ほぼ日の対談がすごい面白い。すごいオススメ。

宮本茂x糸井重里 一人では作れないもの

ForGamerで前社長の岩田さんのプログラマとしての伝説を讃えるという記事も面白かったんだけど、その後についでに読んだこっちがさらに面白かった。

ジョブスを失ったアイブ

亡くなった岩田さんの話から始まるんだけど、宮本さんの中では岩田さんにアイデアや考えを話してキャッチボールするのが日常だったらしい。自分の脳みその一部が亡くなったようだと言ってる。

ジョブズを失ったアイブみたいだなあと思いながら、仕事上でアイデアをぶつけられる人間が近くいるってすごい幸せな人生なんだなと思った。

これは、ただ聞いてもらえるだけで精神が癒されるっていう次元より高度なことで、前提となる知識を共有しないといけないし、言ってることを汲み取ってくれた後、違う角度の意見をもらえるというだから、レベルが高い。

山内さんの銅像

この対談で、任天堂創業者、山内さんの銅像を建てるべきという提案を糸井さんがするんだけど、ここが一番面白いところだった。ハイライト。

ディズニーランドに行くと創業者とミッキーの銅像があって、おとぎの国だけど、あれがまずあることに意味があるんだと言っていて、なるほどな、深いなと妙に納得してしまった。

山内さんの銅像があると、社員が好き勝手暴れやすい、箱庭みたいな雰囲気になるんだろうか。仕事する時の成果って環境づくりでかなり決まるなあと考えているので、特に面白かった。

長期的な視点で開発する

任天堂はロングヒットのゲームが多く、短期的に売り切って終わりじゃなくて長期的な視点で考えるから、細かいところも良いものにしようという意識の人が多いらしい。

短期的な部分を追うとダークサイドに陥りやすいので、この視点はどの分野でも似ているなと最近思った。仕事でも、趣味でも、人間関係でも。

ブログ記事も、短期的なシェア数より、数年にわたって読まれるコンテンツを書きたいし、毎日の仕事も3年、5年と続けられて充実する方法がいい。

こんなことを考えてる時に、福野礼一郎のそれ以後という本をたまたま読んだ。

すると、「雑誌は生もので数年後に読まれることを前提にはしてない。新鮮なものを立ち止まらずに前へ前へと進んで行きたい」というカーグラフィック代表の前書きを読んで、なるほど、こういう考え方もあるなと面白かったです。

タイアップ記事について

これ、マリオメーカーのタイアップ記事にもなってるけど、話の8割はあまり関係ない内容で、全然そういう雰囲気がない。

最近は、PRをつけないステマ記事とかがネット界の問題なってるけど、これはタイアップのあるべき姿なのかなと思った。この前読んだおもころかどっかの、カツラ将棋棋士が出てくる記事も内容は関係ない方向に飛びつつ、タイアップという面白い内容だった。

これ、まず対談したくて、ついでにマリオメーカー紹介しますかという流れかもしれないけど。

ちなみに、マリオメーカーの紹介を見てたら、漫画メーカーというのを作ってくれないかなと思いました。プレイヤーはコンテを書くだけでよくて、最終的な絵柄はゲーム側で仕上げてくれる感じで。やる夫シリーズメーカーぐらい簡単なイメージでもいい。

GT6のコースメーカー、RPGツクール、マリオメーカー、マインクラフトと、創作系の分野がどんどん盛り上がって欲しいところです。


*家計簿読み上げのアプリ作ってます。自己紹介と過去ログはこちら