最近アップストアのSEOについて勉強したので書いてみる。この分野に関して詳しい日本語情報もまだなさそうだし。

僕は「アプリは内容が全てだから、SEOなんていらないんだよ!」というピュアな考えを持つ人間なのだけど、面倒じゃないならとりあえず試してみるかといった気持ちでやってみた。

調べてみたところ、WebのSEOみたいに洗練されてない分、出来る事は限られているのでシンプル。時間かけずに出来そうなのがいい。

最初に白状しておくと、LisgoがアップストアのSEO対策したら爆上げでウハウハだぜーっていう状況などにはなってないのです。まだ、アップデートして日がたってないので効果がよくわからない。

残念ながら、実体験を元にというよりは、各種アップストアのSEOサービスを使ったり、英語のブログを読みあさって得た知識を主に書きたい。

なぜアップストア内のマーケティングが重要か

adMobのデータによると、90%の人はiPhoneアプリを発見する時に単純にiPhoneアプリ内から見つけるらしい。まじか!!本当かどうか知らないけど、これは予想以上の数字だ。

確かに、最近はパソコン使わずになんでもスマートフォン使う人が増えていて、このトレンドはどんどん加速している。

僕はWebサービスからアプリ開発に移ってきたので、Webのランディングページに余った時間を使っていた。とりあえずダウンロード数を増やしたかったら、その時間を使ってストア内のアイコンとか、スクショとか、説明文やタイトルの見せ方に時間をかけたほうがよさそう。

ちなみに、アップストアのSEOを勉強しようかと思ったきっかけは、Lisgoのストア内の説明文を日本語でも書いてみたら、日本のストアの売り上げが一気に変わったからである。この時、ストア内で見つけてもらうのが一番重要なんだなと実感した。

アップストアのSEOは手軽で、個人開発者に優しい

ほとんどの人がアプリをストア内で見つけると書いたけど、圧倒的多数の人達はランキング経由か、検索で見つけるらしい。(appSEOのHP情報)

ランキングに入るのは大変だけど、検索でヒットしてもらう工夫ぐらいなら簡単にできる。なにも考えずに適当にリリースすると、検索にもなかなかヒットされずに詰んでしまう。

自分もそうだったけど、アプリを知ってもらうには、有名なブログで取り上げてもらうとか、SNSでバズるとか、最初はそういう事を考えるんですよ。でも、どちらも大変だし、完成度高いアプリを満を持して発表して、各種媒体に取り上げてもらおうのは時間かかる。個人なら特に。

僕は素早くリリースして、反応をみながらアップデートを繰り返しているので、まだまだ荒削りな段階でバズるマーケティングするのもよろしくない。大多数の人に提供できるほど使いかってが洗練されてないから。

しかし、アップストアのSEOはちょっとタイトルとかキーワードを工夫するだけなので、少しノウハウさえあれば簡単にできる。わざわざ検索してくれるのは最初のアーリーアダプター層な可能性が高く、初期段階のアプリでもOKだし。

もっと具体的なダウンロード数を突き詰めると、レビューを増やす施策が特に重要になってくる。Lisgoは初めて使うユーザでも使いやすいようになってないから、まだ早いかなあ。

ちなみに、appCodの人がQuoraで説明してた実践的なプロモーション方法は素晴らしい。個人開発者でも真似できそうなノウハウ満載だったので、内容だけでも今度紹介したい。

重要ポイント1 – タイトルに関連ワードを

まず、検索結果で表示される長さ(20byteぐらい)の最初の部分は、分かりやすいタイトルをつける。なおかつ、アプリに関連する重要キーワードも加えて入れる。タイトルに重要ワードを入れるのが特に検索には有利みたい。

Lisgoの場合は、以前”Lisgo”だけだった。これはよろしくない。

“Lisgo Blog Speaker – Voice reader for web news, it reads your Read It Later list aloud with Acapela text to speech.” のほうがよさげ。

*UPDATE
実験的に試したのだけど、上のタイトルは長過ぎてスパムっぽいからもっと短いほうがよいなあ。。あまり長過ぎるといかがわしく感じるし。ちょっと次のアップデートは考え直そう。

長過ぎるタイトルだと検索ランクは薄まるの?ってappCodの人に聞いたら、「それは僕たちも、まだ分からない。」という返事だった。

でも、”Instagram”だけのタイトルだったりする場合、ユーザがInstagramと完全一致するワードで検索したら、絶対にトップに表示されるらしい。だから、Instagramみたいに有名になったアプリは、下手に長くするより、アプリ名だけにして、完全一致で確実にトップに表示されるようにしたほうがいいのかも。

ちなみに、appCodのデモアカウントで、どの長さにすると検索画面に収まるかをお手軽にシミュレートできるのでお勧め。キーワードの検索順位を確かめるのも素早くできる。

間違ってたら申し訳ないけど、だいたい20byteまでが検索結果画面に収まる。Universalアプリだと+ボタンが値段の左側に表示されるから、さらに短くしないと右側が切れちゃう。

また、あまり関係ないワードで長過ぎるタイトルだったり、単純にキーワードを並べるとリジェクトされるので注意。長過ぎるタイトルはクールに見えないのもあるし、できれば簡潔で短いほうがよいはず。キーワード変えるためだけにアップデートするのも、ユーザにとってはウザいことこの上ないので止めましょう。

*UPDATE
appSEOの柴田さんによると、重要な単語であればタイトルと指定キーワードに同じ単語を入れるのは意味あるらしいです。いろいろ実験して確認したらしい。

重要ポイント2 – 競争率の高いキーワードは登録しない

ストアSEOを勉強するまで、単純に関連しつつ人気そうなワードを適当に登録キーワードに入れていた。appSEOを試してみると、「ダメですよ!こんな人気キーワードいれても、あなたの検索順位は50以下で意味なしだよ。変えましょう!」って教えてくれる。

確かに、順位が下になって意味がないなら、大人気ワードは入れずに、ちゃんと見られる検索順位で表示される他の関連ワード登録したほうがいい。アホだった。。

しかし、AND検索で探す場合もあるから、他のキーワードとAND検索で多用されそうなら競争率高いワードでも入れるべきなのではないだろうか。appSEOでは変えろって警告されるけど。どうなんでしょ。

※UPDATE
appSEOの柴田さんにTwitterで質問したら、全ての設定ワードをちゃんとランクインするほうを優先するほうがよいとのことでした。そのワードでAND検索にヒットする可能性もあるし。どうしても競争率の高いワードでAND検索を優先する場合は別だけど。。。と教えてもらった。なるほど!

とりあえず、人気の競合アプリを登録キーワードに入れるというのは常套手段で、なおかつワードの競争率も大抵そんなに高くないからオススメ。

※UPDATE
競合アプリの名前をキーワードに入れるのは厳密にはルール違反らしい。アプリマーケティングの本で書いてて、リジェクトされた事もないので普通だと思ってたけど、これも避けた方がよいようだ。

ちなみに、アップストアのSEOサービスというのは、登録した競合アプリからお勧めのキーワードを解析したり、自分の登録しているキーワードで自分のアプリがどのぐらいの順位で表示されるかを教えてくれる。

競争率がそれほど高くないけど、自分のアプリに関連する人気ワードを探すのはとても難しいし、自分のアプリの人気度によって最適な登録ワードも変わる。これを選びぬく手助けをしてくれるのですね。

自分の知っている範囲で、アップストアのSEOサービスは、appSEO、appCod、AppStoreOptimizationの3つ。appSEOとappCodは日本のストアも対応してる。特にappSEOは日本語対応で、素晴らしいスタートアップのノウハウをたびたび共有してくれる日本人の柴田さんが運営してる。

関連サービスやブログ

appSEOの一週間の無料期間は、こちらのリンクから登録すると2週間に伸びるらしい。僕の期間も一週間延びると書いてる。
http://appseo.co/ja/?rf=aec2933495dd20e17cdc9c151a913846

appCodのデモアカウントは、競合アプリの登録ワードを予測してくれるのでお勧め。英語だけど、ブログも必見。どのアプリマーケティングの本より実践的で素晴らしい。
http://www.appcod.es/

ユーザ目線で、アプリを落とすかの意思決定までの思考過程を解説してくれてる記事。必見!「AppStoreで残念なアプリをつかまないための11のチェックポイント」http://d.hatena.ne.jp/renewal49/20120403/1333456535


*確定申告のTaxnote、家計簿ZenyListTimerなど作ってます。自己紹介はこちら