BALAJI SRINIVASANのSoftware Is Reorganizing the Worldという記事が面白すぎた。

ソフトウェアやクラウドの普及により、コミュニティ、国のありかた、人々の移動、移民、新しいサービスや生活スタイルが、現在進行形でどのように変わっているかという内容。

もう、最近読んだ記事のなかでピカイチの面白さ。素晴らしい。新規事業のアイデアを考えている人にもオススメ。

全部紹介していたら長過ぎて疲れてしまうので、クラウドとスマートフォンの普及により、物理的なサービスがどうデジタル化されていっているかの話に絞ってみる。

ソフトウェアが世界を飲み込む

Software is eathing the worldという話は、ネットスケープを作ったマークアンドリーセンが話して、とても話題になった言葉。今回のBalajiさんの話は、このアイデアを掘り下げつつ、実際に起こっている事例の紹介やリンクがたくさん紹介されてる。

僕が最初にこのアイデアを聞いた時は、そうか、確かにいろんな事がソフトウェアでデジタル化されてるもんな。会計とか財務処理とか、昔は紙や人力でやってたものがどんどんデジタルサービス化されていくのか。と単純なイメージを持っていた。

なので、「でも、物理的にデジタル化できないものはそうはいかないよな。。」と最初は思ったのです。

しかし、最近は、自分の家を他人の宿泊場所として貸し出すAirbnb、タクシーを楽チンに呼べるUberなど、物理的な商品だと思われていたものにどんどんソフトウェアによるサービスが進出している。

こういう事例を見ていると、「あれ、待てよ。ソフトウェアが世界を支配するとはこういう事なのか。あれれ。」と考え直した。

この時、確かにソフトウェアが物理的なものやサービスにどんどん進出して、モバイルの普及と共にイノベーションが起きているというのはなんとなく理解できたんだけど、物理的なものとデジタル化できるもの、この二つの組み合わせがはっきりと分かっていなかった。

でも、今回のBalajiさんの記事でスッキリしました。

物理的な商品がデジタル化できない時、インターフェイスがデジタル化する

テクノロジーの未来はロケーションベースのアプリではなく、地理的状況を重要ではなくすることらしい。

しかし、すべてがモバイルになり、ポータブルになる事はできない。移動、インフラ、食事、衣服などはどうなんだろうという疑問に対して、「インターフェイスがデジタル化する」という分かりやすい説明をしている。

例えば、アメリカでは車を所有する割合が減っていて、タクシー配送サービスのUberや、相乗りサービスのLyft以外にも、車のシェアサービスがどんどん増えているようです。

車をオンデマンドでレンタルできるサービスがどんどん増えていっている事によって、物理的なものを所有することから、オンデマンドな世界にどんどん世界が移り変わっている。

この記事の面白いところは、物理的な商品やサービスが、どんどんデジタル化されたり、オンデマンド化されてる事例がたくさん乗っているところ。

Food as a Serviceとかファッションをレンタルするサービス、自転車のシェアの移動系など様々なサービスのインターフェイスがデジタル化されてる。

財布のインターフェイスもデジタル化されてきてる。

ドアの鍵も。

新しいアイデアは無数にありそう

クラウドとスマートフォンの普及により、様々な物理サービスのインターフェイスをデジタル化するトレンドが世界的に起こっているようだ。

物理的な所有をなくし、シェアするというアイデア自体は以前からあったと思うけど、その体験をスマートフォンやクラウドを使ってデジタル化する事のメリットは凄く大きい。

日本でも、いろいろなサービスのインターフェイスをデジタル化すると利便性が高まるものがたくさんあると思う。特に、東京という世界でも人口が密集していて、なおかつインターネットの速度が高速な都市でこそ可能なアイデアとか。

プログラミングしてると、すべてテクノロジーだけで解決できるアイデアを考えて、無意識に物理的な要素が侵入してくるサービスを却下しちゃいがちなんだけど、これはいかんなと思いました。

まあ、リアルな部分が絡んでくると、デジタルだけの時に比べて初期コストもかかるしスケールも簡単ではないのだけど、デジタルオンリーの分野はあらかたやりつくされていて競争も激しく、物理的な部分を組み合わせた分野のほうが開拓地が広がってそうです。

逆にいうと、今までデジタル化とは関係ないと思っていた分野でも、デジタル化に適応できないサービスは衰退してしまう可能性が。

インターネットの普及はほんの始まりにすぎず、スマートフォンとクラウドが普及してきた今からが、ソフトウェア革命の本番なのかもしれません。

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