僕は移動中も耳で本を読みたくて、その執着から本を自炊、テキスト化した後、PCの読み上げソフトでmp3作ってiPodで聞いたり、最終的にはLisgoやVoicepaper音声文庫などを作りました。

たぶん、テキスト読み上げに対する執着の世界ランクでは上位にいると思います。

そんなこともあり、ずっと、「ああ、Kindleの書籍がもっと快適に読み上げで聞けたらなあ」と夢想していました。

そんな自分に最高のアップデートがiOS8のボイスオーバー機能でありました!これは、地味なのでみんな気づいてないけど、かなりでかい!

個人的にiOS8の目玉アップデートはこれです。

Kindleはボイスオーバーでオーディオブック化する

まず初めに、ここから話さないと初めての人はなんのこっちゃわからんと思うので、Kindleのボイスオーバーについて。

実は、昔のKindleのiOSアプリは読み上げで聞くことができなかったんですが、少し前からKindeアプリがVoiceoverに対応するようになったんです。

そして、このVoiceOverを使えば、Kindeの本を移動中など目で読めない時に耳で聴けるのです!

最初は音声の質に慣れないけど、びっくりすることに、しばらく使ってると方言みたいに慣れて気にならなくなる。

iOS7時代のボイスオーバーの問題

iOS7の時からボイスオーバーでKindleの本は読み上げることができてたんだけど、これ、ボイスオーバーという視覚障害者向けの機能なんで、アプリをバックグラウンドにすると読み上げがストップしちゃってたんですよ。

じゃあ、どうするか?

そんな時は、ポケットに入れてもiPhoneの画面に触らないように、画面をカバーする形のiPhoneケースをずっと使っておりました。

これならポケットにいれても止まらない。

ただ、iPhone6Plusとかでこういうケース使うと、タダでさえでかいのに片手で操作がすごくやりにくい。できれば、フタのない普通のケース使いたいなあと思ってました。

iOS8のスピーチ機能でフタ問題が解決

ところが、iOS8のボイスオーバーでは、設定にあるスピーチ機能に進化がありまして、このフタ問題が解決するのです!

このスピーチ機能でボイスオーバーへのスイッチも以前よりかなり楽になった。

まず、iOSの設定=>一般=>アクセシビリティ=>スピーチで、スピーチ機能の画面に行く。そして、選択項目の読み上げをオン、画面の読み上げをオン、もう一つ重要な内容を強調表示にオンにする。

この内容を強調表示をオンにすることにより、画面を触っても読み上げが止まらなくなるのだ!まったく違う使い方してる気がするけど、とにかく画面に触っても読み上げがストップしなくなるので、ここが重要!

あと、スピーチ設定の画面から、声=>日本語と進んで、高品質の音声をダウンロードしておこう。

iOS8の目玉アップデートとして、この機能をちゃんとWWDCのKeynoteで発表しとくべきだったと思う。

動画の後半でページも自動的に切り替わり、画面にタッチしてもスピーチ機能が止まらないのがわかると思う。

ただ、弱点として、Kindleの本でグラフとか絵が挿入された時はスピーチが止まっちゃうんですけどね。

読み上げ生活が快適に

Kindleがボイスオーバーに対応してからKindle本の購入率が格段にあがりました。iOS8のスピーチ機能でさらに購入率が上がり続けています。

今までは紙の本を購入して、OCRでテキスト化して、Voicepaperで読み上げて聞いてましたが、Kindleとスピーチ機能で使用頻度が減ってしもうた。まだまだ試験勉強とか語学学習などいろいろ用途はあると思うけど。

最近の読み上げ生活はKindleとLisgo、Podcastの三本柱です。

*参考
自炊本をオーディオブック化する過程で作ったiPhoneアプリ、Voicepaperが出来るまで


*家計簿読み上げのアプリ作ってます。自己紹介と過去ログはこちら