僕は遅ればせながら最近スギちゃんにハマっているんですよ。きっかけは、Youtubeの動画でスギちゃんのネタを見て、腹を抱えてわらったからであった。





ひょっとしたら、スギちゃんのiPhoneアプリあったら面白いんじゃないかなあと思って、検索してみたら、あった!


そして、このアプリのマーケティングが今までのiPhoneアプリの常識を覆すものであって、凄く衝撃を受けた。


このブログを書きながら知ったけど、「スギちゃんのおせばしゃべーる」というアプリは有料総合ランクで一位を取ったらしい。



スクリーンショットは一枚






普通、アプリのスクショって最重要ポイントであり、ここにどんなアプリかをわかるようにしないといけない。


しかし、このアプリは全然どんなアプリか内容がわからないスクショが一枚あるだけ!

逆に、これがどんなアプリだろうとワクワク感を抱かせる事に繋がっていると思われる。ただ、これはスギちゃんという人気キャラをみんなが知っているからこそ使える方法なのであるが。

それでも、この手抜き感満載のスクショ一枚が逆に効果的となっているのは、次のくだりを読んでもらえると分かると思う。


レビューが面白いから買う


このアプリで一番面白いのは、レビュー欄である。とりあえず、iPhoneアプリを吟味する時、みんなスクショ見た後に、レビューを見ると思う。

このレビューがすげえ面白い。

こんな感じ。




みんな、レビューで「想像通りクソアプリだったぜ〜」とか言って、嬉しそうに★5をつけてるんですよ。なんだこの従来の常識を覆すマーケティングは!


レビューを読んでいると、みんなスギちゃん用語で自分もレビューを書きたくなり、アプリを買っているのが分かる。


普通、シロートが面白いことを書こうとしても、あまり上手くいかなかったりするんだけど、スギちゃん用語で書かれたレビューの数々が結構面白い。


スギちゃんのネタには、一種の文法があり、「だぜ〜」を語尾としてつけて、最後に「ワイルドだろ〜」と閉めれば、大抵の話が面白くなってしまうという魔法のような効果があるのかもしれない。


ワクワク感の演出



このアプリの場合、スクショを5枚出して、どんなアプリの内容か分かるように売っていたら、ここまでみんなダウンロードしなかったと思う。


レビューを見た後の、「どんなクソアプリなんだろうか?」というワクワク感が半端なく、自分が買った後は、「あれ、思ったよりちゃんと使えるじゃないか」とがっかり感まであったぐらいである。

ちなみに、面白かったレビューが、「アップデートで使いやすくなったぜ〜。逆にアップデートで使いづらくなったほうがネタになったのに残念だぜ〜」というものであった。


「プロダクトがないほうが資金調達しやすい?」というエントリでも書いたけど、夢を売ると人間は食いつきやすい。

実際の具体的なものが分かってくれくるほど、最初は食いついていた人達が、どんどん冷めやすいのは人間の心理だと思う。


これはマーケティグの話で、逆に言えば、プロダクト開発では最小限の機能しかない段階で、熱心に使ってくれるユーザを作るのが本当に重要な一歩


プロダクトが出来てない段階だと、こんな感じのティザーサイトだけのほうが、誰が作ってるか、誰がプッシュしているかの副次的効果の影響しだいで効果的なはずだ。


というわけで、僕もマーケティングの時は、あまり見せすぎないという事と、ワクワク感の演出というものを考えようと、スギちゃんアプリを見て勉強になりました。


※追記

VCへのピッチ時は別として、製品への過剰な期待をユーザにさせてしまうと逆効果のデメリットのほうが高いから、将来的な機能追加のワクワク感をユーザに約束するのはよろしくないでの注意! 参考記事 アップルとリーンスタートアップ

あと、従来の常識に捕われてはいけないっていうのも重要ですよね。

まあ、スギちゃんアプリのレビュー効果は偶然の産物だと思うけどw これは狙って作ったもんだったら凄い。ポニーキャニオンすげえってなる。




*確定申告のTaxnote、家計簿ZenyListTimerなど作ってます。自己紹介はこちら