うめのんブログ

アプリをiOS8オンリーでアップデートしたら売上が30%下がりました

少し前にiOS8が出ましたが、去年のiOS7に比べて移行率がかなり遅いです。iOS7の時みたいにすぐみんな移行するだろうと余裕ぶっこいて楽観的に考えてたら損しました。

やっぱ過去のグラフを見て未来を予測しようとしたらダメですね。

iOS8リリース直前の自分

数ヶ月前、iOS8正式リリース一週間前ぐらいに開発者向けiOS8のベータが取れたんですが、この時、既存のアプリのアップデートでiOS7も対応するかどうかの決断に迫られました。

普通の会社だったらひとつ前のOSは当然対応するもんです。

ただ、元来面倒くさがりやな自分は「よし、今後のアップデートはiOS8オンリーだ。iOS7とiOS8どちらも対応するのは面倒だし、テストの時間も2倍以上かかるしね。」と思って今までiOS7以上対応だったTaxnoteZenyをiOS8オンリーにしてアップデートしました。

これには一応理由があるんです。

というのも、ZenyTaxnoteもiOS7でリリースしてきたアプリなので、次回のアップデートをiOS8オンリーにしても、一応iOS7ユーザもiOS7対応の最後のバージョンがダウンロードできるというのが一点。

二点目として、去年のiOS7への移行率の速さから、iOS8も数ヶ月で7割ぐらいにすぐなるだろうと。

だから、僕みたいな小規模のアプリの場合、iOS7とiOS8を同時に対応するコードを書いたり、どちらもテストする精神的ストレスを考えると、まあiOS8オンリーで今後はアップデートしていってもいいだろと。

失敗でした。

iOS8オンリーで出してしばらく

僕はLean Analyticsとアプリ開発という記事を以前書いたぐらいなので、新規アプリをリリースして改善を重ねている時はしっかり重要なデータ指標も見ているんですよ。

でも、ちゃんとユーザもついて、データを見ながら重要な項目を改善していくという段階が終わったら、その後はダウンロード数と売上もそんなに変化ないんです。

ようは、日々でちょっと下がったり、上がったり、なんかで取り上げられたら一気に上がったりするんだけど、基本的にダウンロード数と売上の数字はだいたいランダムウォークするんです。

だから、こんなものを毎日見ていると一喜一憂してしまって体に悪いし、2週間ぐらいしたらだいたい平均に回帰する。

なので、アプリのダウンロード数や売上を見るのはたまにしか見ないようにしているわけなのです。

このせいで顕著なダウンロード数の変化に気づくのが遅れたのもあるんだけど、今考えると結局移行率の変化も影響してくるのでそこまで関係はないかも。

結局1ヶ月ぐらい様子みないと移行率もよくわからなかっただろうし。

話を戻すと、iOS8オンリーで出して一週間後ぐらいのダウンロード数を見るとやっぱり下がってました。でも、AppStoreって新しくアップデートしたらストア全面に表示されるレビューがリセットされるので、ダウンロード数が減るんです。

だから、この時は、アップデート後というのと、iOS8にまだみんな移行してないだろうということで、動かざるごと山の如しといった形で、待ちの状態だったわけです。

iOS8オンリーで出して1ヶ月

さて、iOS8オンリー後のアップデートでは、iOS8のTouchIDの機能をつけたり、カレンダー機能など、iOS8オンリーになってからアプリが大幅に向上させてレビューでもかなり喜んでもらえてたんです。

前述した理由から、あんまりダウンロード数とか売上をちょこちょこみなかったのもあり、ダウンロード数が結構下がっているのに気づかなかったのですが、一ヶ月ぐらいしてAppAnnieのデータを開いてみました。

そしたら、「あれ、、TaxnoteもZenyも先月に比べて30%も売上落ちてる。。」と一ヶ月たった時点のわかりやすいデータがわかったのです。

データの推移を見てみると、2つともiOS8オンリーにして出してから先月と比べて半分近くダウンロード数が減っておりました。頭をかかえました。

「ああ、iOS8にすぐみんな移行すると思ってたけど、これならちゃんと様子みてiOS7も対応してアップデートするんだったなあ。。。」と思ったのは言うまでもありません。

iO7とiOS8どちらも緊急で対応

この時、iOS8の移行率はまだ5割ぐらいで、今後も鈍化してそうでした。

誤算だったのは、一応iOS7の人も旧バージョンもダウンロードできる仕組みなのに、ここまでダウンロード数に影響があったことです。

後からiOS7も対応したら一気にダウンロード数が元に戻ったので、期待に胸を躍らせてダウンロードボタンをタップした新規ユーザは、「旧バージョンならダウンロードできるよ!」ってダイアログが出た瞬間気持ちが萎えちゃってどっか行っちゃうのでしょう。

というわけで、このグラフを見た瞬間、次にこれしようとかの優先事項は一気に変更。TaxnoteとZenyのiOS7対応が最優先事項となりました。

実は、iOS6とiOS7はフラットデザインなど大きな変化だったのでどちらも対応するのは大変だったんですが、iOS7とiOS8どちらも対応するのは簡単でした。

すぐできました。

こんなすぐできるのにサボって損したのでマヌケもいいところです。

今後の教訓

僕は常日頃から、未来は不確実だから、過去のデータやグラフを見て、将来予測をすることはしないぞ!と心に決めていたんですが、やっぱ人間無意識にそういうことしちゃうんですね。

iOS7の移行率も早かったし、毎年iOSの移行率は前回より早くなってたので今回もすぐ移行するだろうと。

もちろんiOS7とiOS8どちらも対応する手間がめちゃくちゃ大変で、僕の精神的ストレスが半端ないなら難しいところですが、今回は両対応は大して苦じゃなかったので、結果的には間違いだったなと。

まあ、後からみると失敗だったということは往々にしてあるので結果から判断する部分はおいておきます。

一番重要な失敗は、「過去のデータを参考に未来を予測しようとした」ということでした。過去のデータが右肩上がりでも、いつの時点でそれが止まるかは予測不可能なので。


うめブログはアプリ開発者のブログです。代表作は確定申告のTaxnote、音声学習のVoicepaper、爆速家計簿Zenyなど。


ユーザヘルプの改善は投資対効果がとても高い

最近、Yコンビネーターがやっている、How to start a startupっていう動画授業が良質コンテンツなので暇な時に見てる。

いくつかちらっと見ただけなんだけど、Yコンビネーターを引き継いだサムアルトマンの第一回と第二回の授業はかなりよかった。

その中でも、How to Build Products Users Loveが特に素晴らしかった!この授業をしていたのはリーゼントのKevin Haleっていう人。オッサン顏なんだけど本当は若そうだ。

KevinさんはWufooというサービスを作って、今はYCのパートナー。Wufooは最初にYCに投資されたあと、ほぼ増資などもせず、黒字経営でそのまま進んで最終的に会社を売却したらしい。なので、お金を使わずどう製品をよくするかの話がてんこ盛り。

個人的ににすごく刺さった2つの事があって、その2つは繋がっている。この2つを聞いただけでこの授業は自分にとって価値があって素晴らしかった。

ユーザーヘルプは投資対効果が凄く高い

まず1つ目に、マーケティングに力を入れる前に、ユーザに製品の使い方を知ってもらうように改善するほうが遥かに投資対効果が高いと力説していた。

これは本当にその通りだと思うし、頭の中では分かってはいたのだけど、自分を振り返ってみると徹底されていなかったことに気づかされました。

これ、言われると当たり前だよなと思うんだけど、なぜかヘルプを分かりやすくしたり、ユーザの初回起動時の分かりやすさ、UXなどを細かく詰めていくのは地味すぎて後回しのまま放置になりがち。

どうしても効果が分かりやすそうな宣伝ページを作ったり、マーケティングに時間を使ってしまいがちなんです。地味で効果がわかりにくいものはやる気がでないんで。

僕はこの事が頭の中に十分入っていたと思ってたんですよ。バッチリ俺はわかってるぜと。

アプリを出す時は最初から宣伝ページ作る事なんてしないし、せいぜいアプリをこんな理由で作って、リリースしたよと最初にブログの文章を書くぐらい。

最初はアプリをユーザのフィードバックを聞きながらコツコツ改良していって、もう成熟してきたかなと思った段階でようやくランディングページを作るという手順。

そういうわけで最近作ったTaxnoteランディングページはリリースから半年以上たってからです。

しかし、このビデオを見た時、まだまだヘルプや、初回起動時のUXを改善できる余地はあって、そっちに時間とったほうが効果的なのに、先に宣伝ページ作る事に時間を作ったことに気づいた。

なぜUXの改善の余地があるかというと、アプリの基本的な用途や、重要なステップの部分で同じような質問がいまだにくるから。

例えば、似たような質問が1週間に3回来るということは、わざわざ質問しないでわからず離脱している人がその10倍の30人ぐらいはいるはずなんです。

機能を増やすほど、プロダクト理解とのギャップが広がる

なぜプロダクトを分かりやすく、直感的にしなければならないか。それは製品の使い方やよさを理解するのに時間がかかるほど潜在的なユーザが離脱してしまうからです。

これも当然ながらわかってるぜと思ってたんですが、24:30ぐらいに説明されているこのグラフを見て、「ああ、まだまだ意識が低かった。。」とうなだれました。

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このグラフの右側までいくとすべての機能の知識になって、ここまで理解しているのは作った本人ぐらいです。

Currentというところがユーザの製品に対する知識で、すべてとまではいかないまでも、Targetあたりまでは理解してもらうように製品を作らないといけない。

そして、アプリに機能を追加するたびに、アプリのオプション項目を増やすたびに、この横幅は広がり、ユーザの製品に対する実際の理解と、作り手が望んでいる理解のギャップが広がっていきます。

だからこそ、KevinさんのWufooでは、すべてのエンジニアがカスタマーサポートに対応し、ユーザがサポートに連絡する前にヘルプで問題を解決できるよう、ヘルプの質を常にあげるため相当な時間と手間をかけたようです。

ただ、ヘルプは簡潔なほうが望ましい

さて、ここで、じゃあヘルプを充実させるぜと意気込んだとしても、また落とし穴にハマることになる。

なぜかというと、ヘルプの項目が多すぎると、またユーザは目次を見るだけで疲れて離脱するうえ、自分に必要な情報にたどり着くまで時間がかかって、これもまた離脱する。

なので、理想としては、UIや画面を見ただけでユーザが理解できるようなモノに改良していき、どうしても説明が必要な時はヘルプで解説する。その時、ヘルプは直感的にわかるよう動画があるとなおよい。

もちろん、開発者向けのAPIサービスとか、ヘルプの量が多くならざるをえない製品と、コンシューマ向けのシンプルなアプリでは事情が違ってくるので、ヘルプの項目を一つ増やす時も、ケースバイケースでアプリの機能を一つ増やす時と同じぐらい慎重に考えないといけないですね。

ヘルプや説明を出すタイミングも、必要な時に、必要な場所で出すのが理想。アプリでよくあるのが、初回起動時にそれぞれのボタンの説明を半透明のオーバーレイで解説するパターンだけど、あれは読まずに消す人が大半ではないだろか。

なので、解説やヘルプは一気に出しても読まれないので、順番に一回のメッセージで一つだけの説明といった具合がいいと思う。例えば、ユーザがしばらくアプリを使っていて、それでもある特定の機能に気づかれていないという時だけメッセージを出すとか。

Taxnoteで実践してみた

この動画を見ても、「ふーん」で終わるといけないのでさっそく実践してみました。ヘルプのUIはいろいろ凝ることもできるけど、簡単にすぐ出来る方法として単純にアラートビューを使った。

まず、初回起動時にこのアプリはなんなのかを完結に説明。このアプリで貸借対照表や決算書作成までできますか?などの質問がよく来ていたので、最初に仕分け入力に特化したアプリですよと説明し、この後、青色申告の方、白色申告の方とそれぞれの使い方を完結に説明する。
IMG 1932 ユーザヘルプの改善は投資対効果がとても高い

Taxnoteで入力した仕分けを、Excel、弥生会計、freeeなどに取り込む説明はとても重要なので、ひとつひとつ動画付きのヘルプを作った。そして、データ出力画面を初めて開いた時に動画ヘルプがあるよとアピール。画面右上にも出力専用のヘルプに飛ぶボタンを設置。
IMG 1935 ユーザヘルプの改善は投資対効果がとても高い

損益表画面の上のボタンでは年別、月別などを切り替えられるのだけど、しばらく使った後も一度もそのボタンをタップしてない人だけに、この機能使ってみてくださいねというメッセージを表示。
IMG 1938 ユーザヘルプの改善は投資対効果がとても高い

これは一例だけど、ヘルプページを見なくても、アプリを使っているとその時に応じて解説が出る動きを何度も考えながらいろいろ改善してみました。

難しいのが、あまりメッセージを表示しすぎてもウザくなるというところ。初めて起動した人がすぐアプリを使えるような動線にしつつ、最小限のメッセージは表示するバランスが難しい。

さらにいうと、やっぱりメッセージを表示しても反射的に読まずに閉じる人は多いので、もっと時間を使う価値あると判断した時に直感的にわかるUIを実装するのが理想です。

ちなみに効果はあったようで、操作方法やデータ出力など、キモとなる機能についての質問はかなり減りました。製品を理解してもらえずついたレビューも減った気がする。

今、本当にヘルプに力を入れるべきか

さて、ここまでヘルプに力を入れる重要性を書いてきておいて、一気に逆のことをいうわけではないのですが、製品開発において時間というリソースは有限なわけです。

なので、この記事を読んで、よーしヘルプ充実させてユーザの離脱率下げるぞと思ったとしても、今の段階で、本当にそこの優先順位を上げるかを考えるのもすごく重要です。

例えば、Taxnoteはリリースしてからこつこつ改良して半年以上たったけど、これが初回リリースの時点ならデータ出力の動画も作らないだろうし、細かいヘルプの動線などは後回しにします。まったくやらないわけではないけど、最低限レベル。

なぜかというと、リリース直後は、ユーザが本当にアプリに価値を見出してくれるかどうかの検証がもっとも大事だし、UIや画面遷移も後からどんどん変わる可能性が高いんです。この時点でそこまでヘルプの充実に時間を使っても投資対効果が低くて、もっと先に優先すべきことがたくさんある。

他のケースとしては、アプリの性質として、ほぼ直感的に迷わないレベルのものなど。

現時点で88点ぐらい理解されているぐらい簡単なものを93点にあげようと努力するのもそこまで費用対効果が高くない。そのレベルなら宣伝とかマーケティングに力いれたほうがいいかもしれません。

参考例

初めて使ったサービスでも、すごく分かりやすい説明や動画などがありストレスが少なかったものとして、アプリ開発者向けのサービスであるParseやCrashlyticsがある。

特にCrashlyticsは導入時にいろいろと面倒なので、そこでなんとかハマらないようにとあの手この手で説明を試みてたので、参考にしてみてください。

アプリだとMoneyTreeのUXデザイナの人が、最初の銀行登録時までのコンバージョンを上げるために何度も何度も改善を重ねてたので参考になるかも。

最近触ったアプリでは、メルカリで初めて出品する時の説明の動線が秀逸だと思った。商品を発送するのはやっぱり手間なので、そこの解説をナイスタイミングで説明してました。

ちなみに、How to Build Products Users Loveの動画は、いかにユーザサポートが製品開発の中心となるかを説明した動画ではピカイチ。CtoCやSaaSなどユーザに課金が発生するタイプのサービスで、サポートが重要なサービスはとても参考になると思う。

*サポート駆動開発やヘルプ改善の関連記事
アプリに組み込むヘルプサービス、Helpshiftがいい
Parse.comのUXデザイナーは超一流だと思う
カーネマン先生に学ぶアプリの離脱率


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誰かいいエンジニアいませんかの話

スタートアップをやってたり、これからやろうとしている知り合いの人から、いいエンジニアさんいませんかね?とよく聞かれる。

スキルの高いエンジニアさんは大抵忙しかったり、引っ張りだこだったりするのでどこも常に探し続けているんだと思う。

求人サイト使ってもよい人なかなかこないという悩みをよく聞く。あまりにもよく聞く質問なので、僕もどうすればよいエンジニアが入る可能性が高まるかを考えてみました。

結論からいうと、情報公開が効果的じゃないかと。ドラえもんで例えてみる。

例えば、ジャイアンがスタートアップを起業してエンジニアを探していて、知り合いのエンジニアのび太に相談したとする。

第一段階

ジャイアン「今エンジニア探しているんだけど、誰かいい人いませんかね?こんな、こんなことやってるんだけど。」

のび太「うーん、誰かいるかなあ。今は思いつかないけど、誰かいたら紹介しますね。」

こんな感じの状況が多いと思う。

この時、のび太がいけてるエンジニアである出来すぎ君を知っていたとする。でも、ジャイアンを出来すぎ君に紹介するのは、お互いがたまたま会う機会がない限り結構ハードル高い。

のび太がジャイアンに聞いた話を出来すぎ君にざっくり話して、「こんな感じの人がエンジニア探しているけど、興味あったら紹介するから言ってね。」とか言っても、判断する情報が少なすぎる状態だと出来すぎ君はわざわざジャイアンに会ってくれないと思う。

そういう状態が分かっているので、のび太も知り合いのいけてるエンジニア出来すぎ君に、ジャイアンの事を紹介しにくい。

というわけで、このジレンマを解消するにはジャイアンの側が会社の雰囲気とか、どういった人達がいるかなどを手軽にわかる情報をネットに公開しているとかなり大きなアドバンテージになるんじゃないかと思ってます。

例えば、僕が出来すぎ君の立場だったら、その会社のホームページをまず見てどんな会社なのか調べる。そこで、出来すぎ君がその事業そのものに興味があった場合は話が早いんだけど、そうラッキーな事はないと思うんですね。

やっている事や給与体系も大事だけど、誰がやっているかで判断するほうが大きいと思うし、やる仕事の変化も激しいスタートアップなら人で判断して来る人のほうがお互いに上手くいく確率が高いはずだ。

というわけで、僕が出来すぎ君なら、次に社長のブログやツイッターを探して読むと思う。その後、他のメンバーの人のブログやツイッターがあればもっと分かりやすい。結局、見栄えのいい表面よりも、個人の考え方や性格が分かるのが重要。

そこで、ブログに書かれている考え方や哲学、社内の雰囲気がある程度分かれば今までブラックボックスで分からなかった部分が分かり、これは面白そうと興味を持つかもしれない。

この時、なにも情報がなくて、聞いただけではなんだかよくわからない状況だと人間不安になるもので、「よくわからないし、面倒だからいいや」ってなりがち。いけてるエンジニアであるほど、なにか理由が無い限り動いてくれないのがほとんどなはず。

第二段階

第一段階の情報公開度が高ければかなり違うはずなんだけど、ついでに第二段階も書いてみる。第二段階はふらっと会社の雰囲気を見れる機会を増やすというのはでかいんじゃないでしょうか。

最近スタートアップが社内スペースを使って勉強会をしたりしてるけど、あれです。あれは地味にでかくて、実際のオフィスの様子をちらりと見られるだけでも大きな情報が得られる。

のび太がジャイアンに、いけてるエンジニアの出来すぎ君をマンツーマンで紹介するより、今度イベントあるから行ってみませんかという方がはるかに楽だし。

ハードルが低いということはそれだけマッチングの可能性も高まる。そこにいたとか、そこに行ったことがあるとかは物凄く大きな要素なので、よい偶然を引き寄せるんじゃないだろうか。

ここまで書いて思ったけど、第二段階はオフィスがある会社とかじゃないとダメだけど、第一段階までなら何かのプロジェクトでフリーランサーを探している人にも当てはまるんじゃないだろうか。

あと、情報を小出しにせずに、一気にどかっと公開するのは凄く良いと思う。最初の一言目で、相手からなんかめんどくさそうだなって思われる前に、情報を出来る限り公開したら誤解される可能性も下がる。

ステルスのプロジェクトだと、こういうことができないので凄く難しいですね。

ついでに、これという人がいたら「1日だけ手伝って!」っていうのも有効ではないかと。1日だけってなると気楽な体験入学みたいになって、お互いに都合がよいかも。

ランチよりもお互いに多くの事が分かると思う。

まとめ

とまあ、僕はジャイアンの立場になったことがないので想像と実践では大きく違うかもしれない。結果的にのび太視点だと知り合いに紹介しやすい状況はどうか、っていう話になってしまった。

しかし、自分がジャイアンの立場だったら本当に難しいなあ。いけてる人ほどお高いし、人気あるだろうし。

逆にジャイアンの立場になると、エンジニア側が技術ブログ書いてたり、Githubにいろいろアップしてたり、自分でなんか作ってたりする情報が多いとかなり不安要素が消える。いいマッチングが起こりやすい下地には情報公開と気軽なお試しが重要だと思う。

よく考えると、これはアプリリリースする時にも言えるので、アプリ出す時はもっとビデオ動画作ったり、ランディングページ作ったりしないといけないですね。

でも、時間がなかったり優先順位的にまだそこにコストかけられなかったりするのが現実ですよね。やればいいのは分かっているけど、後回しになっちゃいがちジレンマ。 

ああ、iOS8でプレビュー動画が必要だけど、作るのがめんどくさい。


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iPhone片手操作に特化した無料の爆速ToDoアプリJetDoを作った

最近はZenyListTimerなど、シンプルで使いやすいUIを突き詰めたアプリを作ってたけど、ついにToDoアプリまで作ってしまいました。

JetDoの無料ダウンロードはこちら

正直、ToDoアプリなんてありふれたものは絶対作るまいと思ってたんです。Storeにはありとあらゆる代用品があるし。そういうものはいいだろと。

じゃあ、なんで作ったか?

これは僕が人気ToDoアプリをたくさん試してどれも続かなかったからで、そもそも、それはなぜだろうかと疑問に思ったのが原点でした。

何度も何度も考えると、重要な要素が3つありました。

  1. 画面上部は片手で押しにくい
  2. ジェスチャーはタップと比べ疲れる
  3. タスク削除のサクサク感が重要

この3つの要素を解決して、余計な機能を削ぎ落とし、文字やボタンをでかくして生まれたのがJetDoです。ちょっと説明してみます。

画面上部は片手で押しにくい

僕はiPhoneを片手で持つんです。

IMG 0719 580x433 iPhone片手操作に特化した無料の爆速ToDoアプリJetDoを作った

片手持ちで小指を下にかける持ち方なんで、頻繁に使うボタンが画面上部にあると致命的というか、それだけでアプリは使いづらくなる。

世の中にあるToDoアプリの多くが画面上部にタスク追加ボタンがあり、この時点で使えなくなるんです。同様に決定ボタンも上部にあるとNGになる。

だから、JetDoは使用頻度の高いボタンは全て画面の下に大きなボタンのUIで設置してます。

こんな感じで、タスク追加ボタンと最後の決定ボタンは画面下にあり、指の移動範囲が小さく疲れません。

頻繁に操作するボタンが下や上にあると、指の移動が多くなり、積もり積もって脳みそを疲れさせるので重要です。

じゃあ、ジェスチャーでいいじゃないか。画面を引っ張るジェスチャーならボタン位置のネガが解決できる。と思ったけど、そう単純ではありませんでした。

ジェスチャーはタップと比べ疲れる

JetDoのプロトタイプを何度も操作して気づいたのがジェスチャーの認知負荷でした。

ClearというイケてるToDoアプリをご存知でしょうか?これはジェスチャーをふんだんに使用した挑戦的なUIで凄く話題になった。

片手操作ユーザとしては飛びつきました。

ただ、実際に使ってみると操作を覚えた後も微妙に疲れるんです。リスト切替もジェスチャーで、ぐいっとジェスチャーするたびに認知負荷のHP削られる。

操作が複雑だから覚えた後も、「この操作がこうで、この操作はこうだな」と、脳みそのリソースを使うから疲れるんだと思いました。

また、AnyDoというこれまた世界的に人気のあるアプリがあります。デザインもよく、しばらく使ってみました。

Clearみたいに画面を下に引っ張るとタスク追加できて片手で使いやすいんです。これぐらいならJetDoでも採用しようと思ってました。

でも、なんかずっと使い続けると疲れてきたんです。この時はなぜかよくわからなかった。

で、驚いた事に、最終的に一番使い続けたのが、AFewThingsっていうiPhone5の縦画面対応もされてない、デザインも化石みたいな大昔にアップデートが止まったアプリでした。

IMG 1354 iPhone片手操作に特化した無料の爆速ToDoアプリJetDoを作った

これがAFewThingsだ!

このアプリの良いところは、タスク追加と削除のボタンが画面下部にあり、タップで操作できること。このサクサク感が楽で、気持ちよく、脳みそも疲れにくい。

見た目のイケてる感より、最後に使い続けるのはやっぱり操作感だったんです。

まさかタスク追加時に画面をドラッグするのも、微妙に認知負荷がかかっていたのは気づきませんでした。

確かに画面下のボタンをタップするだけのAFewThingsは何度も使うと圧倒的に楽チンです。まさにエウレカモーメント。僕は「そうだったのか!」と一人で興奮しました。

そして、このタップ操作の利点に気づいた時、ナイスなUIを思いつきました。

タスク削除のサクサク感が重要

ToDoアプリで最も頻繁にする操作がタスクの追加と削除です。

毎日使うアプリの繰り返し操作が少しでも快適になると、毎日の積み重ねで長期的に見ると大きな違いになる。

そこで、JetDoではタスクをタップ一発で削除するという大胆な事をしてみました。普通はタスク削除は確認をいれたり、スワイプなど間違いにくい操作を入れるのが一般的。

でも、ジェスチャーの認知負荷とタップの快適さを知ったので、もっと快適にする方法が欲しかった。

そこで、タスクを削除したら5秒間だけ画面下に”やり直し”ボタンを表示するUIを思いつき、実装してみた。

すると、これがとても快適で、「これはイイネ!」とまた興奮しました。

これで終わったタスクはポンポンポンと削除できる。この素早さが快適で、間違っても取消ボタンを押せば復活。

この段階で、JetDoが毎日の生活にかかせないアプリになり、今日も買物リストや、読みたい漫画リスト、やる事リストなどにポチポチ使ってます。

リストも作れます

さて、ここまで開発して、リストの必要性が出たのでささっと作った。

リスト操作のボタンは左下に、閉じるボタンも同じ位置で操作しやすく。リストの文字は大きく。

ちなみに、すべてのタスクをざっと見たい時が多かったので、すべてのタスクというリストを標準でつけてます。この機能は地味に便利。

まずはリリース

JetDoは最高ですが、自分以外に気に入ってくれる人がいるかわからないので、まずはリリースしてみます。ToDoアプリって個々によってニーズが違うし。

ちなみに、JetDoでは世の中のToDoアプリにある様々な機能はついてなくて、このおかげでボタンの文字やサイズが大きくでき、見やすく、操作しやすくなっています。

デバイス間の同期機能は便利かなとも思うけど、JetDoに記録する短文タスクだと僕はiPhoneオンリーでいいので、UIの操作性向上に比べて優先度が低かったりする。

まあ、こういう建前もあるけど、単純に機能追加が面倒だったりするのも事実です。

なので、使ってくれる人がもし増えたらフィードバックを聞きながら、改善していこうかなと。

僕はJetDoを作ったおかげで、やっとメモと小型ペンをポケットに入れる生活から解放され、生活の質が向上いたしました。よければ使ってみてください。

JetDoの無料ダウンロードはこちら


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新しい言語とかフレームワーク覚えたいヨチヨチ歩きに動画学習サイトは最高

最近、ちょっとAndroidかRailsでも勉強でもするかなーと思って、ジュンク堂に行ったんですよ。昔から、新しいものを勉強する時は10冊ぐらい初心者用の本を買って勉強するのが効率的だっていう経験から。

ジュンク堂って座って読めるんですね。立ち読みならぬ座り読みです。そこで、ふんふんって読んでいると、「ああ、なんか新しいもの覚えるのってめんどくせえな。。」っていう怠け心が出てきまして。

ダメですね、これは。CakePHPからiPhoneアプリに移動する時もこの怠け心が相当強くて踏ん切りがつかなかったのを覚えてます。新しい事に挑戦しないプチイノベーションのジレンマです。

で、参考書って初心者の頃ってどれが自分にあってるかわからないから、何冊か買わないとダメなんですよ。そしたら参考書って一冊3000円近くしたりするんです。まだ本気でやるかわからない段階なのに3000円を何冊も(笑)。

これは、悩みましたね。いやあ、やっぱ面倒だからなんか新しいiOSアプリのアイデアでも考えたほうが楽かなっと何度も頭をよぎって、結局本は買わずに、五右衛門のパスタ食って帰ってしまいましたよ。

動画学習は楽チンスタートをきれる

僕はなにをする時も、どういうやり方でやるのがいいかってうんうんとひたすら考えるたちでして。それはもう、ダイエットから、スポーツから、ゲームからなんでもそうなんです。

最終的にたどり着く答えが、何事も続かないとダメだってことなんですね。で、続くためには、「楽しくできる方法を考える。」ってなるわけです。

でも、これがダメなんですよ。受験勉強とか新しい技術の勉強とかになると、ゲームとか漫画読むのみたいにずっと楽しい事ばかりではない。

で、どうなるかっていうと、「できるだけ楽に、ストレスなく続けられる方法を探す」ってなるわけですね。

そこで、動画学習サイトですよ。

これは、今まで参考書ばっかりで勉強してきた自分としてはもう目から鱗というか、こんないいものがあったのか、これはインターネット時代の新しい学習トレンドだなと。

いや、もちろん、カーンアカデミーもドットインストールもUdemyも知ってたんですよ。カーンアカデミーなんて本も買って読んだりしたり。でも、実際に自分が本当に使うっていうのは今回が初めてでした。

そこで、ドットインストールのAndroid学習動画を見てみたら、これがもう分かりやすくて分かりやすくて。というか、動画で全部見れるっていうのは初心者に対する認知負荷が低い低い。

iOS関連だともう慣れているから動画とかより活字とスクリーンショットでサクサク情報を処理するのが一番なんだけど、新しい事だと右も左も分からない赤ちゃんなわけですね。このヨチヨチ歩きにとって、動画でツールのどこのボタンをタップするんだよ、ハイここですよ、これはこういう意味です、とか視覚的に全部見れるという楽さ。

こんな簡単なことなんだけど、純粋に感動してしまいました。

ジュンク堂に行った時は、「ああ、もう俺は新しい事を覚えようとするとすぐ愚図っちゃうクズだな。もう人間としてダメかもしれない。人間としてイノベーションのジレンマに陥って衰退するばかりだ。」と自分に対する不信感でちょっと落ち込んだぐらいです。

それが、動画サイトのおかげで、「おお、こんな素晴らしいコンテンツがあるなら、なんでも覚えれるな。新しい言語でもフレームワークでも動画でも覚えまくるわ」と、一気にノリノリです。

動画学習サイトはいろいろある

ドットインストール見た後は、とりあえず動画学習サイト自体に興味が出てきちゃって、いろいろ検索したりTwitterで聞いたりしました。

そしたら、海外にはLinda.comとか、Treehouseとか、とてもよく出来たサイトがあるようで。このサイトが参考になりました。

WEB制作者になりたいと言う人が見ると良さ気な、様々なことを学べるサイト15選!

いやあ、これ、凄いな。スクール通わなくても凄い安いお金でいっぱい勉強できるじゃないか。LindaもTreehouseも月額課金で見放題だし。参考書買うより断然安い。英語だけど。

で、とりあえずTreehouseでも登録しようかなって思ったんだけど、根がケチなもんで、Youtubeを次に検索しちゃいました(笑)。

そしたら、Youtubeでも十分いろいろな学習動画があるんですね。特に、Android + ListViewとかで検索すると、AndroidStudioで解説してくれる動画とかあったりして。Youtubeって学習サイトでもあるんですね。

Youtubeだと動画スピードを1.2xとか1.5xに出来るから、トロトロゆっくり話している人は早送りで見る事も容易で便利でした。

ちなみに、他の動画サイトの学習動画見ると、ドットインストールのあの早口でサクサクと次に行くスピード感の素晴らしさが再認識されます。ドットインストールはタダでほとんど見れるし、マジで神サイトですよ。日本国はとんちんかんなイノベーション支援政策にお金出すより、あっちに金注ぎ込んだほうがいいな。

ちなみに、個人的な話をすると、今はiOSで出したアプリをAndroidに移植するか、Webバックエンドが必要なサービス作るかでちょっと悩み中なんですね。Railsとか勉強したり。

悩み中の時はたいてい脳みその中の情報量が圧倒的に少ないことが多いので、とりあえずどれもちょっとだけやってみて、またもう一度検討するのがいいかなと思ったんです。

そんな時に、慣れてないことをするのが面倒な、結果が不透明な慣れていない事をするのが嫌というイノベーションに大敵のマインドと常に戦ってたわけですが、動画学習サイトのおかげで道が開けるかもしれない!ビバ動画学習!

ドットインストール
Linda.com
Treehouse


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とりあえずリリースしたら、フィードバックでListTimerが素晴らしいものに進化した

先日、爆速タイマーアプリのListTimerというシンプルなアプリをリリースした。

※標準アプリが不便なので、爆速セットできるタイマーアプリ作った

これはiOSの標準タイマーがセットしにくいから個人的に作ったんだけど、リリースしてみたら予想以上に人気が支持されて嬉しい驚きでした。

さらに、とりあえずリリースしてみるという重要さをこれほど感じた事はなかった出来事が起こった。

終了時刻を表示するアイデア

というのも、ListTimerをリリースすると、デザインとかUXを専門にする知り合いの方、二人から、「いやあ、これはいいですね。終了時刻も表示するようにしたらいいんじゃないすか。」というアドバイスをもらったのである。

こんな感じのUIのデザイン案までpdfでくれたりして感動した。

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自分は当初そんな事は一切考えてなかったんだけど、よく考えてみると、タイマーの時間を並べるのと、終了時刻を同時に表示するとタイマーのセットとアラームのセットを両立するナイスなアプリになる。

でも、さすがにごちゃごちゃするんじゃないかな、そう上手くいくのかなと思って実装してみて使ってたら、びっくりするほど便利なものになった。

例えば、夕方5時30分頃にアラームをセットしたいって時にも、標準のアラームをセットするよりささっと簡単にセットできて嬉しい。

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終了時刻はリアルタイムでアップデートする。

なおかつ、今から2時間ぐらい集中して作業するぞって時に、タイマーセットしたら終了する時刻も同時に表示すると、「この時間に作業が終わるんだな」と分かりやすくて最高でした。

8d5b47252b5cde484808d16e809e35ce e1405351614707 とりあえずリリースしたら、フィードバックでListTimerが素晴らしいものに進化した

一時停止を押している間は、ちゃんと終了時刻もアップデートする。

アプリをリリースしてみると、自分では想像もしてなかったナイスなフィードバックをもらえて、それが大きく進化するきっかけになることはよくある。

それにしても、今回ほど大きく前進するアイデアをもらった事はなかったので、とりあえずリリースしてみて本当によかった。

10秒、1分、10分刻みに対応

ListTimerの初期バージョンは1分刻みで90分までしかセットできなかった。

となると当然ながら、30秒刻みでもやりたいとか、カスタマイズできるようにしてほしいとか、そういう要望がきた。

でも、このカスタマイズをするとか、いろいろな用途に対応すればするほど当初のシンプルさが失われて、使いにくいものに段々となっていってしまう。

そこでああでもないこうでもないと悩んだ結果、10秒刻みと10分刻みのリストを追加することにしました。

アプリの方向性から、カスタマイズとか、ユーザが自分で時間をセットするという面倒な動作だけはどうしても取り入れたくなくて、あくまでスクロールでさっと選んでタップするだけのままのアプリにしたかった。

これなら面倒な設定もカスタマイズもいらずにさくっとほとんどの時間に対応できるので、最終的に使いやすいUIに落ち着いたと思う。

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10分刻みのリスト一覧。ここからアラームのように使う時も便利。

ご意見ボックスでもよいアイデアがもらえた

僕は新しく出すアプリにはHelpshiftというご意見ボックスを簡単にセットできるサービスを利用しているけど、ここからもよいアイデアがよくもらえる。

一昨日ぐらいは、「タイマー画面では設定でスリープ画面にいかないようにしてほしい」という要望をもらった。

これはすっかり見落としていた部分なんだけど、確かにタイマー画面をずっと表示しておきたいニーズは多いし、自分も作業中に減っていくタイマー画面を横に置きながらやると集中できた。

ということで、次のアップデートではタイマー画面を表示している時は自動的にスリープ画面にはならない仕様にしてみる。

というわけで、こんなの人気でないだろうなあと思っていても、コアな機能だけのシンプルなものをとりあえず出すと、予想外の出来事が発生する可能性があるのでよいと思う。

ListTimerのダウンロードはこちらから。


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個人の時間をAirbnbみたいに売買できるサービスTimeTicketを凄く応援したい

先日TimeTicketという、個人のスキルを簡単に売買できるサービスがリリースされたのを発見して、久々に興奮した。

TimeTicketはこちら。

というのも、個人のスキルを気軽に売買できるスキルシェアサービスというものをずっと作りたいなと思っていて、それに限りなく近いサービスだからだ。

Airbnbみたいに、これからは普通の人達がスキルやモノをシェアをしあう共有エコノミーがもっと当たり前になると思うし、早くそうなって欲しい。

作りたいや作りたかったと口で言うのと実際に作ってリリースするというのは天と地ほどの差がありまして、作ってくれた運営の方々に感謝するとともに、全力で応援したいです。

スキルシェアのサービスに関しては、ずっとあれやこれやと思い入れがあるので書いてみる。

なんでスキルシェアサービスを応援したいか

僕自身、英語を勉強したのも、プログラミングを勉強したのも、スキルエクスチェンジというものを使った経緯がありまして、それがまず第一にある。

英語は海外のサッカーラジオとかニュースとかずっと聞いてて、そろそろ話す練習したいなと思った時、日本に興味ある外国人が集まるようなサイトの掲示板に、「スカイプで日本語1時間教えるから1時間英語教えてくれ」と募集したのがきっかけだった。

これで、お金をかけずに英会話の練習できた。

次に、プログラミングがまったく初心者の時に、本を使って独学で3ヶ月ほど勉強した後、作りたいサービスの設計やらと、指導してくれる人がどうしても必要だなと壁にぶち当たったのです。

そこで、「スカイプで1時間日本語教えるから、1時間プログラミング教えてくれ」とプログラミングの掲示板で募集したら、偶然凄腕のプログラマが返事くれて、その後1年間ほど毎週やってもの凄く助かった。

ちなみに、この前、この人は日本にきたので案内した。

※日本語教えるかわりにプログラミング教えてもらってた、イスラエル人の友達が東京に来た

こんな感じで共有エコノミーの素晴らしさを体験してきたのもあり、プログラミング始めようとした時一番最初に作りたかったのがスキルエクスチェンジのサイトだった。

ただ、これ系のサービスには大きな問題がありまして。

スキル交換系はマネタイズがむずい

当時からスキル交換系のサービスは海外でもいくつかあったんだけど、マネタイズが難しく、結局Linda.comみたいなオンラインの学校サービスに移行するものが多かった。

とはいえ、この時は「まあ、物々交換の煩わしさの解決策に人類が発明したものが貨幣なんだから、普通の個人のスキルを手軽に売り買いできるのが本当は理想だな。スキル交換だとお互いマッチしないと始まらないし。」と思った。

そんなこんなで、Airbnbみたいな個人のモノの共有を売るというサービスが流行り始めて、空いた時間に個人のスキルなり知識を手軽に売買できるようになれば世界が大きく発展するなあと考えてました。

ところがこの、お金が個人間でお金が発生するものはサービス設計が難しい。。

個人間でお金が発生する時のカルマ

StackOverFlowを作った人も、「個人間同士のやりとりで小額のお金をインセンティブにすると上手くいかないから、広告モデルにした」と語ってた。

ニコニコ動画のインタビューでも少し関連することをこの前読んだ。

※「冗談としてのビジネスモデルとは?」

ビジネス系ならまったく問題ないのだけど、個人間で金銭のやりとりが発生すると、凄くデリケートな心理が働く。

コンサルをプロでやっている人はまだしも、普通のユーザが自分のスキルなり時間なりに値段をつけるのは最初は凄くハードルが高そうだ。

「自分のスキルを時間で提供したらこれぐらいの価値はあると思うんだけど、実際にコンサルとかやったことないし、値段をつけるのは難しいなあ。なんか面倒だからやめとくか。。」

という具合に少しでも心理的な負担が頭の中に入ると、その個人が提供してくれるサービスを喜んで買いたい人がいるのに提供してくれる人が出にくいという状況が生まれそう。

この問題をTimeTicketはナイスな方法で和らげてる。

心理的ハードルと寄付オプション

TimeTicketは売上の10%から100%まで、自分で決めた割合で慈善事業に寄付できる仕組みがある。

これは本当に天才だと思った。この手があったのかと。

これは初めて個人間のコンサルを体験しようという人の心理的負担を劇的に下げる効果があるんじゃないでしょうか。

「うーん、自分の時間を売るなら最低限これぐらいはつけたいけど、価値あるアウトプットできるか不安だから値段下げとくか。。。」

という心理状態があるとして最初は値段をどうしても下げると思うけど、それでも内容によっては初めて自分の時間を売る心理的ハードルが高い場合があるかもしれない。

ところが、売上は寄付金になるというシステムがあれば、「まあ、売上は寄付になるんだからやってみるか」と最初の心理的ハードルが大きく下がると思う。

なんか、プロの通訳者になりたい人が、まずはボランティア通訳から初めて自信を深めるようなステップに近いかも。

専門分野があっても最初は自分の時間に適正価格をつける自信がなかった人が、寄付という仕組みを作って最初の一歩を踏み出して、いろんな人が空き時間に自分の専門知識でお金を稼げるのが一般的になってほしい。

これは間違いなく世の中がよくなると思う。それで稼いで好きなことに挑戦しやすくなったり。

試しにやってみる

ここまで希望的観測ばっかり書いたけど、Webサービスってぱっと話題になって閑古鳥になるというパターンがよくある無情な世界なので、できるだけ自分も使ってみたい。

ざっと見てみたら、Web業界の凄めな人がバーゲン価格で相談してくれるものがちらほらあるので、現在はボーナスステージだ。

その他の使い方としては、僕がAndroidとかRailsとか勉強し始めて詰まった時に凄く便利かもしれない。

Facebookのタイムラインで周りの人がたくさん募集してたので、今結構流行ってるみたいだ。自分も募集してみた。

タイムチケット「個人でiOSアプリ作ってる話をします」1.0時間1000円 @早稲田、飯田橋、池袋、東新宿あたりのカフェ


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標準アプリが不便なので、爆速セットできるタイマーアプリ作った

以前から欲しかったので、爆速でセットできる死ぬほどシンプルなタイマーアプリを作った!無料です。爆速タイマーで検索すると見つかる。

爆速タイマーのダウンロードはこちらから。

このアプリは今まで作ったものの中でダントツにシンプルだけど、自分が頻繁に使うために作りました。

なぜ、いまさらタイマーアプリを作ったか?

僕はiOSの標準アプリのヘビーユーザでありまして、もう毎日のように使っている。

どんな時に使うかというと、まずは毎日の作業時間のタイマーをセットするため。

これは数時間単位でセットするから特に問題ないのだけど、ラーメン作る時とか、数分レベルの時間をささっとセットする時にはとても使いにくい。。

まずiOSのドラムUIのタップできる範囲が狭く、なおかつ5分とかにぴっちりと合わせるのに気を使い、その後にセットボタンを押さないといけない。

また、電車で降りる時間をセットする時にもタイマーを使う。

例えば、池袋から渋谷に地下鉄で行くとする。乗り換え案内で乗っている時間をチェックして、電車に乗車する時にタイマーを12分とかでセットして、到着する頃にちょうどタイマーが鳴るようにしておくのだ。

これで、「つぎ降りる駅かな?いや、まだ新宿すぎたところか。。チラチラ」といちいち乗り過ごしを気にする事なく、読書とかスマホいじりに集中できるわけです。

ちなみに、降りる駅になったら知らせるアプリがよいかと思ったけど、結局は乗り換え案内見た後に、タイマーセットするのが一番単純で楽でした。

こんな感じで、数分単位のタイマーを使うことはよくあるのに、標準のタイマーアプリをセットするのがサクッとできないのが毎日のアキレス腱になってて胃が痛い思いをしてた。

世に出てるタイマーアプリを試す

じゃあ、アップストアには使いやすいタイマーアプリがあるはずだと思って片っ端から試してみた。

しかし、いろいろなカスタマイズ機能とか、見た目がクールだとか、そういう方向性のものは多いのだけど、ずっと使い続けるのに重要な起動 => タイマーセットという動作を突き詰めたものが見つからない。

なので、こうすれば一番すばやくタイマーセットできるだろうというUIを考えた結果、最初から1分〜90分まで最初からセットされているリストをスクロールして、タップしたら自動的にスタートするというUIにたどり着いた。

もちろん押しやすいようにボタンの大きさも広めに調整。これで自分の用途にはぴったりだ。最高だ。シンプルイズベスト!他に余計な機能はいらない!

友達に見せたら「これ、1分30秒とかにセットしたい時はどうすんの?(笑)」という心ないツッコミが入ったが、「そんなものは必要ない。なぜなら朕が欲しないから」と、日露戦争前のニコライ二世ばりに断言して黙らせときました。

まあ、さすがにカスタマイズあったほうがいいかなと思ったけど、そういうのは万が一人気が出て要望があった時に検討すればよいかと。

バックグラウンド時の動作

バックグラウンド時でサイレントモードの時に音を出すのはiOSの標準アプリにしか出来ない動作なんですよね。

自分は常にバイブモードで使ってるので、ここが一番のキモだった。サイレントモードじゃなければ大きな音なるから大丈夫だけど。

いろいろな他のタイマーアプリを試したところ、ここは仕様的にどうしようもないようだ。

なので、爆速タイマーでは、通知を何回か連続で出して気づかせるという仕様です。複数回通知きたらサイレントモードでも振動でなんとか気づくかなと。

ちなみに、バックグラウンド時にはアプリ動かず、通知をスケジュールするだけなので電池の消耗も心配いりません。

アップストアの説明について

毎回いろいろな新しいことをちょくちょく実験してるのだけど、爆速タイマーではアップストアの文面を変えてみた。

アプリの説明文で、「なぜ作ったのか?」という文章を書いてみた。

機能を羅列しても誰も読まないだろうし、そもそも機能らしい機能もないので。

実はあまりにシンプルすぎてストア並ぶ前に審査落とされるのではと心配だったけど、あの説明文を読んでくれた担当者は、「なるほど、そういうことね」と承認してくれたのかも知れない。

料理とか、作業時間とか、さくっとセットしたい時に便利なのでよければ使ってみてください。

爆速タイマーのダウンロードはこちらから。


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