。
=>
そもそも、お互いよく分からない状態でお茶のセッティングとかしても断られそうだし。
=>
そうだ、こういう時に、このサービスの良さ、もしくは社長さんの人柄や情熱がわかるブログ記事があればいいんだけど。
=>
まずは、作ってるサービスを紹介するブログとか、会社や社長がわかるような熱い文章を書くのはどうでしょうか。そしたら、まずそのリンクを紹介することからスタートできるし。。

と、こうなることが多い。

なにか良いサービスや、会社、面白い社長さんを自分が見つけた時、誰かに紹介する時のわかりやすいコンテンツというのがないと、かなりハードルが上がる。

いくら○○○が面白いよって言っても、口で説明できる範囲には限界もあるし、自分が言われる立場だったら、まずググって情報を探そうとするので。

じゃあ、お前は自分のアプリでは実践してるのかと、どうなのかと。

自分も実践していない

しかし、これ定期的に気付くんだけど、結局、わかりやすい効果が計測しにくいのか、自分も実践してないんですね。

「どんなアプリ作ってるんですか?」

ListTimerとか作ってます、これです。(App Storeのリンクを出す)

こんなもんです。AppStoreのリンクを出しても、スクショがあるだけで、到底アプリの良さはわからない。なので、わざわざダウンロードして、使ってみて、アプリの良さを理解しようと努力するところまでコストかけてくれる人は5パーセントぐらいじゃないでしょうか。

このListTimerを紹介しているブログ記事はもっと詳しいけど、わざわざ長文の記事を読もうとしてくれる人は、かなり興味持っている人だけだ。

これじゃ、いかんですね。誰かに紹介する時に、1分でわかる紹介動画を作るのが一番だと思う。そうすると、アプリのユーザが、知り合いに紹介してくれる時、名前を聞いて調べてくれた人がいた時にチャンスが大きく広がる。

ちなみに、似たようなことをしっかり実践している人は、フリーのビジネスマンの人が多いかも。

自分の価値を分かりやすく紹介する自己紹介ページというものを持っていて、自分の名刺もしっかりと時間をかけている人がたまにいる。費用対効果がイメージしやすいからだと思う。


*家計簿読み上げのアプリ作ってます。自己紹介と過去ログはこちら