先日TimeTicketという、個人のスキルを簡単に売買できるサービスがリリースされたのを発見して、久々に興奮した。

TimeTicketはこちら。

というのも、個人のスキルを気軽に売買できるスキルシェアサービスというものをずっと作りたいなと思っていて、それに限りなく近いサービスだからだ。

Airbnbみたいに、これからは普通の人達がスキルやモノをシェアをしあう共有エコノミーがもっと当たり前になると思うし、早くそうなって欲しい。

作りたいや作りたかったと口で言うのと実際に作ってリリースするというのは天と地ほどの差がありまして、作ってくれた運営の方々に感謝するとともに、全力で応援したいです。

スキルシェアのサービスに関しては、ずっとあれやこれやと思い入れがあるので書いてみる。

なんでスキルシェアサービスを応援したいか

僕自身、英語を勉強したのも、プログラミングを勉強したのも、スキルエクスチェンジというものを使った経緯がありまして、それがまず第一にある。

英語は海外のサッカーラジオとかニュースとかずっと聞いてて、そろそろ話す練習したいなと思った時、日本に興味ある外国人が集まるようなサイトの掲示板に、「スカイプで日本語1時間教えるから1時間英語教えてくれ」と募集したのがきっかけだった。

これで、お金をかけずに英会話の練習できた。

次に、プログラミングがまったく初心者の時に、本を使って独学で3ヶ月ほど勉強した後、作りたいサービスの設計やらと、指導してくれる人がどうしても必要だなと壁にぶち当たったのです。

そこで、「スカイプで1時間日本語教えるから、1時間プログラミング教えてくれ」とプログラミングの掲示板で募集したら、偶然凄腕のプログラマが返事くれて、その後1年間ほど毎週やってもの凄く助かった。

ちなみに、この前、この人は日本にきたので案内した。

※日本語教えるかわりにプログラミング教えてもらってた、イスラエル人の友達が東京に来た

こんな感じで共有エコノミーの素晴らしさを体験してきたのもあり、プログラミング始めようとした時一番最初に作りたかったのがスキルエクスチェンジのサイトだった。

ただ、これ系のサービスには大きな問題がありまして。

スキル交換系はマネタイズがむずい

当時からスキル交換系のサービスは海外でもいくつかあったんだけど、マネタイズが難しく、結局Linda.comみたいなオンラインの学校サービスに移行するものが多かった。

とはいえ、この時は「まあ、物々交換の煩わしさの解決策に人類が発明したものが貨幣なんだから、普通の個人のスキルを手軽に売り買いできるのが本当は理想だな。スキル交換だとお互いマッチしないと始まらないし。」と思った。

そんなこんなで、Airbnbみたいな個人のモノの共有を売るというサービスが流行り始めて、空いた時間に個人のスキルなり知識を手軽に売買できるようになれば世界が大きく発展するなあと考えてました。

ところがこの、お金が個人間でお金が発生するものはサービス設計が難しい。。

個人間でお金が発生する時のカルマ

StackOverFlowを作った人も、「個人間同士のやりとりで小額のお金をインセンティブにすると上手くいかないから、広告モデルにした」と語ってた。

ニコニコ動画のインタビューでも少し関連することをこの前読んだ。

※「冗談としてのビジネスモデルとは?」

ビジネス系ならまったく問題ないのだけど、個人間で金銭のやりとりが発生すると、凄くデリケートな心理が働く。

コンサルをプロでやっている人はまだしも、普通のユーザが自分のスキルなり時間なりに値段をつけるのは最初は凄くハードルが高そうだ。

「自分のスキルを時間で提供したらこれぐらいの価値はあると思うんだけど、実際にコンサルとかやったことないし、値段をつけるのは難しいなあ。なんか面倒だからやめとくか。。」

という具合に少しでも心理的な負担が頭の中に入ると、その個人が提供してくれるサービスを喜んで買いたい人がいるのに提供してくれる人が出にくいという状況が生まれそう。

この問題をTimeTicketはナイスな方法で和らげてる。

心理的ハードルと寄付オプション

TimeTicketは売上の10%から100%まで、自分で決めた割合で慈善事業に寄付できる仕組みがある。

これは本当に天才だと思った。この手があったのかと。

これは初めて個人間のコンサルを体験しようという人の心理的負担を劇的に下げる効果があるんじゃないでしょうか。

「うーん、自分の時間を売るなら最低限これぐらいはつけたいけど、価値あるアウトプットできるか不安だから値段下げとくか。。。」

という心理状態があるとして最初は値段をどうしても下げると思うけど、それでも内容によっては初めて自分の時間を売る心理的ハードルが高い場合があるかもしれない。

ところが、売上は寄付金になるというシステムがあれば、「まあ、売上は寄付になるんだからやってみるか」と最初の心理的ハードルが大きく下がると思う。

なんか、プロの通訳者になりたい人が、まずはボランティア通訳から初めて自信を深めるようなステップに近いかも。

専門分野があっても最初は自分の時間に適正価格をつける自信がなかった人が、寄付という仕組みを作って最初の一歩を踏み出して、いろんな人が空き時間に自分の専門知識でお金を稼げるのが一般的になってほしい。

これは間違いなく世の中がよくなると思う。それで稼いで好きなことに挑戦しやすくなったり。

試しにやってみる

ここまで希望的観測ばっかり書いたけど、Webサービスってぱっと話題になって閑古鳥になるというパターンがよくある無情な世界なので、できるだけ自分も使ってみたい。

ざっと見てみたら、Web業界の凄めな人がバーゲン価格で相談してくれるものがちらほらあるので、現在はボーナスステージだ。

その他の使い方としては、僕がAndroidとかRailsとか勉強し始めて詰まった時に凄く便利かもしれない。

Facebookのタイムラインで周りの人がたくさん募集してたので、今結構流行ってるみたいだ。自分も募集してみた。

タイムチケット「個人でiOSアプリ作ってる話をします」1.0時間1000円 @早稲田、飯田橋、池袋、東新宿あたりのカフェ


*確定申告のTaxnote、家計簿ZenyListTimerなど作ってます。自己紹介はこちら